横浜水道みちを行く

横浜水道みちの事なら何でも知りたがり屋の管理人がその水源を目指して探索探訪をします。時には独りよがりな感想意見を述べます。

其の391 恩廻公園調節池を見学しました・川崎市麻生区

 5月20日(土)晴れ、神奈川県河川課主催「河川施設のバス見学会」に参加し、鶴見川の治水施設(遊水地)を巡りました。今回は恩廻公園調節池を取り上げます。普段見られない巨大地下トンネル調節池の中に入ってきました。

恩廻公園調節池
鶴見川右岸に設置された恩廻公園調節池です。
左側階段状の堤防が越流堤。広場石垣上の建物は管理棟です。調節池本体は恩廻公園地下約41.5m(土被約25m)にあり、ここからは見えません。

恩廻公園調節池・越流堤
越流堤天端より鶴見川下流を望む。越流堤は上下流堤防や対岸の堤防より低くなっているので洪水はここから広場(取水庭)に流れ込みます。

恩廻公園調節池・越流堤
管理棟側から見た越流堤。手前の柵は流木など大形ゴミ除けスクリーン。この右に流入水路入口があります。

恩廻公園調節池・除塵機
流入水路入口の除塵機。除塵機のスクリーンを通った洪水は管理棟内の流入立坑から地下に落下し巨大トンネル形式の調節池に貯留されます。

恩廻公園調節池・地下へ通じる階段
地下41.5mの本坑(調節池)へ入るためBF7階まで階段で降りました。

恩廻公園調節池・地下の流入立坑入口
BF7階、潜水艦の隔壁扉のような水密扉から流入立坑地下に入ります。

恩廻公園調節池・地下の流入立坑
入ったところが流入立坑の最も低いところで、足元の池に水が溜まっています。見上げると左上部に円形開口があります。地上の除塵機を通過した洪水は円形開口から渦を巻いて落下するそうです。右上紫色の開口は本坑(調節池)への水路です。

恩廻公園調節池・地下の流入立坑とリフト
下の黄色の設備はリフトです。清掃用車両を運搬する設備です。

恩廻公園調節池・地下の流入立坑から本坑への水路
流入立坑から本坑への水路です。上記の紫色の水路は上部にあるので、この水路と合わせ2水路になっています。

恩廻公園調節池・本坑内
本坑に入り、通ったトンネルを振り返りました。上下2水路になっています。

恩廻公園調節池・本坑内部
本坑(調節池)内の様子。この辺りはAトンネルと言い高さ16.5m×幅15.4mもあります。奥の方はBトンネルと言い高さ11.4m×幅14.3m。ABトンネル合せて延長約600mあります。貯留容量は11万㎥。

恩廻公園調節池・本坑内部
さらに奥の方の様子。トンネル内壁が分かるように豆ランプが点滅しています。
トンネル上部地上は蛇行する鶴見川旧河道を整備した恩廻公園です。鶴見川旧河道は都県境(東京都町田市・神奈川県川崎市)なので恩廻公園調節地は都県にまたがった施設です。

恩廻公園調節池BF7階・主排水ポンプ系統の配管
帰りはエレベーターで地上へ戻りました。BF7階エレベーター前の配管。「主排水ポンプ系統」と表示あり。鶴見川の洪水が治まった後、調節池内貯留水を鶴見川へ戻す主排水ポンプ系統の配管です。

恩廻公園調節池
おしまいに越流堤下流のポンプ排水放流口です。
「其の227 鶴見川のゴム堰と恩廻公園調節池を訪ねる」より。
恩廻公園調節池は2年前に鶴見川を歩いて偶然見つけた施設です。その時は調節池内を見ることができず残念な思いをしたのですがこの度の見学会に参加し夢が実現しました。良かったです・・・。(^σ^)/

管理人は昨秋、東京の「神田川・環状七号線地下調節池」(貯留量54万㎥)の中に入り仕組みや構造を見学しました。仕組みが恩廻公園調節池とそっくり同じです。
「其の339 環七の巨大地下空間を訪ねる・東京都杉並区」で発表しました。興味がある方はご覧ください。

参考資料:神奈川県発行パンフ「恩廻公園調節池」

恩廻公園調節池管理棟の位置です。


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