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横浜水道みちを行く

横浜水道みちの事なら何でも知りたがり屋の管理人がその取水源を探訪します。

其の705 笛吹川の治水施設/万力林と霞堤・山梨県山梨市

 10月26日(月)、笛吹川の治水施設・万力林(万力公園)の中を歩いてきました。

万力林(万力公園)霞堤
笛吹川右岸、万力林南端の霞堤です。下流の橋は根津橋。
万力林は万力公園「万葉の森」として整備され、園内には駐車場もありゆっくり散策できます。


万力林(万力公園)霞堤
根津橋に立つと霞堤はこのように見えます。右岸堤防の不連続が良く分かります。


根津橋です。
笛吹川の根津橋
笛吹川に架かる根津橋
初代の根津橋に代わり平成6年に架けられた新橋です。


初代根津橋のモニュメント
根津橋たもと、初代根津橋のモニュメントです。案内板によると山梨市出身の実業家、根津嘉一郎翁が私財を投じて大正12年に架橋。翁の偉業をたたえ根津橋と命名。


万力林(万力公園)案内板
万力林(万力公園)案内板
霞堤付近に立つ万力林についての案内板です。万力林は図のように笛吹川右岸にあります。(南北が逆になっています)。詳しく書かれていますが、その要旨を記します。画像をクリックすると拡大します。

万力林について
もし洪水時に笛吹川が氾濫した場合は、密生している松の大木の中を流れることにより、水の勢いを弱め、流木や土砂を防除するとともに下流部の開口部(霞堤)から笛吹川に戻す治水施設です。

霞堤とは
堤防と堤防の間にすきまを作り不連続とすることにより洪水時には開口部から河川からの洪水が逆流し河川の水位を下げることや、支川の排水や内水排除を行うなどの機能がありますが、万力林の霞堤は、主に急流河川である笛吹川の洪水があふれた時、氾濫水が拡大しないように開口部から河川へ戻る役目をしています。  国土交通省 甲府河川国道事務所
 
(現地案内板より抜粋)


万力林(万力公園)霞堤
霞堤の間を流れる小河川です。上の案内図にあるようにちどり湖を発し万力林の中を流れ、私の背後で笛吹川に合流しています。今日はここからスタートして万力林を一周します。


万力林(万力公園)霞堤
上流側霞堤の端っこです。小河川は画像左側を流れています。階段があるので堤防の上に上ります。


万力林(万力公園)
笛吹川右岸堤防天端の道です。左側は万力林。


万力林(万力公園)と万力大橋
万力大橋の手前まで遡りました。近くの案内板にこんなことが記されていました。
万力林は武田信玄の頃、防水林として松を植えたと伝えられ、雁行堤防(甲州流防河法)の一部が残っている。
雁行堤防(がんこうていぼう)はうっかり見逃しました。失敗。


古今和歌集歌碑  古今和歌集歌碑
堤防上に古今和歌集で歌われた歌碑が建っていました。
しほの山 さしでの磯に住む千鳥 君が御代をば 八千代とぞ鳴く  (古今和歌集 第一六三二番歌)


万力林(万力公園)付近差出堰
さらに上流へ。堤防天端の道は藪に変わりました。上流から見て笛吹川が左カーブした地点に堰があります。案内図にある差出堰です。


万力林の越流堤
堤防天端から堤内に下りると、上記藪の堤防はこのように見えます。私には笛吹川が左カーブしていることから洪水時に洪水が流入しやすい越流堤のように見えました。藪の部分は堤防が一段低くなっていると思います。


万力林の取水樋管ゲート
越流堤の上流側に農業用水と思われる取水樋管ゲートがありました。笛吹川が左カーブする直前にあるので取水しやすい位置です。上流の橋は亀甲橋。


差出堰改修記念碑
越流堤付近の差出堰改修記念碑と右側は何かの記念碑と思われますが判読できませんでした。


万力林のちどり湖
取水樋管ゲートから取り入れた用水は(画像奥から)ちどり湖に入ります。笛吹川が洪水になると右側の藪の越流堤を乗り越えた濁流が一気にここへ流れ込むと思います。


万力林ちどり湖
万力林ちどり湖
ちどり湖と水の流れ。溢れた水は万力林へ向かいます。


万力林へ向かうちどり湖の水
ちどり湖から万力林へ向かう二本の流れ。


万力林を流れる小河川

万力林(万力公園)  万力林を流れる小河川
万力林を流れる小河川。


万力林の水神様
水神様が祀ってありました。


万力林の吊り橋  万力林の分水ゲート
吊り橋や分水ゲートがありました。


万力林を流れるみどり湖の水
万力林(万力公園)のホタルの看板
豊かな流れとホタルの幼虫保護願いの看板。夏にはホタルが飛び交うみたいです。


万力林(万力公園)鹿園
鹿園がありました。


万力林(万力公園)
万力林を抜け開けた霞堤付近に戻ってきました。


万力林(万力公園)霞堤を流れる小河川
根津橋上流で笛吹川へ戻っていく小河川です。


根津橋たもと笛吹川堤防の馬頭観音像
今日の探訪記念は根津橋たもとに祀られた馬頭観音像です。
お馬さんは昔から農耕用、荷役用として大事にされてきました。


万力公園「万葉の森」では約50種類の万葉植物を見ることが出来、森の中には春夏秋それぞれの道が設定され、四季折々の花が楽しめるそうです。見逃した施設もありもう一度訪ねたいですね。

万力公園霞堤の位置です。(地理院地図より)


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