横浜水道みちを行く

横浜水道みちの事なら何でも知りたがり屋の管理人がその水源を探訪します。横須賀水道みち、県営水道、企業団、東京水道みちなども。

其の420 田んぼの水はどこから②・神奈川県愛川町中津~角田

前回「其の419」の続きです。9月9日(土)に探訪しました。

愛川町・尾山水利組合の用水路
尾山水利組合の田んぼ北端から用水路上流を見ました。八菅橋から角田大橋に至る道路に沿って流れ、眼前の分水工に流れ込んでいます。

愛川町・尾山水利組合の用水路
その先で用水路は道路下を横断し右側に移りました。グレーチングフタの隙間から水流を確認できます。道路右側は中津川右岸です。取水口は近くにあるみたいです。

愛川町・尾山水利組合の用水路
すぐ先、道路から右へ逸れたところでゲートを見つけました。
これが取水ゲートならばめでたく今日の探訪は終わりです。見れば中津川の水面ははるか下の方にあります。これは暗渠用水路側面の排水ゲートみたいです。ゲート位置へ下りて観察すると暗渠用水路とおぼしきコンクリートの角が上流へ続いています。

愛川町・尾山水利組合の用水路
土砂吐ゲートから振り返るともうひとつゲートがあります。左側石段上から上記排水ゲートを撮影しました。足元だから気づかなかったのですが制水ゲート?でしょうかね。今は使われていないようです。

オニグルミの実と小枝
これは何でしょう。道路からゲートへ行く途中の道にオニグルミの実が3個と枯れた葉っぱ付きの小枝が落ちていました。果肉の中に堅いクルミの実が入っています。


暗渠用水路の上流を探しに行きました。中津川右岸沿いのこの道は前述のようにこの3月に歩いているので上流にもう一つ田んぼがあることを知っています。その余水排水を利用しているのでは・・・と閃きました。

愛川町・丸山耕地水利組合の用水路
1kmほど上流の田んぼ南端の用水路です。余水排水をゲートから中津川へ放流しています。「危険立ち入り禁止」の看板に丸山耕地水利組合とあります。下流に用水路暗渠入口が見えます。

愛川町・尾山水利組合の用水路
暗渠用水路入口です。近づけないのでズームアップしました。
これで私の推測は当りましたね。丸山耕地水利組合の用水路は尾山水利組合の田んぼまで一本で繋がっていました。取水源(取水口)は共通と言うことが分かりました。

愛川町・丸山耕地水利組合の田んぼ
余水排水ゲート上流、丸山耕地水利組合の田んぼです。害獣除けのネットでぐるりと囲っています。上流へたどります。

愛川町・丸山耕地水利組合の田んぼ
角田大橋に通じる道路沿いを流れる用水路。

丸山耕地復元完成記念碑・整理竣工記念碑
田んぼの端、角田大橋の手前150m位のところに「丸山耕地整理竣工記念碑」と「丸山耕地復元工事完成記念碑」が立っています。大きい方の碑に「衆議院議員河野一郎書」の文字が見えます。安倍内閣河野外相のお祖父さんですね。

愛川町・丸山耕地水利組合の用水路
記念碑の脇にレンガ巻の隧道があり、こちらに用水が流れています。丸山耕地水利組合の用水路の始まりです。右側に土砂吐ゲートがありました。
取水口はまだ上流にあるようです。探しに行きました。

愛川町・丸山耕地水利組合取水施設
角田大橋のたもと、フェンスの中に階段下り口を見つけました。先ほど見た「危険立ち入り禁止 丸山耕地水利組合」と全く同じ看板がかかっています。取水施設はこの崖下にあるようです。

中津川角田大橋
角田大橋から見おろすも樹木に遮られ施設は見えず。角田大橋を渡り左岸から見ました。橋の上流側にあるのですがやはり同様に見られません。

今日の探訪はここで切り上げました。冬場なら木々の間から見えるかもしれません。今回のテーマ「田んぼの水はどこから」は、ゲート等の取水施設を見られなかったのですが目的は達したと思います。意外なところから取水していてびっくりです。

中津川沿いの農業用取水施設と用水路は今回ですべて探訪し尽くした感があります。左岸が上流から田代、仙台下、坂本、牛久保、右岸は上流から今回の丸山、三田、昭和です。残りがあるとすれば半原です。

今回のスタート尾山水利組合の田んぼ北端の位置です。


 [追記]
この続きは「其の442」で発表しました。
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コメント

ミステリーツアー?

用水路の流末から取水口探しの旅は、ちょっとミステリーツアーのようで又、違った趣がありますね。娘夫婦が12年前まで千草区の覚王山駅近くに住んでいましたので、おお意外と世の中狭いな。と、イナゴ取りの袋には竹筒だったんですね。きっと家の近くでは竹が手に入らなかったので、母はラップの芯だったのかも知れません。

  • 2017/09/18(月) 14:10:41 |
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Re: ミステリーツアー?

早速のコメントありがとうございます。
覚王山知っています。たしか毎月20日に弘法さんの縁日があり参道がにぎわいます。
小山谷戸堰のように普通は頭首工から下流へ歩きますが今回のように逆に水源を探索するのも面白いです。神奈川県周辺の近場を歩いていますが、年に一回くらいは遠征したいですね。今年は西天竜幹線水路を歩きました。
農水省のHP「水土里の路(みち)ウォーキング」を見ると全国の主な用水路・疎水が紹介されています。大勢の人が用水路歩きを楽しんでいるみたいですね。

  • 2017/09/18(月) 19:47:04 |
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蛇の道はヘビ?

覚王山には娘夫婦が暮らしていた頃、一度も行かずじまいで神奈川に転勤になりましたが、娘たちは一・二度に弘法さんの縁日に行った事があったそうです。しかし、蛇の道はヘビ?(おっと失礼、長ぁーいのが嫌いだったっけ)さすが水辺歩きのプロ、良く農水省のHP「水土里の路(みち)ウォーキング」なんてぇのを見つけましたね。

  • 2017/09/19(火) 16:44:44 |
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Re: 蛇の道はヘビ?

連続のコメありがとうございます。用水路は全国で延長40万kmも
あるそうです。一生かけても歩ききれません。どうしても神奈川中心になります。
話題が名古屋へ飛んでいます。
生まれ故郷の名古屋の話も過去に拙ブログでアップしています。
「山崎川源流」でググるとヒットします。つたない内容ですが、私の水辺歩きの原点です。
覚王山日泰寺の近所なのでお嬢さんに読んでもらえば話が合うかもしれませんね。
拙ブログは横浜水道みちから始めた関係でタイトルは横浜水道みちですが
近ごろは全くかけ離れた内容ばかりで看板に偽りあり状態です。気にしています。

  • 2017/09/19(火) 21:19:00 |
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悪童は皆同じ

「山崎川源流」見ました。椙山女学校などもすぐ近くだったんですね。娘たちは覚王山駅から「田代小」に行く途中の観月町に暮らしていましたので、月日はともかくかなりニアミスだったようですね。世の東西を問わず川辺というのは、今と昔ではかなりな変化をするようで、家の近くを流れる干無川も「妻田用水」探訪の際、最初に見た2面ほどの水田の所で南流から東流に直角に曲がる個所なども、もまさにご貴殿が書かれたイラスト状態そのままのような写真を見たことが有り、近所の悪童どもがここで泳ぎ、甲羅干しをしている写真もありました。私も故郷(沼津)の狩野川河口に一番近い所に流れている小川で泳いだ想い出があります。

  • 2017/09/21(木) 16:33:01 |
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Re: 悪童は皆同じ

連日のご来訪&コメありがとうございます。
山崎川源流にもご来訪の由ありがとうございます。
まさか厚木の読者さんから「椙山女学院」「田代小」「観月町」が出るとは
吃驚仰天です。ほんと懐かしいです。「二つ池」などは知る人ぞ知ると思います。
こんな調子のブログですが引き続きよろしくお願いします。

狩野川と言えば三島の源兵衛川と柿田川湧水を探訪したことがあります。
狩野川放水路は以前から興味があり一度訪ねたいと思っています。

  • 2017/09/21(木) 21:24:10 |
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是非一度探訪を

放水路は1951年6月に建設が着手されたそうですが工事途中の1958年9月27日に神奈川県に上陸した狩野川台風により田方平野は未曽有の被害を受けました。(HP等参照)当時、狩野川の堤防上から濁流の中、家屋の屋根などに乗って流されていく方々をなすすべもなく見つめていた自分がおりましたが、その後放水路の工事現場までチャリンコで見に行った想い出があります。今でもたまに沼津駅から伊豆長岡駅行のバスを利用する時に放水路横の通過する際、当時の事を想い出し、懐かしい思い出が蘇ります。
放水路には伊豆長岡駅から1.5Kmほどで、途中長めの隧道部分では2.3kmほどバス路線を歩かなければいけませんが終点の口野からは東海バス系のバスも沼津駅行があります。是非探訪をお願います。

  • 2017/09/22(金) 09:56:25 |
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Re: 是非一度探訪を

早々に情報ありがとうございます。
狩野川台風災害以前に工事を始めていたんですね。災害のあと急遽放水路を造り対応したかと思っていました。
昭和33年ですか?59年前です。年月が経つのは早いです。生々しい体験をされましたね。

私は元々このような治水施設に興味を持っておりました。
今年に入り荒川の赤水門青水門(荒川放水路入り口)、河口湖の嘯放水路、渋田川分水路を見学しました。
狩野川放水路は手ごろな距離なので伊豆長岡駅からぜひ歩いてみたいです。

  • 2017/09/22(金) 11:02:14 |
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もし電車でしたら

早速のご計画有難うございます。昭和33年は小生・中学校の1年生でした。
もし電車で行かれるようでしたら、是非沼津まで行き沼津駅から西に大きくカーブを切って旧蛇松線(HP参照)という沼津港までの引き込線跡が「蛇松緑道」となって残っています。駅前から西に380mほど行った辺りが緑道入口でここから約1.8kで大きく狩野川方向に曲がり旧軍需工場跡へ行く路線址と沼津港への引込み線後に分岐します、ここから直線に630mほどで沼津港に到着します。沼津港のセリ場前は当時の貨物列車が横付けしたプラットホームがそのままのに残っています。港で海鮮丼の昼食後、一旦バスで駅前に戻り伊豆長岡駅の伊豆箱根バスに乗るか、東海バスで口野口で下車すれば、そこからが放水路探訪の出発点です。ご貴殿の健脚でしたらどちらも一日で十分探訪できる距離数ですので、こちらもぜひ探訪をお願いします。

  • 2017/09/22(金) 16:02:33 |
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Re: もし電車でしたら

詳細な情報ありがとうございます。旧蛇松線については以前にも紹介いただきました。面白そうなところですね。沼津駅から近くいつでも気軽に行けそうなところという感じです。同日探訪にこだわらないで臨機応変に行きたいと思います。

  • 2017/09/22(金) 22:20:25 |
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  • 2017/10/03(火) 14:42:54 |
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