横浜水道みちを行く

横浜水道みちの事なら何でも知りたがり屋の管理人がその水源を探訪します。横須賀水道みち、県営水道、企業団、東京水道みちなども。

其の438 荒川第一調節池・彩湖の治水利水施設巡り①

 利根川の利根大堰見学をきっかけに武蔵水路、秋ヶ瀬取水堰、朝霞水門、赤水門青水門など荒川の治水利水施設を探訪するようになりました。
12月3日(日)晴れ、まだ歩いていない荒川第一調節池・彩湖の施設を見に行きました。手始めに今回は越流堤の巻です。

荒川第一調節池越流堤
荒川第一調節池は荒川が台風などで増水したときに一時的に水を溜め下流部の洪水を防ぐために造られました。まず始めに洪水の流入口である越流堤を探訪しました。
これは羽根倉橋下流の荒川右岸堤防上からズームアップで撮った対岸の様子です。越流堤の全体像は対岸から眺めるのが一番と思ったので北朝霞駅からまずここへやってきました。残念ながら木々に遮られ全体像は見られません。左側のアスファルトのような黒っぽい斜面が越流堤と思われます。
(画像をクリックすると拡大します。)

羽根倉橋より荒川下流を望む
R463羽根倉橋より荒川下流を望む。荒川は下流の秋ヶ瀬取水堰で流れを堰き止めているので湖のようになっています。

荒川第一調節池越流堤
対岸近くでようやく越流堤が見えました。ズームアップしましたが堤防の一部区間が一段低くなっているのが分ります。堤防上をサイクリングする人がいます。

荒川第一調節池越流堤
羽根倉橋から見た越流堤。羽根倉橋をまだ渡りきっていません。堤防の東側は荒川第一調節池なので眼下の工事現場やその東側の秋ヶ瀬公園は調節池の中になります。

荒川第一調節池・囲繞堤
先ほど羽根倉橋から見た堤防上の道に出ました。堤防より上流を見ました。羽根倉橋が見えます。右側が荒川第一調節池です。
R463羽根倉橋の東500mくらいのところに秋ヶ瀬公園入り口の信号があります。信号から土手道に入り荒川の方へ戻ると荒川堤防へ出ます。この土手道は意識しないで歩いたのですが、後になり荒川第一調節池の上流端の堤防(仕切堤)と分かりました。

荒川第一調節池
荒川第一調節池の施設位置図です。(彩湖自然学習センター発行のパンフ「彩湖へいこう!」より)

図の中で右端が仕切堤、その下流側に越流堤があります。洪水時は仕切堤より下流、第一調節池排水門までの調節池内が水で満たされることになります。貯留量はなんと3,900万㎥です。
私が見学したことのある主な遊水地、調節池の貯留量を比較のため記します。桁違いの巨大な調節池と分かります。
●鶴見川多目的遊水地(横浜市港北区) 390万㎥
●境川遊水地(横浜市・藤沢市)90万㎥
●環状七号線地下調節池(東京都杉並区)54万㎥
●恩廻公園調節池(川崎市麻生区)11万㎥

図にあるように今歩いている堤防は荒川と調節池を仕切る堤防で囲繞堤(いぎょうてい)と言います。巨大調節池内の貯水池は彩湖(さいこ)と呼ばれています。貯水量は1,060万㎥。

荒川第一調節池越流堤付近の警報装置
囲繞堤を進んでいくと越流堤近くにこんなポールが立っていました。照明やスピーカーに監視カメラらしきものも見えます。越流開始の警報発令装置だと思います。もし警報発令時にここにいたら生きた心地がしないでしょうね。囲繞堤天端を羽根倉橋目指して走って逃げるしかないですね。警報装置は主に秋ヶ瀬公園内で遊ぶ人たち向けと思います。東側の左岸堤防(周囲堤)へ避難することになります。

荒川第一調節池・避難案内板
彩湖の管理橋付近にこんな案内板が立っていました。
サイレン50秒→休止10秒→サイレン50秒→休止10秒の繰り返し。

荒川第一調節池越流堤
警報装置近くにはこんな逆J字形パイプが。何でしょうかね・・・。
気になります。前方が越流堤です。

荒川第一調節池越流堤
越流堤の北の端に立ちました。堤防が一段低くなっています。延長は500mくらいありそうです。今回の探訪で一番見たかった施設ですが、いやいや凄いですね・・・初めて間近で見ました。調節池側の細長い池はたぶん減勢池と思われます。「減勢池とは越流堤から流入した水の流れの勢いを減少させるエリア」と鶴見川多目的遊水地を見学した時に学びました。(^σ^)
越流堤の表面はアスファルトのように見えました。全体的に緩やかなスロープ状に見えますが下から見るとそうでもありません。

荒川第一調節池越流堤
荒川側に少しだけ下って見上げると結構勾配があります。

荒川の洪水・鴻巣市糠田樋管付近
この写真は上流の鴻巣市にある武蔵水路の終点・糠田樋管から見た洪水時の荒川です。荒川が洪水になるとこんな風になります。糠田樋管の管理橋すれすれまで水位が上がっています。恐怖の光景です。(水資源機構現地案内板写真より)

今日はお天気で平安な眺めですが、こんな濁流が越流堤を越え調節池内へ流れ込むわけです。恐ろしいですね・・・。君子危うきに近寄らず。荒天の時は川には近寄らない方が無難です。とは言え怖いもの見たさで、昼間なら羽根倉橋からその様子を眺めてみたいですね・・・。

このあと他の治水利水施設を見学しました。次回に続きます。

荒川第一調節池・越流堤の位置です。


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