横浜水道みちを行く

横浜水道みちの事なら何でも知りたがり屋の管理人がその水源を目指して探索探訪をします。時には独りよがりな感想意見を述べます。

其の361 環七の妙正寺川取水施設を訪ねる・東京都中野区

 前回「其の360」で投稿した妙正寺川第一、第二調節池を見たあと環七の妙正寺川取水施設と梅里換気塔を探訪しました。両施設とも「神田川・環状七号線地下調節池」施設の一部です。
1月31日(火)晴れの日に探訪しました。梅里換気塔は次回「其の362」で発表します。

下田橋より妙正寺川上流を望む
前回探訪した妙正寺川第二調節池上流、下田橋から見た妙正寺川の上流方向です。護岸は垂直に近く高さは5m位ありそうです。護岸は色違いで線が入っています。増水時に出来た水際跡か護岸を嵩上げした跡でしょうか?。

妙正寺川・江古田川合流点
下田橋の少し上流、左岸に江古田川が合流しています。川幅、深さの割にほとんど流れがありません。ちょっとした雨で一気に増水するのでしょう。

史蹟 江古田原・沼袋古戦場の碑
付近でこんな碑を見つけました。「史蹟 江古田原・沼袋 古戦場」とあります。中野区に古戦場!?・・・。案内板によるとこの辺り一帯は享徳の乱(1454~1482・室町時代)で太田道灌と豊島泰経らが激戦をしたところだそうです。

新昭栄橋より妙正寺川上流を望む
下田橋から2.6kmほど上流の妙正寺川取水施設に到着です。環七の新昭栄橋より妙正寺川上流を望む。左岸に洪水取入れ口の越流堰が見えます。

神田川・環七地下調整池位置図
参考に「其の339」で載せた神田川・環状七号線地下調節池位置図を再掲します。 クリックで拡大します。
(「神田川・環状七号線地下調節池」より)

南北に4.5km、北から南に1500分の1の勾配をつけている。
地下調整池天端から地上までの距離(土被り)は34~43m。
青色が第一期事業で神田川取水施設は平成9年4月取水開始。赤色が第二期事業で善福寺川取水施設が平成17年9月、妙法寺川取水施設は平成19年3月から取水開始。

妙正寺川取水施設は図のように環状七号線地下調節池の北端にある施設です。

妙正寺川取水施設
上流側から見ました。越流堰の長さは善福寺川取水施設や神田川取水施設に比べ小振りです。入り口にゴミ除けのスクリーンがあります。善福寺川取水施設同様、その奥に防音カーテンや管理ゲートがあるはずです。取水立坑から内径12.5mの巨大地下調節池へ流れ込みます。
護岸に黄色の目盛り、黄色のライン、越流堰の白色ポールにも黄色の表示があります。よく見ると黄色ラインにAP+35.3mと書いてあります。管理ゲートを開く(洪水を取り入れる)設定水位線と思われます。右端に監視カメラが見えます。

この写真には写っていないのですが新昭栄橋の上流側に施設からの排水口がありました。妙正寺川取水施設は専ら取水のみで排水は行っていないはずなのでちょっと意外な感じでした。多分、事業所内の排水なのでしょう。

妙正寺川取水施設・設定水位線
設定水位線AP+35.3mのアップです。
旧岩淵水門(赤水門)で見たAP水位がここでも使われています。妙正寺川は神田川から隅田川に注ぐ荒川水系の一級河川です。この場所からは想像もつかないのですが荒川水系の河川でした。だから水準にAPを用いているんですね・・・。

APとは
Arakawa Peilの略で、荒川水系における水準を表す単位です。中央区新川にある「霊岸島水位観測所」AP±0が定められ、現在全国の高さの基準であるTP(東京湾中等潮位=海抜)はAP+1.1344mと定められました。 (国交省旧岩淵水門付近案内板「荒川の洪水記録」より)

妙正寺川取水施設監視カメラ
右岸の監視カメラ。24時間体制で監視しているので照明付きです。情報は善福寺川取水施設の中央監視室に送られ、職員が目視で水位を確認し管理ゲートを開く操作を行います。昨年10月に見学した際モニター画面を見ました。

このあと環七を南下し梅里換気塔へ向かいました。次回投稿します。

環状七号線地下調節池の参考記事
「其の339 環七の巨大地下空間を訪ねる・東京都杉並区」
(2016/11投稿)

妙正寺川取水施設の位置です。


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