横浜水道みちを行く

横浜水道みちの事なら何でも知りたがり屋の管理人がその水源を目指して探索探訪をします。時には独りよがりな感想意見を述べます。

其の412 西天竜幹線水路円筒分水工巡り⑥・長野県南箕輪村~伊那市

 前回からの続きでこのシリーズ最終回です。7月31日(月)晴れの日に探訪しました。

西天竜幹線水路円筒分水工・「神子柴31号」
大萱浄化センター前の「神子柴31号」分水工です。3方向へ分水しています。ここは伊那市西箕輪。
位置は35.868957, 137.950216です。

西天竜幹線水路円筒分水工・「御口32号」
「御口32号」円筒分水工の遠景です。左岸道路から30mほど入った田んぼの中にあります。進入路が草茫々で進めず。

西天竜幹線水路円筒分水工・「神子柴33号甲」
「神子柴33号甲」です。2方向分水です。

西天竜幹線水路円筒分水工・「神子柴34号」
「神子柴34号」です。見たところ現在は1方向のみです。

西天竜幹線水路・上伊那農高前
中央道伊奈ICに通じる県道87号線を過ぎ上伊那農高第二農場前を流下する西天竜幹線水路。

西天竜幹線水路円筒分水工・「山寺36号」
西天竜幹線水路円筒分水工・「山寺36号」
その先左岸沿いの「山寺36号」円筒分水工です。3方向に分水しています。

西天竜幹線水路・上伊那農高前
上伊那農高前で暗渠トンネルに入る幹線水路。

西天竜幹線水路
蛇行した暗渠の上を200mほどたどると開渠になりました。

西天竜幹線水路円筒分水工・「山寺37号」
その先、ミニサイズの扇形分水工。2方向に分水していました。
ゲート名は「山寺37号」。

西天竜幹線水路分水工・「沢尻・坂下38号甲」
ゲート名「沢尻・坂下38号甲」分水工。角形です。落下する水流音が遠くからでも聞こえます。草が茂り十分に観察できず。

西天竜幹線水路・「沢尻地区スライドゲート」
その先暗渠トンネル入り口の水門です。銘板によると「沢尻地区スライドゲート」と言います。純径間×扉高さ:3.8m×1.25m。
役割は「大泉ゲート」と同様と思いますが前方の鳥谷川を渡る伏越呑口前にあるので流量調節の働きもしているのでしょう。

西天竜幹線水路・鳥谷川伏越呑口
鳥谷川を渡る伏越(ふせこし・サイフォン)呑口前の注意看板。
上伊那郡西天竜土地改良区と南信発電管理事務所の連名です。

西天竜幹線水路・鳥谷川伏越呑口
呑口の中の様子です。上流で捨てられたゴミが浮いています。左側の湾曲部は余水吐?でしょうか。ゲートはなかったです。

西天竜幹線水路と交差する鳥谷川
鳥谷川左岸を上流へ迂回し橋から下流を見ました。川幅はそれほどでもありません。

西天竜幹線水路と交差する鳥谷川
左岸段丘崖の森沿いを鳥谷川は流れています。鳥谷川が作った谷を伏越で潜り抜けています。伏越吐口は右岸段丘の上にあります。

西天竜幹線水路・鳥谷川伏越吐口
右岸段丘上の伏越吐口です。5m四方くらいのフェンスの中の池です。
何もない丘の上に忽然と池が出現。面白いですね・・・。写真の左側水面下で吹き上がっています。驚いたことにめだかくらいの大きさの稚魚の大群が泳いでいました。どこから来たのでしょうか不思議です。右側のかまぼこ型は何でしょう。鳥谷川への排水用でしょうか。

西天竜幹線水路・鳥谷川伏越吐口より下流を望む
鳥谷川伏越吐口から南を見ました。西天竜土地改良区が管理する西天竜幹線水路暗渠上の道路です。暗渠を下流へたどりました。

西天竜幹線水路・(株)グローリー前
(株)グローリー前で開渠になりました。

西天竜幹線水路分水工・「沢尻・坂下40号」
その先県道361号線手前の分水施設。角形のコンクリート桝の中で2方向分水。ゲート名「沢尻・坂下40号」。

西天竜幹線水路・県道361号線南
県道361号線より西天竜幹線水路下流を望む。流れがありません。

長野県企業局西天竜発電所
西天竜幹線水路はその先長野県企業局西天竜発電所の中へ入って行きます。無情にも「立入禁止」の看板が。

長野県企業局西天竜発電所構内
フェンスの中の様子です。ここは西天竜発電所の構内です。現在はかんがい期なので流れ込んだ余水は発電所上水槽の余水吐から小沢川に排水されていると思います。
非かんがい期は発電所上水槽に溜められ水圧鉄管から発電機を経由し小沢川に放流されます。

水利使用標識・西天竜頭首工 水利使用標識・西天竜頭首工
参考までに西天竜頭首工に掲示の水利使用標識を再掲します。
●左は水利使用者が上伊那郡西天竜土地改良区
水利使用目的はかんがい用水で最大5.54㎥/秒
かんがい面積986ha
●右は水利使用者が長野県
水利使用目的は発電事業用で最大5.56㎥/秒

西天竜発電所
西側から見た発電所の施設。地図で確認するとゲートの左側が上水槽、右側に水圧鉄管。崖下に西天竜発電所があります。

小沢川左岸段丘崖から小沢川を望む
上記から南方向を見ました。小沢川は谷底を流れています。小沢川は伊那市内で天竜川に合流するので結局は取水した元の川・天竜川へ戻って行くことになります。西側に中央道が見えます。
ぐるっと大回りをすれば下の道から発電所の建屋、水圧鉄管などが見られるはずですがこの炎天下では体力の限界です。今日の探訪はここで切り上げ帰路につきました。

西天竜頭首工から始まる延長25kmの西天竜幹線水路水辺の旅を終えました。円筒分水工群に伏越や水路橋など変化に富んだ西天竜幹線用水路、加えて伊那盆地の雄大な景色も見られ大満足です。
さて円筒分水工巡りでは結局いくつの分水工が見られたでしょう。円筒分水工(扇形含む)が29基、角形が3基で計32基を数えました。

今日のスタート「神子柴31号」分水工の位置です。

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