途中、相模川左岸幹線用水路に再会し懐かしく楽しい散策となりました。(^σ^)

10月11日(日)、JR相模線倉見駅ホームからの眺めです。
富士山は、相模原市からは丹沢の山々に邪魔をされて望めないのですが、ちょっと南へ下がるとこうして毎日眺めることが出来ます・・・羨ましいですね。

倉見駅からてくてくと目久尻川に架かる旭橋までやってきました。上流側を見ると相模川左岸幹線用水路(以下左岸用水路)が水路橋で渡っています。

目久尻川左岸道路から見た左岸用水路上流方向です。通水が終わっていて流れはありません。

同下流方向です。低地の田んぼを水路橋(寒川掛樋)で渡る左岸用水路。遠くの茅ヶ崎市室田終点まで送水するので標高維持のために水路橋として施工されました。


その下流、寒川町小谷(こやと)3丁目付近の左岸用水路とコスモス。この付近で排水路と左岸用水路が立体交差しています。その様子も見てきたのですが過去記事と重なるので省略します。お時間と興味のある方は下記をご覧ください。
其の36 左岸用水路を歩く・才戸から室田へ①

そうこうするうちに小動神社に到着しました。
ここは神奈川県高座郡寒川町小動480

小動神社
御由緒:創立年月日は不詳ですが、神仏混淆の時代から鎮座していた念宗寺境内の村社御嶽神社と部落東部の稲荷神社を小動中央に位置する日吉(ひえ)神社に明治二十九年三月に合祀して小動神社と称した。
御祭神:
日本武尊 (やまとたけるのみこと )
倉稲魂命 (うかのみたまのみこと)
大山祇命 (おおやまつみのみこと)
(神奈川県神社庁HPより)

小動神社拝殿と本殿です。石像物が写っていますよ。

左から庚申塔、地神塔、笠付きの塔、石祠。

お目当ての庚申塔です。主尊は怖いお顔の青面金剛、二臂で右手に剣を持ち、左手にショケラをぶら下げています。青面金剛は六臂が多いのですが二臂は珍しいと思います。それもショケラさん付き。上部に日輪月輪の線刻、下部に三猿が刻まれています。

ショケラさんです。埼玉県のある博物館で庚申塔の説明板を見たのですが、ショケラを指して以下のような説明がありました。
三尸中(さんしちゅう)
人の体の中に住んでいる三匹の虫。庚申の夜、人が眠っている間に体を抜けだしその人がおかした悪さを天の神様に告げ口します。
ショケラ=三尸中と言うことでしょうか。

三猿です。左から「見ざる言わざる聞かざる」。邪鬼はいません。


・左側面に造立年月が刻まれています。「天保」とかろうじて読み取れました。1830~1843年なので幕末ですね。左下に「小動村」と刻まれていました。
・右側面に「右・左」と刻まれているので道標を兼ねていました。この像は小動村のどこかの辻に置かれていたかもしれないですね。

目的を達したので来た道を引き返しました。道端で見たヒメツルソバです。今年5月谷津川源流探訪したときに知った草花ですが花期が長いですね~。園芸種が庭から逃げ出して野生化したたくましい草花です。隙間が好きみたいですね。
小動神社の位置です。
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