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横浜水道みちを行く

横浜水道みちの事なら何でも知りたがり屋の管理人がその取水源を探訪します。

其の724 境川・鶴金橋上流の遊水地を訪ねる・東京都町田市金森

 2月4日(木)、お天気が良かったので東京都・神奈川県境を流れる境川を散策しました。

境川・鶴金橋上流
JR横浜線町田駅下車、近くに境川が流れています。左岸沿い「境川ゆっくりロード」(歩行者自転車専用道路)をぶらぶら下流へ歩いていくと遊水地が見えてきました。画像は境川ゆっくりロードから上流を見たところです。境川は河川改修により川幅が広くて深い直線化した川になっています。


境川・鶴金橋上流の遊水地
ゆっくりロードの内側が遊水地となっています。
掘り込式の遊水地で周囲に柵はなく歩行者は自由に出入りできます。左手前の黒いフェンスで囲った施設は排水口(吐出口)です。

この遊水地は東京都建設局が造った治水施設です。南多摩東部建設事務所HPによると容量は約15,500㎥です。


境川・鶴金橋上流の遊水地
遊水地の北側はこのように大きく蛇行していて、河川改修で直線化する前の境川旧河道を見ているかのようです。


今昔マップで確認します。(今昔マップ on the webより)

昭和50年二改版(1975~1978年)の地図です。境川は直線化されていますが旧河道も示されています。昭和41年改測(1965~1968年)に切り替えると旧河道のみの表示となります。旧鶴金橋の西側が現鶴金橋です。
昔の境川はこのように自由気ままに蛇行していました。
この遊水地は境川旧河道、河川敷を掘り込んで遊水地として活用していることが分かります。


境川・鶴金橋上流の遊水地の越流堤
境川・鶴金橋上流の遊水地の越流堤
遊水地の中に入りました。遊水地から見た境川左岸堤防・境川ゆっくりロード。上部に開口があります。34個のボックスカルバートを並べた越流堤です。境川が洪水になるとここから滝のように落下し、あっという間に広い池に変わると思います。


境川・鶴金橋上流の遊水地の排水口
スクリーン付き排水口(吐出口)です。遊水地に溜めた水の出口は唯一ここだけです。越流堤からどっと流入した洪水は、排水口サイズが越流堤に比べて極小(オリフィス)なため、遊水地に貯留することになります。川側にフラップゲートが付いているので、ここから境川の洪水が逆流することはないですね。


境川・鶴金橋上流の遊水地の越流堤、排水口
右岸から見た越流堤。下流側にフラップゲート付きの排水口(吐出口)が見えます。


境川・鶴金橋上流の遊水地のフラップゲート排水口
角型フラップゲートです。洪水になると河川水の水圧が遊水地方向にかかるのでゲートは閉の状態になります。境川の洪水が収まり川の水位が下がると貯留水の水圧が川の方向へかかるのでゲートは開となり排水されます。遊水地に貯留・排水する仕組みは、オリフィス+このようなゲートの働きと思うのですが、フラップゲートは水圧による自動開閉なので管理が楽ですね。ただしゲートに物が挟まると閉じないのでスクリーンはそれを防止するためと思います。脇にメンテ用の梯子が付いていますね。


境川旧河道・鶴金橋上流
遊水地の下流側に旧河道が残っていました。現在の境川に比べるとうんと浅いです。


境川旧河道・鶴金橋下流
こちらは鶴金橋下流のゆっくりロードから見た境川旧河道です。やはり浅い川ですね。

この遊水地は、以前境川旧河道を探訪したときに載せましたが、遊水地テーマとして改めて取り上げました。

旧河道テーマの過去記事です。

「其の249 蛇行する旧境川河道跡・鶴金橋付近」


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