横浜水道みちを行く

横浜水道みちの事なら何でも知りたがり屋の管理人がその水源を目指して探索探訪をします。時には独りよがりな感想意見を述べます。

其の363 荒玉水道道路を歩く①・東京都世田谷区

 ちょうど一年前、相模川の水を追いかけて東京水道・長沢浄水場から砧浄水場、砧下浄水所まで歩きました。たまたまその道(都道11号線)が水道みちで、東京に水道みちがあることを初めて知りました。「其の270 相模川の水が東京へ・長沢浄水場系水道みちを歩く」で投稿。
その時にもう一つ別の水道みちを見つけました。今回のテーマ荒玉水道道路です。砧浄水場から真っ直ぐ北東の野方配水塔(中野区)や大谷口配水塔(板橋区)へ延びる送水管路・荒玉水道道路(以下、荒玉水道みちまたは水道みち)です。
荒玉水道みちを砧浄水場から板橋区の大谷口配水塔(現大谷口給水所)まで歩くことにしました。

荒玉水道とは?旧野方配水塔案内板から引用します。
荒玉水道は大正12年(1923)の関東大震災後、東京市に隣接した町村の急激な都市化による水の需要に応じるため、当時の豊多摩・北豊島両郡にある13の町々が連合して設立しました。
野方配水塔の着工は昭和2年(1927)で竣工は同4年です。60万人の2時間分が貯水可能と言われ昭和41年(1966)まで使われていました。
(平成26年2月 中野区教育委員会が立てた旧野方配水塔案内板より抜粋)

砧下浄水所から駒沢給水塔そして渋谷町まで送水した渋谷町水道と時代背景がそっくり同じです。こちらは砧下浄水所の少し上流の多摩川の伏流水を砧浄水場に取入れ、緩速ろ過で作った水道水をポンプで野方配水塔(中野区)や大谷口配水塔(板橋区)へ送水していました。

東京水道・砧浄水場
2月8日(水)晴れ、小田急線和泉多摩川駅からバスで世田谷区喜多見の砧浄水場へ。ここが東京都水道局砧浄水場正門前です。

荒玉水道道路(荒玉水道みち)
砧浄水場正門前から真っ直ぐ北東に延びる荒玉水道みち。ここから今に残る真っ直ぐな水道みち(都道11号線、428号線)の終点は杉並区梅里の青梅街道までで、延長は約10.0kmです。真っ直ぐな道なので地図なしで歩きました。(^σ^)

荒玉水道道路(荒玉水道みち)
喜多見5丁目、喜多見まちづくりセンター付近の水道みち。
水道管を守るため車両の通行制限が行われています。大正から昭和の初めに完成した水道みちは今でも現役です。

荒玉水道道路(荒玉水道みち)通行制限案内板
通行制限の看板。総重量4トン以上の車両は通行止め。

次太夫堀公園の次太夫堀
その先で次太夫堀公園の次太夫堀と立体交差です。荒玉水道の送水管は次太夫堀の下を潜っていると思われます。世田谷区HPによると次太夫堀は江戸時代初期に小泉次太夫が開削した六郷用水の別名で、世田谷区が復元した用水路です。野川からポンプで取水し野川へ戻しているそうです。拙ブログで取り上げたことがある多摩川右岸の二ヶ領用水も小泉次太夫の開削でした。

野川を渡る水管橋
その先、野川に架かる水道橋です。送水管は水道橋の上流側を水管橋で渡っています。管径は1m位でしょうか。

水道橋より野川上流を望む
水道橋より野川上流を望む。ここから近い野川下流には渋谷町水道みちの野川水道橋、その下流には野川浄化施設があります。

荒玉水道みち・野田橋水管橋
その先、国分寺崖線の上り坂途中でまた水管橋です。水管橋に銘板が貼り付けてありました。「1982.6 野田橋水管橋」、伸縮可とう管締めつけバンドに1000とあり。管径は1mです。

荒玉水道みち・野田橋水管橋
野田橋の下は川ではなく道路です。

荒玉水道みち・世田谷通りと交差
坂を上りきったところが世田谷通り砧小学校交差点です。世田谷通りより北東へ向かう荒玉水道みちを望む。下り坂になります。

仙川に架かる大蔵水道橋
坂を下ったところには、たいがい川が流れています。仙川を渡る大蔵水道橋です。

仙川を渡る水管橋
大蔵水道橋の上流側を水管橋で渡る送水管。

大蔵水道橋より仙川下流を望む
大蔵水道橋より仙川下流を望む。この下流1km位に仙川浄化施設があるので野川同様私にはお馴染みの川です。

荒玉水道みち(荒玉水道道路)
仙川を過ぎるとまた上り坂です。国分寺崖線の一部でしょうか、長い坂です。

東京水道排水弁マンホールフタ 東京水道・制水弁マンホールフタ 東京水道・空気弁マンホールフタ
砧浄水場を出発以来水道みちのいたるところにあったマンホールフタです。町中のマンホールとは違い大形サイズです。
左から排水弁、制水弁、空気弁のマンホールフタ。画像クリックで拡大します。

荒玉水道みち(荒玉水道道路)
その先、日大商学部前の荒玉水道みち。

荒玉水道みち(荒玉水道道路)
どこまでも真っ直ぐな荒玉水道みち。世田谷区砧5丁目。

荒玉水道道路の境界杭
荒玉水道みち境界杭です。左右に目を配り荒玉水道時代の境界杭を見つけたかったのですが・・・、荒玉の荒も刻まれていません。渋谷町水道みちを歩いた時は見つけたんですけどね・・。

荒玉水道みち(荒玉水道道路)
小田急線高架橋直前まで来ました。

環八通り
その先で環八を横断します。環八横断歩道橋より南方向を望む。水道みちは前方を斜めに横断しています。

荒玉水道みち(荒玉水道道路)
世田谷区船橋3丁目の水道みち。長い下り坂とその先に上り坂が見えます。

烏山川緑道
坂を下ったところにやはり川がありました。ただし烏山川緑道と言い川の流れはなく公園になっていました。たぶん暗渠化されたのでしょう。

荒玉水道みち(荒玉水道道路)
坂を上り平坦な道を行くと急に水道みちが賑やかになりました。ここは世田谷区桜上水に入っています。

荒玉水道みち・桜上水駅付近
京王線の踏切まで来ました。送水管は鉄道の下を潜るので、しっかりガードされていると思います。左側は京王線桜上水駅プラットホームです。切りが良いので初日の探訪はここで終え、京王線で帰路につきました。
今日はここまで約6.0kmを歩きました。続きは次回投稿いたします。この先で神田川や善福寺川を渡ります。環七の地下調節池取水施設上流部になるので楽しみです。

今日のスタート地点、砧浄水場正門の位置です。

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://doushigawa.blog.fc2.com/tb.php/368-0cc4d67f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad