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横浜水道みちを行く

横浜水道みちの事なら何でも知りたがり屋の管理人がその水源を探訪します。横須賀水道みち、県営水道、企業団、東京水道みちなども。

其の454 鳩川源流を訪ねる⑤・勝坂六反橋~鳩川隧道分水路

 鳩川源流探訪の5回目です。1月14日(日)に探訪しました。

県道46号線・相模原市新磯小入口交差点付近
前回は勝坂六反橋まで進みました。川沿いを歩けないので県道46号線へ迂回。鳩川は県道46号線新磯小入口交差点前の七橋から県道沿い東側(写真右側)の崖下、原生林の中を流れています。

県道46号線・相模原市新磯小入口交差点付近
こんな急斜面下を鳩川は流れています。両岸共手つかずの自然のままです。川へ転落の恐れあり、決死の思いで崖の中腹まで下りました。暖かい時期はマムちゃんが棲んでいそうなところです。今の時期だからこそ可能です。

鳩川・山谷鳩川橋下流
原生林を抜けた川沿いの遊歩道を歩いています。ここは山谷鳩川橋下流付近です。

山谷鳩川橋
山谷鳩川橋です。

山谷鳩川橋の神奈川県の注意看板
山谷鳩川橋にかかる鳩川の管理者・神奈川県厚木土木事務所津久井治水センターの注意看板です。

鳩川の無名橋・相模原市上磯部
山谷鳩川橋のひとつ上流の橋です。橋名は不明ですが親柱に「大正十五年八月竣成」と刻まれています。古い橋です。良く持っていますね。

相模原市上磯部・鳩川沿いの田んぼ
その先は川沿いの道がなく迂回しました。左岸沿いに広がる田んぼに出てきました。

相模原市上磯部・鳩川沿いの田んぼ
構わず進むと行き止まりです。仕方がないので引き返し東側丘の上の道を北上します。この田んぼの水はどこから引いているのでしょうかね・・・。一応心当たりはありますがいずれまた。

相陽橋より鳩川下流を望む
迂回して上の写真の上流に架かる相陽橋へ来ました。相陽橋より鳩川下流を望む。先ほど歩いた田んぼが見えます。

相陽橋より鳩川上流を望む
相陽橋から上流を見ると鳩川は道路をトンネルで潜っています。鳩川水面にカスミ網やてぐすが張り巡らしてあります。カワウ対策でしょうか。

上磯部橋下流の鳩川
道路からトンネル上流の鳩川を見ました。前方の橋は上磯部橋です。橋の向こう側は原生林のような森で川らしい鳩川を見たのはこれが最後です。

上磯部橋より鳩川上流を望む
上磯部橋より鳩川上流を望む。鳩川は写真左側斜面下を流れています。フェンスがあり川縁へ下りられません。フェンス右側は道保川緑地公園です。

ここ上磯部橋から上流へ約200m進むと鳩川分水路(昭和63年完成)に突き当たります(下の地図参照)。たどってきた鳩川は地図上では鳩川分水路で分断されています。鳩川分水路の南側には初代の分水路・鳩川隧道分水路(昭和8年完成)があります。鳩川から相模川へ分水していた施設です。鳩川分水路にその機能を引き継ぎ役目は終えた施設ですが、今でも維持水の通水があり現存しています。


鳩川隧道分水路・制水門の位置です。

鳩川隧道分水路の制水門遺構
これが道保川緑地公園から見た鳩川隧道分水路の制水門の遺構です。水門巻上機(ゲート開閉機)が見えます。門扉が4枚の立派な制水門です。この制水門で鳩川を堰き止めていました。制水門から数十メートル下流で鳩川の流れが見られます。以下の写真です。

鳩川隧道分水路南の鳩川
上磯部橋から道保川緑地公園に入りフェンス沿いに上流へ歩くと鳩川の流れに再会です。左側が今たどってきた鳩川下流方向です。観察するとここより上流に流れはなくこの地点が事実上の鳩川の始まり=鳩川源流です。
これより数十メートル上流に上述の制水門の遺構があります。昔の鳩川の流れを堰き止め鳩川隧道分水路へ分水していた施設です。当時は制水門の調整により下流へ維持水として流していたと思います(先日見学した海老名分水路下流の鳩川のように)。現在は完璧に遮断され制水門より下流に流れは全くありません。

昨年5月、道保川源流を探訪した時にもここへ来ました。その時はこの写真地点の上流からも流れがあると思ったのですが、冬場のこの時期の観察で、流れはないと確認できました。今日の探訪成果です。(^σ^)/

じゃあ今までたどってきた鳩川の流れはどこから来たの? 
至極まっとうな疑問です。写真右隅から水路が合流しています。実はこの水路を遡ると意外なところ=道保川から来ているんですよね・・・。話が重なるので詳しくは「其の386」に譲ります。

道保川河口の取水施設
今日の道保川から取水の様子。ここは道保川河口(鳩川分水路入口)です。転倒堰で堰き止め鳩川へ河川維持水として送っています。


今回の探訪で鳩川隧道分水路以南の鳩川の始まり(鳩川源流)は道保川から引いた水であることを確認しました。昭和63年の鳩川分水路の完成により鳩川が分断されたためですが、維持水を流してやらないと鳩川の動植物の生存を含む河川機能が死んでしまうので当然の対応だと思います。

今回はここまでです。次回は鳩川隧道分水路の全てをお伝えする予定です。新たな発見あり! それではまたっ。(^σ^)

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コメント

やっぱり

鳩川分水路かなりややこしそうですね。ただ地図を見ていても、河川が急に太くなるだけで良く判りませんでしたが、やっぱり人工的に道保川との合流地点で一旦、流れの一部を相模川に放流していたんですね。次回、鳩川分水路楽しみにしています。絶対「三段の滝」も出ますよね。

  • 2018/01/20(土) 17:24:25 |
  • URL |
  • 地元ティー! #-
  • [ 編集 ]

Re: やっぱり

いつも応援コメントありがとうございます。自分では分かっているつもりでも皆様に分かりやすくお伝えするのは非常に難しいです。今昔マップで年代別に鳩川分水路辺りの変遷を知ることが出来、参考になります。「相模線下溝駅」で開けるのでお試しください。鳩川隧道分水路のすべてを次の回にご紹介できると思います。ただ今準備中です。「三段の滝」の写真も含みます。隧道分水路の花ですからね。それでは次回をお楽しみに。

  • 2018/01/20(土) 18:56:56 |
  • URL |
  • doushigawa #-
  • [ 編集 ]

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