横浜水道みちを行く

横浜水道みちの事なら何でも知りたがり屋の管理人がその水源を目指して探索探訪をします。時には独りよがりな感想意見を述べます。

其の425 御勅使川の堤防遺跡「将棋頭」・南アルプス市、韮崎市

 前回「其の424」の続きです。南アルプス市有野の「石積出し」を見学したあと3kmほど下流にある「将棋頭」(しょうぎがしら)を見に行きました。

将棋頭・南アルプス市有野
南アルプス市有野の砂防公園から見た将棋頭です。将棋の駒のような形をした石積み堤防を築き御勅使川の激流を二分しました。下流方向を見た写真ですがどの部分が将棋の頭かよく分かりません。下図によると現在遺されているのは将棋頭の北側堤防です。

将棋頭・南アルプス市有野
将棋頭の説明図。流れを分けるとともに六科(むじな)の田畑や集落を守りました。
(南アルプス市が立てた石積出し二番堤前「御勅使川堤防遺跡」案内板より)

将棋頭・南アルプス市有野
お城の石垣のような将棋頭石積み堤防。

将棋頭・南アルプス市有野
下流側から見ました。砂防公園内に将棋頭について詳しい案内板が立っています。参考になります。

将棋頭・南アルプス市有野
将棋頭に上りました。天端から見た東方の景色。東にある甲府中心地を水害から守るために信玄堤や石積出しを始めとする一連の治水事業が行われたんですね。

将棋頭の位置です。



続いて御勅使川左岸韮崎市にある将棋頭を見に行きました。
韮崎市・竜岡将棋頭
将棋頭の頭付近にfujikawa museumが立てた竜岡将棋頭の案内板です。右側の柱に「国指定史跡 御勅使川旧堤防 将棋頭 平成15年3月25日指定」とあります。
ここは山梨県韮崎市龍岡町下條南割です。

韮崎市・竜岡将棋頭
案内板付近からみた将棋頭の下流方向です。

韮崎市・竜岡将棋頭
どこまでも下流へ続いています。地図で確認すると現在の御勅使川左岸堤防に至ります。

韮崎市・竜岡将棋頭
堤防下に近づくと見上げるほどの高さがあります。

韮崎市・竜岡将棋頭
堤防の内側は田んぼです。

韮崎市・竜岡将棋頭航空写真
竜岡将棋頭の航空写真です。
(fujikawa museumの竜岡将棋頭案内板より)
将棋の駒の形をしているのがよく分かります。向かって右側の堤防が今日見た堤防です。

案内板から引用します。
明治になって山間部が荒れ洪水時に川が出す土砂が増えたため、この将棋頭を含めこの付近一帯は土砂に埋没し将棋頭は機能しなくなりました。ここに見える将棋頭は昭和62年に発掘調査されたものです。

今回で甲州流治水工法(河防法とも)の見学探訪を終えます。信玄堤・霞堤・水防林・聖牛・高岩・石積出し・将棋頭などを見て回りました。十六石が残っていますが砂礫で埋もれているそうです。

竜岡将棋頭の位置です。

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