
鳩川分水路上流の大盛橋にやってきました。大盛橋より鳩川上流を望む。固定堰があり左岸に水色の取水ゲートがあります。
これより上流は地元にいながら初めて歩く未知の世界です。
どのような川か、何が見られるか楽しみです。

その上流、広い川です。川幅は30m位ありそうです。鳩川分水路以南の鳩川に比べるとまるで別の川です。鳩川分水路が何故築造されたか頷けますね。右岸に沿って床固めブロックが敷き詰めてあります。カーブの外側は水勢で削られやすいので保護しているんでしょうね。上流の橋は八幡橋です。

八幡橋上流の落差工と魚道。下流に相模川へ落す新三段の滝があるので相模川から遡上する魚はいないと思うのですが・・・。魚が来るとすれば道保川からでしょうかね。

谷戸橋下流の蛇行する鳩川。河床は自然の岩盤のように見えますが人工的なものかも知れません。多摩川支流の平瀬川を歩いたときにもよく見かけました。カーブの外側にはやはり床固めブロックを敷き詰めています。

谷戸橋からは高水敷が遊歩道として整備され安全に歩けます。床固工(落差工)や護岸工でしっかり固めています。

石ころの河床になりました。上流の橋は上谷開戸橋です。

その上流、石橋より鳩川上流を望む。ゆるく蛇行しながら流れる鳩川。蛇行部に土砂や石ころが堆積しています。河床は自然のままみたいですね。

姥川との合流点です。左が鳩川で右は姥川です。床固めブロックの数が半端じゃないですね・・・。

さらに接近しました。中央にカモが一羽遊んでいます。左側の下庭橋を渡ったところにフェンスで囲われた施設が見えます。

カモは単独で採餌中のキンクロハジロでした。何を食べているんでしょうかね。図鑑を見るとキンクロハジロは潜水採餌カモの代表格だそうです。

フェンスで囲われた施設は雨水調整池でした。護岸に設置の梯子段の下に調整池の排水フラップゲートが見えます。

雨水調整池の中の様子です。相模原市が造った施設で「下溝鳩川第1雨水調整池」と言います。容量が814㎥の小規模な調整池です。

下庭橋上流右岸の親水護岸です。これより先は改修工事中のため通行止めです。上流の橋は県道52号線です。車が行き交うのが見えますが迂回します。

県道52号線から見た鳩川下流方向です。高水敷に挟まれた低水路になっています。

橋の脇から見ると水管橋が架かっています。懐かしいですね。
「水管橋 どこからどこへ 行くのだろう」 doushigawa
5年前に水道みちを歩いたことがあるのでよく知っています。
この鳩川水管橋は神奈川県営水道の北相送水管・中津支管と言い谷ケ原浄水場から愛川町の中津配水池へ向かっています。管径はΦ800mm。ここは地形を見ると田名原段丘面上にあります。

これは田名原段丘崖沿いに流れる八瀬川に架かる北相送水管・中津支管桧橋水管橋です。上記の鳩川水管橋の次に見られる地上施設です。場所は八瀬川の桧橋に並んで架橋されています。

桧橋から見た田名原段丘崖沿いに流れる八瀬川の下流方向。鳩川は左側の田名原段丘面を流れています。六反橋からは段差のある床固工を随所で見ました。知らず知らずのうちにこの高低差を上っていたんですね・・・。
田んぼの右側は相模川です。北相送水管・中津支管は昭和橋に添架された水管橋で相模川を渡り中津配水池へ向かっています。
桧橋水管橋の写真は
「其の68 神奈川県営水道みちを歩く5」 (2013/01投稿)より。

田名原段丘面に戻りました。県道52号線より鳩川上流を望む。左岸に雨水調整池のフェンスが見えます。

南側から見た雨水調整池。相模原市が築造した下中丸第2雨水調整池と言います。容量は4,243㎥。先ほど見た下溝の雨水調整池の5倍強あります。この上流右岸にはやや小振りな下中丸第3雨水調整池があります。ここはJR相模線原当麻駅付近です。
水管橋が懐かしかったのでつい道草をしました。今回はここまでです。次回に続きます。
今回のスタート大盛橋の位置です。
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