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横浜水道みちを行く

横浜水道みちの事なら何でも知りたがり屋の管理人がその取水源を探訪します。

其の714 陽光台雨水調整池を訪ねる・神奈川県相模原市南区

 境川の風間遊水地を訪ねたその足で陽光台雨水調整池を訪ねました。以前から一度訪ねたいと思っていたところです。

陽光台雨水調整池・相模原市南区
雨水調整池は町中でよく見かけますが、いずこもフェンスで囲われ中に入ることは出来ません。陽光台雨水調整池は公園を兼ねているので青天の日であれば中に入れます。これは南側から見た陽光台雨水調整池です。周りより低く掘られた掘込式の池です。池斜面に植えられた桜は古木となり桜の名所となっています。


「下溝古山公園・陽光台雨水調整池」施設名プレート
北側の「下溝古山公園・陽光台雨水調整池」施設名プレート。晴天時は野球やサッカーのグランドとして、雨天時は雨水調整池となります。


陽光台雨水調整池の標識
近くに掲げてあった陽光台雨水調整池の標識です。

名称:陽光台雨水調整池
所在地:相模原市南区下溝2348ほか
面積:22,350㎡(約6,761坪)
容量:36,200㎥
完成年度:昭和57年度
管理者:相模原市 連絡先:下水道保全課



私の関心は雨水がどこから入り、どこから出て行き、どこへ流れていくかです。順に巡ります。
陽光台雨水調整池
これは北東の隅にある管理用通路のスロープです。スロープ脇に鉄製観音開きの扉があり施錠されています。「危険!関係者以外立入禁止!」の警告文字。入るつもりはないのですが、中が気になります。パンチングメタル状の穴からカメラで覗いてみました。


陽光台雨水調整池・トンネル水路
中の様子です。トンネル水路ですね。水気はなく乾いています。西の方から来てこちら側、南へカーブしているので雨水は観音開き扉から調整池に流れ込みますね。穴が無数に空いているので扉が閉じていても流入すると思います。


陽光台雨水調整池・水位目盛り
これはスロープ下の水位目盛りです。H.W.L2.31m。護岸上縁は4.0mと読めるので陽光台雨水調整池の深さは4.0mです。


陽光台雨水調整池の水門
観音開き扉の西側に水門のような施設がありました。晴天なのでゲートは閉じています。この奥に町中の道路側溝から始まり⇒雨水下水管⇒幹線雨水下水道へ流れる下水道吐口がぽっかり穴をあけていると思います。


陽光台雨水調整池の水門
池の周り、地上から見た上記水門と管理橋。


陽光台雨水調整池のテレメータ
管理橋脇のテレメータ。水位データを管理者の相模原市庁舎へ送信していると思われます。

水門の役割について私なりに考えてみました。(愚考です)
雨水の流入があればゲート開、設定水位H.W.L2.31mに達したらゲート閉、つまり流入量制御をしていると思います。ゲート操作は遠隔?または職員が駆けつける?は分かりません。たぶん遠隔操作と思います。
設定水位H.W.L2.31mに達しゲートを閉じた後も大雨が止まなかったらどうなるか?町の雨水下水管マンホールから水が吹き上がり内水氾濫となりますね。幸いなことに昨年の19号台風の時にそんなニュースはなかったですね。良かったです~。


陽光台雨水調整池の空気抜孔
逆J字型の鉄パイプ。これは何でしょう?トンネル水路の上に立っているのでトンネル水路の空気抜孔と思います。雨水流入時に排気、貯留した雨水の排水時に吸気するんでしょうね。

神田川・環状七号線地下調節池御廻公園調節池にはもっと大規模な空気抜孔(換気塔)が設置してあります。


陽光台雨水調整池
水門と観音開き扉の位置関係です。グリーンの円が水門、黄色の円が観音開き扉。赤い矢印は水位目盛りです。


陽光台雨水調整池
これはグランド周囲の溝と桝です。


陽光台雨水調整池・排水ゲート
溝はグランド南西隅のこの施設に繋がっています。位置からするとこの施設は排水ゲートですね。ゲートは常時閉の状態で、開にするのは排水時のみと思います。


陽光台雨水調整池・排水ゲート
ここにも水位目盛りがありました。設定水位H.W.L2.31mです。排水ゲートは大雨が収まった後排水するので流入側に比べゲート巻上機は一軸のみで小さめです。次の大雨に備えて排水し、池を空っぽにします。神田川・環状七号線地下調節池を見学したときに貯留した水を二日がかりで排水する。その根拠は二日以内に再度集中豪雨が来ることはないからと学びました。こちらもたぶん同様に二日がかりで排水すると思います。


陽光台雨水調整池
排水ゲート管理橋から見た陽光台雨水調整池。桜の古木が目立ちます。昭和57年度完成ですからね。

さて、排水ゲートの先はどこへ流れていくのでしょう。相模原市HPに排水方式は自然、放流先は姥川とありました。ここは相模原台地の河岸段丘最上段、相模原段丘面の縁に位置しています。姥川は道保川、鳩川と共に中段の田名原段丘面を流れる川です。崖下の姥川に自然流下で放流するということです。その経路は地下トンネルなので窺い知ることが出来ませんが、市庁舎下水道施設課へ行き端末の下水道施設台帳平面図を開けば確認出来ます。数年前に別件で見にいったことがあります。今でも変わらず見られると思います。

今日は大晦日。武漢ウイルスに翻弄された一年でしたね。来年は辛丑(かのとうし)年、平穏な年になってほしいものです。皆さまどうぞよいお年を。


下溝古山公園・陽光台雨水調整池の位置です。


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