横浜水道みちを行く

横浜水道みちの事なら何でも知りたがり屋の管理人がその水源を探訪します。横須賀水道みち、県営水道、企業団、東京水道みちなども。

其の417 千葉県鴨川市の円筒分水工群巡り②

 「其の416」の続きです。東幹線を下流へたどっています。
8月30日(水)晴れの日に探訪しました。北朝鮮が日本を飛び越える弾道ミサイルを発射しJアラートが鳴り響いたのが29日、その翌日です。

鴨川市・八色分水工
鴨川市の円筒分水工群巡り二つ目は八色分水工です。分水量が少なく迫力がありません。桝の数から2方向分水?みたいです。
場所は大日分水工のおよそ200m南、県道181号線沿いにあります。グーグルマップ検索窓に八色分水工と入力すると開きます(他の四つの円筒分水工も同様です)。地理院地図で標高を調べると27.3mでした。

八色分水工銘板
八色分水工の銘板です。

鴨川市・高溝分水工
三つ目の分水工です。東幹線の末端に近い分水工で高溝分水工と言います。場所は県道24号線高溝交差点前です。八色分水工の約1km南にあります。円筒周りに水道の蛇口のようなものが付いています。こんなタイプは初めて見ました。桝の数から2方向分水です。地理院地図で測ると標高は16.5m。

東西分水工から高溝分水工まで地理院地図で調べた標高を記します。
東西分水工 50.6m→大日分水工 39.5m→
八色分水工 27.3m→高溝分水工 16.5m

高溝分水工・銘板
高溝分水工の銘板です。

高溝分水工からの支線用水路
分水を受けた支線用水路が水路橋で溜池を渡っています。水路橋を流れている用水は金山ダムから来ています。面白い風景ですね。

水路橋と高溝揚水機
少し南から見ました。左側に池から配管が立ち上がっています。土地改良区のパンフによると高溝揚水機と言います。水路橋とは別系統の用水路です。

鴨川市・坂東分水工
東幹線上の円筒分水工3基を見学したので西幹線上の円筒分水工を見に行きました。東西分水工からおよそ2.3km下流、県道34号線沿いにある坂東分水工です。本日四つ目の円筒分水工です。
内側円筒中央に黒いパイプが立ち上がっています。パイプ先端から水が落下しているのが見えます。内槽に穴が開いています。

坂東分水工銘板
坂東分水工の銘板です。ここは刻まれた文字が読み取れます。
県営加茂川左岸用水改良事業 
坂東分水工 昭和41年3月竣工 
(銘板より)

千葉県鴨川市・加茂川
鴨川市総合運動場付近の太尾橋を渡りました。太尾橋から見た加茂川です。この上流で西幹線は加茂川を水管橋で右岸に渡っているのですがうっかり見過ごしました。農業用水の水管橋は記憶では今まで二つしか出合っていません。非常に珍しい施設です。惜しいことをしました。

千葉県鴨川市川代地区の田んぼ
太尾橋から加茂川右岸を上流へ、一つ目の道を左折しました。そこから見た鴨川市川代地区の田んぼの風景です。この田んぼは西幹線から給水を受けています。すでに稲刈りは終わっています。鴨川市は早場米の産地だそうです。今日五つ目の滝山分水工は前方左手山の中腹にあります。

鴨川市・滝山分水工への道
個人宅の庭先を通り抜け崖を上ります。幸いご主人が在宅で行き方を詳しく教えてもらい助かりました。途中グレーチングでふたをした桝があり中を覗くと水が勢いよく流れています。多分滝山分水工で分水した用水の流れと思います。

鴨川市・滝山分水工への道
山道を進みます。害獣除けの電気柵が2か所横切っていました。低いので跨いで通過。

鴨川市・滝山分水工
その奥にひっそりとありました。滝山分水工です。

鴨川市・滝山分水工
周囲が山なので落ち葉が入らないようにネットで覆っています。

鴨川市・滝山分水工
ネットの継ぎ目から中を見ると水音を立てて分水中です。5基の円筒分水工の中で一番水量が多いと感じました。

滝山分水工・銘板
滝山分水工の銘板です。

東西分水工から滝山分水工まで地理院地図で調べた標高を記します。
東西分水工 50.6m→坂東分水工 24.9m→滝山分水工 41.9m
滝山分水工の方が上流の坂東分水工より高位置にあります。しかし東西分水工よりは低位置にあるのできっちりと流れるんですよね・・・。パイプライン化した管水路だからこそです。開水路(普通の用水路)ではこうは行きません。

以前ブラタモリの番組でペットボトルを使って管水路を上手に説明していました。チラッと見ただけですが以下のような内容でした。
人が水の入ったペットボトルAをさかさまに胸の高さに持ちます。2~3mくらい離れた低位置に空のペットボトルBを置きます。AB間は透明なビニルパイプで繋がっています。ただしビニルパイプ端末はBの口に差し込んであるだけと思います。ビニルパイプには故意に2か所くらいアップダウン(山や谷)が作ってあります。この状態で通水するとビニルパイプのアップダウンに関係なく水はAからBへ流下する実験でした。

東京湾フェリー金谷港
帰りは東京湾フェリー金谷港14時20分発かなや丸にぎりぎり間に合いました。出航3分前、私が最終乗客です。

東京湾フェリー久里浜港
40分後に久里浜港に到着。
横横道路から相模原まで一本道です。16時50分無事帰宅。

参考資料:鴨川市加茂川沿岸土地改良区パンフレット
「鴨川市加茂川沿岸土地改良区概要書」及び「金山ダム関連現況施設図」 この日は探訪前に土地改良区へ伺いました。資料提供ありがとうございました。

今回最初に訪ねた八色分水工の位置です。


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