横浜水道みちを行く

横浜水道みちの事なら何でも知りたがり屋の管理人がその水源を目指して探索探訪をします。時には独りよがりな感想意見を述べます。

其の362 環七の梅里換気塔を訪ねる・東京都杉並区

 前回の続きです。妙正寺川取水施設を訪ねたあと環七通りを南下、梅里換気塔を見に行きました。梅里換気塔では現地ならではの情報を得、収穫ありの探訪となりました。

梅里換気塔
中央の建物が梅里換気塔です。ビルのように見えますがこれが換気塔です。環七通り沿い、杉並区立梅里公園の一角にあります。

梅里換気塔
真下から見上げると塔らしく見えます。上部の黒色部はルーバー状の換気ガラリですね。

梅里換気塔表札
環七通り側にちゃんと表札がかかっています。
「神田川・環状七号線地下調節池 梅里換気塔 東京都建設局」

梅里換気施設案内板
傍らに案内板がありました。要点を記します。

神田川・環状七号線地下調節池
公園の地下には、調節池の立坑があります。
この地下調節池は、神田川の洪水を貯留し、水害を防止するためのトンネルで、環状七号線道路下(地下、約40m)にあります。地上にある梅里換気塔は、トンネル内の空気を換気するための施設です。
概要
1. 梅里換気施設:排気設備 脱臭設備
2. 地下調節池トンネル:内径12.5m 土被り平均40m
3. 一期事業:2.0km 24万㎥貯留 梅里換気施設から神田川取水施設まで
4. 二期事業:2.5km 30万㎥貯留 妙正寺川換気施設から梅里換気施設まで
5. 梅里立坑:内径25m 深さ55.4m

(東京都第三建設事務所案内板より抜粋)

梅里換気施設配置図
案内板に描かれた施設の配置図の部分拡大図です。画像をクリックすると拡大します。
中央の二重点線円形が内径25m、深さ55.4mの梅里立坑。
左へ伸びている点線が環状七号線地下調節池一期事業のトンネル。
梅里換気塔は一期事業2.0kmの最北端(最上流)にあります。
右へ伸びているのが二期事業のトンネル。北端は妙正寺川取水施設です。

一期事業と二期事業の境界である内径25mの梅里立坑。私の想像ですが、トンネル掘削工事の際、シールドマシンを梅里立坑から地下へ降ろし、掘削した土砂はここから場外へ搬出したトンネル工事の基地だったのではないかと思います。工事中はひっきりなしにダンプカーが出入りしていたと想像します。

梅里換気施設
梅里換気塔北側の施設。奥の建物は東京消防庁梅里取水施設(配置図の発電機室)です。案内板によると地下調節池(一期事業)内の水を消防隊が消防用水として使用するための施設。自家発電機により地下の揚水ポンプを運転します。
かまぼこ型の施設は(配置図の作業口)。ここに地下調節池へ下りる階段があると思います。善福寺川取水施設を見学した時長い階段を下りました。

妙正寺川取水施設
前回載せた妙正寺川取水施設の写真です。

上記案内板の概要に
4. 二期事業:2.5km 30万㎥貯留 妙正寺川換気施設から梅里換気施設まで
とありました。考えてみると延長4.5kmの地下調節池は北から南に1500分の一の勾配が付いていました。流入した洪水は(3か所いずれの取水施設から入っても)南端から順に貯留するので、梅里換気塔が一期事業2.0km用の換気施設とすれば二期事業2.5km用の換気施設があるはず。ないと空気の逃げ道がなく洪水貯留に支障が出ると思います。

写真をよく見ると中央に(換気ガラリと思われる)黒い窓付き建物があります。これが換気塔と思います。やはり妙正寺川取水施設内に換気塔がありました。

環状七号線地下調節池の参考記事です。
「其の339 環七の巨大地下空間を訪ねる・東京都杉並区」
(2016/11投稿)

今日の探訪で「神田川・環状七号線地下調節池」の主だった施設をすべて見たことになります。次回は水道みちを歩く予定です。

梅里換気塔の位置です。



スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://doushigawa.blog.fc2.com/tb.php/367-8899f00e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad