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横浜水道みちを行く

横浜水道みちの事なら何でも知りたがり屋の管理人がその取水源を探訪します。

其の682 上野原用水④・黒田沢サイフォン・山梨県上野原市

 前回に続いて上野原用水施設探訪です。今回は黒田沢を水管橋で渡る黒田沢サイフォンです。

聖武連(しょうむれ)橋・山梨県上野原市
聖武連(しょうむれ)橋を通過しました。上野原用水案内マップによると付近に「聖武連開渠」の記述あり、開かれた普通の用水路を見られるかと期待したのですが発見できず。山や谷を越える用水路なので施設を見られるのは谷を越えるときがチャンスです。


中見山トンネル・山梨県上野原市
中見山トンネル直前です。鶴川は右側崖下を流れています。


棡原橋・山梨県上野原市
中見山トンネルの先、鶴川に合流直前の黒田沢に架かる棡原(ゆずりはら)橋です。


黒田沢・山梨県上野原市
棡原橋たもとから見た黒田沢上流方向の眺めです。黒田沢は左側谷底を流れています。


黒田沢サイフォン・山梨県上野原市
黒田沢左岸沿い道路から谷を覗き込むとありましたよ!お目当ての黒田沢サイフォン(水管橋)です。新旧2本の水管橋が谷を渡っています。水道管の水管橋はちょいちょい見ますが用水路の水管橋は珍しいですね・・・。左側の新水管橋にエアバルブが付いていますよ。


黒田沢サイフォン・山梨県上野原市
これは新しい水管橋です。橋脚が見えないのでパイプビーム形式の鋼管製水管橋と思われます。残念ながら樹木が繁り全体像を撮れません。谷底に下りれば最高なんですが術がないです。


黒田沢サイフォン・山梨県上野原市
こちらは古い水管橋。現在は使われていないと思います。上野原用水の完成は大正8年です。当時は現在のようなパイプビーム形式の鋼管は開発されていないはず。橋桁の上に何らかの導水管を敷設していたと思われます。橋脚は画像のようにレンガ製です。


参考にした上野原用水案内マップに水管橋の記述はなく「黒田沢サイフォン」とあります。
こちらのサイフォンはどのような形状でしょうか?見えない両岸部分が気になりますね。断面が逆U字型の管のことをサイフォンと呼びます。こちらのサイフォンは中空を渡っていますが、逆U字型はありえずU字型の逆サイフォンで渡っていると思います。中空を渡る逆サイフォン管は珍しく他に見たことがないですね。私は初見です。
用水路が河川と立体交差するとき、断面がU字型の伏越(ふせこし・逆サイフォン)で川底を潜るのが一般的なんですが、それらを普通に○○伏越とか○○サイフォンと称していますね・・・。こちら黒田沢サイフォンの名称はそれに倣っているのかも知れません。名称はサイフォンだけど実態は逆サイフォンと覚えておけば良いと思います。(^σ^)


上野原用水案内マップ
参考までに黒田沢サイフォン前に立つ「上野原用水案内マップ」の部分図です。三二山取入口から月見が池まで表示されています。(画像をクリックすると拡大します)


あとがき
用水路が逆サイフォンで河川と立体交差するケースを思い出しました。相模原畑かん用水路が鳩川を水路橋で渡っていました。本文で述べたU字型の逆サイフォンです。
其の80 相模原畑かん用水路6鳩川サイフォンは水路橋!?


黒田沢サイフォンの位置です。(地理院地図より)


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