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横浜水道みちを行く

横浜水道みちの事なら何でも知りたがり屋の管理人がその水源を探訪します。横須賀水道みち、県営水道、企業団、東京水道みちなども。

其の429 大磯港の陸閘を見てきました・神奈川県大磯町

 10月18日(水)久しぶりに晴れたので近場の大磯港の陸閘(りっこう)を見に行きました。4年前に圏央道が開通したので相模原愛川ICから半時間ほどの道のりです。湘南は大変近くなりました。

大磯港
広い県営駐車場に駐車し探訪開始です。まず始めに大磯港の様子です。漁船が停泊しています。奥を横切っているのはR1・西湘バイパスです。陸閘は西湘バイパスの陸側に並行する堤防に設置してあります。

大磯町漁業協同組合
大磯町漁業協同組合の建屋と手前は魚市場です。

大磯港中央岸壁
こちらは西側の大磯港中央岸壁です。真っ黒に日焼けした太公望が大勢釣り糸を垂れています。水面にはボラの群れが泳いでいるのでボラ釣りかと思ったらクロダイ釣りだそうです。

大磯港案内図
歩き始めてすぐ陸閘は簡単に見つかりましたが、分かりやすい大磯港案内図看板を見つけたのでそれを資料にします。(画像クリックで拡大します) 図中青色●マークが陸閘の位置です。「防潮堤門扉」とあるのがそれです。全部で11か所あります。

陸閘(りっこう)とは日常あまり聞かない言葉です。
wikipediaより引用します。
陸閘とは、河川等の堤防を通常時は生活のため通行出来るよう途切れさせてあり、増水時にはそれをゲート等により塞いで暫定的に堤防の役割を果たす目的で設置された施設。
漢字辞典によると陸閘の閘は「ひのくち」とか「水門」の意だそうです。陸のゲートといった意味でしょうか。
上記案内図に「地震だ、津波だ、門扉から高台へすぐ避難」と書いてあります。陸閘は避難口であり避難が終われば堤防になるわけですね。

大磯港の陸閘・1号門扉
11か所の陸閘には西から順に番号が振ってあります。西の端にある1号門扉(陸閘のゲート)です。今は平常時なので横引式のゲートは堤防右側に収納してあります。いざという時は左へ引き出し堤防の役割をします。ここは車が通行可能な陸閘です。車が通行可能な陸閘は東にもう一か所ありますが後述します。

1号門扉銘板より引用します。(2号以下の門扉も同内容です)
大磯港港湾海岸高潮対策工事 アルミ合金製ゲート(横引式)
有効幅:4.8m 有効高:4.0m
製作年月:昭和56年3月 事業主体:神奈川県


大磯港の陸閘・1号門扉
横引式ゲートを見上げました。1号門扉、銘板、津波避難マークなどの表示があります。上部に操作盤が見えます。このゲートは電動式です。

ここ大磯には三年前(平成26年7月)高来神社御船祭りの御神輿を見に来たことがあります。この坂道に立ち御神輿が下るのを見ました。当時は陸閘の知識がなく何も感じなかったのですが今日はゆっくり見学でき良かったです。

小淘綾ノ浜
1号門扉付近海岸から見た西方向の小淘綾ノ浜です。

照ケ崎
近くのアオバトの群れが海水を飲みに来る岩場です。あいにく一羽も見かけなかったですね。地図には照ケ崎とあります。

大磯港の陸閘・2号門扉
東隣の2号門扉です。こちらは人道用の陸閘です。仕様は1号と同じ電動式門扉の陸閘です。

大磯港の陸閘・2号門扉、階段上の旧陸閘
階段上に昔の角落し用縦溝がそっくり残っていました。昭和56年以前、現在の陸閘が完成するまで使われていたのでしょう。

双体道祖神・大磯港堤防上
堤防脇で双体道祖神を見つけました。右側石祠の中。

熊野神社の庚申塔
こちらは近くの熊野神社境内の庚申塔です。下の方にお猿さんが三匹彫られています。天保十二年造立。

大磯港の陸閘・3号門扉
三番目の陸閘です。背景はR1・西湘バイパスです。

大磯港の陸閘・3号門扉
引戸式で手動です。ゲートは堤防右側に収納してあります。幅:3m、高さ:1mの3号アルミ合金製ゲートです。

大磯港の陸閘・3号門扉避難階段
陸閘から階段下を見ました。いざという時はこの階段を駆け上がり高台へ避難します。

「緊急避難口 大磯町」看板
階段の下の案内看板です。「緊急避難口 大磯町」。親切ですね。

大磯港・4号門扉
こんなタイプの陸閘もありました。これは堤防内(人が住む地域)から堤防をトンネルで潜り、撮影地点道路下をトンネルで潜り大磯漁港へ通じる道路です(車は通行止め)。出入り口にゲートが見えます。そばまで見に行きました。

大磯港陸閘・4号門扉
両開き式の幅3m、高さ2.5mの4号アルミ合金製ゲートです。波浪警報が出ると手動で閉じられます。人が通行するためのトンネルですが、仮に水路であれば排水樋管ゲートといったところでしょうか。

大磯港陸閘・7号門扉
5号6号8号は4号と同じタイプでした。これは7号です。引戸式ではなく片開き式アルミ合金製ゲートです。

大磯港陸閘・7号門扉
上記7号陸閘を堤防下の道路(大磯港臨港道路)から見ました。

大磯港陸閘・9号門扉
9番目の陸閘です。今は平常時、大形門扉は左側の堤防に収納されていますがいざとなれば右端を支点に90度回し道路を塞ぐ堤防になります。ここはR134から大磯漁港へ通じる道路(大磯港臨港道路)の入り口になります。大きなゲートなので電動式と思われます。

大磯港陸閘・9号門扉
反対側のR134側から見ました。堤防は向かって右側から左側へ移ります。波浪警報によりゲートは閉じるので通行止めになります。

大磯港陸閘・10号門扉
10番目の陸閘です。注意書きに「波浪警報発令時にこの門扉は閉鎖します」とあります。気象庁HPによると「波浪警報は、高波による遭難や沿岸施設の被害など、重大な災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。」とありました。波浪注意報の上の段階で発令されます。

大磯港陸閘・11号門扉
10番目11番目共に片開き式ゲートです。これは11番ですが西湘バイパスの真下にあります。

大磯海水浴場
その東側大磯海水浴場です。延々と続く堤防と砂防林。

大磯港臨港道路の陸閘
大磯漁港へ通じる道路(大磯港臨港道路)で見つけた陸閘です。道路右側に今日見た通りの堤防があるので道路浸水を避けるための陸閘でしょうか。私が過去に見た陸閘はこの角落し式が多かったですね。

参考までに陸閘の過去記事です。
「其の294 多摩川旧堤の陸閘・世田谷区二子玉川」
「其の295 多摩川の陸閘・調布市」
「其の303 多摩川旧堤の陸閘・大田区羽田」
「其の413 相模川旧堤防の陸閘を見つけました・神奈川県寒川町」
「其の427 沼津港大型展望水門「びゅうお」を訪ねる」

大磯港1号陸閘の位置です。

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