横浜水道みちを行く

横浜水道みちの事なら何でも知りたがり屋の管理人がその水源を目指して探索探訪をします。時には独りよがりな感想意見を述べます。

其の423 釜無川の高岩頭首工を訪ねる・山梨県甲斐市

 信玄堤の霞堤を訪ねた同じ日に高岩頭首工も訪ねました。

釜無川の聖牛
釜無川信玄橋上流に設置の聖牛(せいぎゅう)です。戦国時代の甲州が発祥の地と言われる伝統治水工法です。

信玄堤公園の聖牛
信玄堤公園に展示の丸太製の聖牛。

聖牛の解説案内板
聖牛の案内板です。画像をクリックすると拡大します。
(fujikawa museum案内板より)

釜無川の聖牛
こちらはコンクリート製の聖牛です。信玄堤公園から上流へ道が続いています。この上流に高岩頭首工があります。

釜無川の高岩
右手の崖が高岩です。天然の強固な堤防です。信玄の時代、御勅使川は信玄橋付近で釜無川に合流していたので洪水になると甲府中心部まで水害が及びました。それを防ぐため信玄堤や霞堤が築かれ、御勅使川を北寄りに筋替えをするための石積出し、将棋頭などの治水工事が行われました。

釜無川の高岩頭首工
御勅使川合流点下流につくられた高岩頭首工です。昔の人は御勅使川の洪水を高岩に当てるようにしました。水が集まる高岩の合流点は、農業用水の取水地として都合の良いところでした。

釜無川の高岩頭首工
護岸が一部不安定なため立入禁止のロープが張ってあります。見学はここまでが限界です。肝心の取水口周りが見られなく残念です。

釜無川の高岩頭首工
高岩の崖上にR20が走っています。崖上から一望可能と思い見に行きました。結果はこのように立入禁止です。展望台でもあれば嬉しいのですが・・・。

釜無川の高岩頭首工
隙間からゲートを巻き上げるワイヤドラムが見えました。

釜無川の高岩頭首工
信玄橋から左岸の様子が見えます。クリックすると拡大します。
信玄橋からみた農業用取水施設・高岩頭首工です。左から固定堰、魚道、洪水吐ゲート、土砂吐ゲートが見えます。取水した用水はトンネルで高岩を抜け堤防内に取り入れています。

高岩頭首工は昭和59年(1984)に全面改修して完成。それ以前は聖牛などを並べて堰を造り水を引き入れていた。
(fujikawa museum案内板より)

竜王用水・山梨県甲斐市
信玄堤公園駐車場付近の水路トンネル出口です。

竜王用水の銘板
水路トンネル出口に埋め込まれた龍王用水の銘板。
昭和4年3月竣功 龍王用水 山梨県知事 天野久

竜王用水・山梨県甲斐市
沈砂池を兼ねているのでしょうか、広い池のような水路です。
水路下流側にゲートが2門あります。

竜王用水・山梨県甲斐市
分水用のゲートでした。用水路は竜王地区へ向かいます。
fujikawa museum案内板によると
「信玄堤と竜王用水絵図 貞享5年(1688)」に高岩を掘り抜いたトンネルが描かれています。信玄堤の築造と同時に竜王用水も造られ、長さおよそ32mのトンネル(現在は使われていない)が掘られたそうです。
およそ330年前から農業用水として利用されていたことが分かります。

次回は御勅使川の「石積出し」について発表します。

高岩頭首工の位置です。

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