
一つ目の庚申塔はかなり大型です。正面に「青面金剛」と刻まれています。この写真は昨年5月に勝坂遺跡公園近辺を散策したときに撮ったものです。私は当時「青面金剛」と読めず何の石像か分からず発表を躊躇っていました。最近になって相模原市立博物館HP「民俗の窓」で偶然同じ写真を見つけ庚申塔である事が分かりました。この庚申塔は県道46号線新磯小入口交差点角に立っています。

両側面に文字が刻まれていますが判読できず造立年などは不明です。

台座に彫られた「三番叟」(さんばそう)を踊る三匹のお猿さんです。三猿「見ざる・言わざる・聞かざる」はよく見かけますがこれは珍しいですね。その下に「摠村中」の文字が見えます。


新磯小入口交差点を西へ入ったところにこの庚申塔群があります。同じサイズの文字塔の庚申塔が34基並んでいます。上記博物館HP「民俗の窓」に紹介記事があり知りました。未だ見たこともない珍しい庚申塔なので間を置かず1月29日(金)に見に行きました。

側面に造立年が刻まれています。
「明治五年壬申春祭」とはっきり読み取れます。明治五年壬申(みずのえさる)は1872年、今から149年前です。
新磯小入口交差点の位置です。
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