横浜水道みちを行く

横浜水道みちの事なら何でも知りたがり屋の管理人がその水源を目指して探索探訪をします。時には独りよがりな感想意見を述べます。

其の367 目久尻川源流を訪ねる②・海老名市本郷から吉野橋へ

 前回「其の366」の続きです。前回は東海道新幹線南側まで進みました。

目久尻堰
新幹線を潜ったところで農業用取水堰に遭遇です。嬉しいですね・・・。前回見つけたゴム堰に続いて二つ目の取水堰です。こちらは鋼製転倒堰です。今は取水していないので倒伏状態です。堤体にゲート起立倒伏時の扇型の跡が付いています。

目久尻堰
取水口やその後ろには操作室(ポンプ室)が見えます。
管理橋の立入禁止看板に「藤沢市目久尻川用排水組合」とあり。ここは右岸が海老名市本郷、左岸が藤沢市用田ですが、藤沢市の田んぼへ用水を送る施設と分かりました。
神奈川県の資料によると施設名は「目久尻堰」と言います。

目久尻堰
左岸から見ると右岸にも取水口があり、左右両岸取水です。その背後にやはり操作室(ポンプ室)が見えます。堰を起立させる油圧配管も見えます。夏の探訪が楽しみです。

企業団目久尻川水管橋
目久尻堰のすぐ上流は県道22号線用田橋です。
これは用田橋の上流側を渡る企業団の目久尻川水管橋です。

目久尻川水管橋銘板
幸いにも銘板が貼ってあります。
内径1100ミリメートル 目久尻川水管橋 
竣工:昭和53年9月
設計監理:神奈川県内広域水道企業団
施工上部:三菱重工業株式会社 横浜造船所
   下部:三井建設株式会社

企業団HPの施設概要図によるとこの水管橋は伊勢原浄水場を発し海老名市の有馬、本郷の給水地点、ここ用田を経由し藤沢市の稲荷給水地点へ向かう酒匂川系統の送水管路線です。

このように水管橋で川を渡ってくれると、水辺を歩く者にとっては喜ばしいことで目を楽しませてくれます。これが伏越(ふせこし・サイフォン)で渡ってしまうと全く気付かないで素通りです。
前回書き忘れましたが端午橋に並行して渡る横浜・横須賀水道の目久尻川水管橋のほかにもう一本、同サイズの導水管が伏越で目久尻川を渡っています。分っていたのですが観察することなく素通りしてしまいました。
伏越よりも水管橋が多いと感じるのは目立つからだけでなく実際にその通りだと思います。その訳は単純で、伏越にすると両岸に立坑、川底に横引き推進坑を掘るので工事が難しく費用が高くついてしまうからと考えます。水道施設はどちらかと言えば地味で目立たない存在です。水辺や水道みちを歩く者には目に見える派手な施設・水管橋は大歓迎です。

耐震補強や老朽化により水管橋から伏越に変更するケースもあります。以下は珍しいその具体例です。横浜水道道志川系鳩川水管橋撤去工事の様子です。工事をじっくり見学したので興味がある方はご覧ください。
「其の83 横浜水道みち鳩川水管橋撤去」 (工事全般)
「其の94 横浜水道みち鳩川水管橋撤去」 (撤去一部始終)

目久尻川河川管理標識
用田橋たもとの河川管理標識。
一級河川 目久尻川
これより上流は神奈川県厚木土木事務所東部センター管理

これより下流は神奈川県藤沢土木事務所管理です。

目久尻川・神崎橋より下流を望む
用田橋より一つ上流の神崎橋より目久尻川下流を望む。

目久尻川神崎橋上流の水管橋?
これは神崎橋上流の水管橋?と思われる施設です。銘板、表札、注意看板等何の手掛かりもない謎の施設です。
この付近上流はカワセミの撮影スポットのようで愛好家4、5人が超望遠レンズカメラをセットしカワセミの飛来を待っていました。

目久尻川
カワセミ撮影スポットより上流を望む。護岸からカワセミの止まり木用に手ごろな長さの棒が流れに向って突き出ています。

横須賀水道有馬系統目久尻川水管橋
また水管橋です。これは横須賀水道の有馬系統の送水管です。海老名市の有馬浄水場から田浦配水場へ向かっています。過去記事「其の51」。

目久尻川護岸改修工事・道庵橋下流
その上流では護岸改修工事をやっていました。河川水を流しながらの工事で大掛かりです。

横須賀水道半原系統目久尻川水管橋
またまた水管橋です。横須賀水道半原系統の径500mmの導水管です。有馬系統と半原系統はすべて歩いたので再会でき嬉しいですね。5年振りです。過去記事「其の50」。半原系統は平成26年度末(平成27年3月末)をもって廃止路線となり現在は通水していません。

横須賀水道半原系統目久尻川水管橋
横須賀水道みち導水管は目久尻川を渡ると坂道を駆け上がり台地上の藤沢市葛原へ向かっています。橋の名前は堀之内橋。

不動明王坐像・綾瀬市吉岡
堀之内橋の西、横須賀水道みちと市道が交わる四つ辻の不動明王坐像です。大山道標と思われます。

目久尻川・吉野橋下流の水位目盛
吉野橋下流の水位目盛り。上から順に氾濫危険水位(3.7m)、避難判断水位、氾濫注意水位、水防団待機水位。
吉野橋には神奈川県の雨量水位情報(右欄サイドバーからリンクできます)監視カメラ設置が設置してあり、ほぼリアルタイムに目久尻川の水位画像が見られます。

目久尻川・吉野橋の水管橋
吉野橋に並んで渡る今日8つ目の水管橋です。ここは綾瀬市吉岡です。綾瀬市は神奈川県営水道の給水エリアです。どこかの給水池へ向かう送水管と思われます。

吉野橋より目久尻川上流を望む
吉野橋より目久尻川上流を望む。左岸側森は、北は相模原市から南は藤沢市に至る相模原横山台地の一部です。目久尻川は台地の縁を流れています。ちょっと信じられないのですが台地上をかつて相模川から引いた灌漑用水(相模原畑かん用水路)が自然流下で流れていました。改めて一万分の一の地図を眺め、以前畑かん用水路をたどったことを思い出しました。

探訪初日の2月19日は河口から約9.3km歩きました。源流まで残り11kmほどです。延べ3日みれば源流を極めることができると思います。どんなところか楽しみです。吉野橋前の宮際バス停から海老名駅行きのバスに乗り初日の探訪を終えました。

今回のスタート東海道新幹線との交差地点です。


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