横浜水道みちを行く

横浜水道みちの事なら何でも知りたがり屋の管理人がその水源を目指して探索探訪をします。時には独りよがりな感想意見を述べます。

其の354 武蔵水路を歩く④ 埼玉県行田市~鴻巣市

 前回の続きです。前回は川面放流口ゲート付近の箕田2号用水路サイホンまで進みました。武蔵水路を歩く三日目は12月30日(金)晴れ、北風がやや強い日に探訪しました。この風が幸いして富士山がくっきりと眺望でき良かったです・・・。

今日はJR高崎線北鴻巣駅からの歩きです。初めは武蔵水路六つ目の伏越・国道17号伏越(ふせこし・サイホン)です。武蔵水路は下図のように「2連コンクリート開水路」が原則です。

武蔵水路標準断面図
武蔵水路の標準断面図です。画像クリックで拡大します。
幅14.45m(7.10m×2連) 水深2.30m
(付近の水資源機構の案内板より)
武蔵水路は場所により少しずつ幅や水深が異なります。

武蔵水路・R17号線付近
R17(国道17号線)糟田橋上流から武蔵水路下流を望む。左側水路がトンネルに入って行きます。トンネルの入り口が国道17号伏越の入口になります。右側水路は開水路のままです。

R17糟田橋より武蔵水路下流を望む
R17糟田橋より下流を望む。右側開水路のみです。つまり左側水路のみが伏越でR17を潜っていることになります。その理由は糟田橋左岸側橋台が支障となり左側水路を開水路で通すスペースがなかったことによります。上流から見て橋台の左下方を伏越管(4m×4m)が通っています。

R17粕田橋下流の武蔵水路
糟田橋下流で2連コンクリート開水路に戻ります。国道17号伏越は武蔵水路改築工事の際に新設されました。糟田橋橋梁はそのまま(車を通しながらの水路改築工事)で難工事だったそうです。

武蔵水路経路図、施設図
武蔵水路経路と施設名図です。クリックすると拡大します。
(付近の水資源機構案内板より)

武蔵水路・赤見台放流口ゲート
次の施設は赤見台放流口ゲートです。内水排除のための施設です。ロープは何のためか分りますね。何度も紹介しました。

武蔵水路・JR高崎線伏越
七つ目の伏越はJR高崎線を潜る伏越です。これは高崎線北側の伏越呑口です。武蔵水路改築前は台形開水路でしたが高崎線の橋台が狭いため2連コンクリート開水路化が難しく2連のサイホン構造に変更されました。電車を通しながらの工事のため大変な難工事だったそうです。

武蔵水路・高崎線と立体交差
武蔵水路を渡る高崎線。サイホン化されたので武蔵水路の上はコンクリートで覆われています。

武蔵水路・高崎線を潜る遊歩道
武蔵水路左岸沿いの遊歩道を歩きましたが、遊歩道も地下に潜り高崎線を潜ります。

JR高崎線を潜る地下道
高崎線下の地下道です。まるで自ら武蔵水路の水のように高崎線を伏越で潜っているような気分で面白いですね・・・。地下道の右下深いところをサイホン管が通っています。

武蔵水路・JR高崎線伏越吐口
これは高崎線南側の高崎線伏越吐口です。

武蔵水路・富士山橋付近の富士山
富士山橋付近から富士山を望む。ズームアップで撮りました。荒川左岸堤防が見えます。もう少しで終点に到達します。少し上流の万願寺橋からも望めましたが電線が多く余り見映えがしません。

武蔵水路・箕田制水ゲート
次の施設、箕田制水ゲートです。

武蔵水路・箕田制水ゲート銘板
箕田制水ゲート銘板です。
型式:ステンレス鋼製ローラーゲート
門数:2門
純径間:7.10m×2.85m

幅7.10mは冒頭に載せた標準断面図数値と一致しています。
どの施設にも銘板が貼ってあるので施設名が分かります。

武蔵水路・箕田伏越呑口
武蔵水路八つ目の伏越は箕田伏越です。足立北部排水路を伏越で潜ります。これは箕田制水ゲート下流の箕田伏越呑口です。

武蔵水路・箕田伏越銘板
箕田伏越呑口側、中央隔壁に埋め込まれた「箕田伏越」銘板。

武蔵水路・箕田サイフォンの看板
呑口上の水資源機構「武蔵水路 箕田サイフォン」の看板。ここは鴻巣市箕田167番地。伏越はサイフォン・サイホン・逆サイフォンなどいろいろな呼び方をされています。

足立北部排水路
足立北部排水路下流を望む。橋の欄干先が箕田伏越の吐口です。

武蔵水路・箕田伏越吐口
足立北部排水路を潜った武蔵水路・箕田伏越吐口です。武蔵水路改築工事で伏越管の中に鋼管を通し、耐震補強がされました。

箕田伏越付近の冬みず田んぼ
箕田伏越付近の冬みず田んぼ。去年の冬海老名市へ冬みず田んぼを初めて見に行きました。鴻巣市でもやっていました!

武蔵水路終点直前まで進みましたが今回はここまでです。続きは追っかけ投稿いたします。

参考資料等
・水資源機構「生まれ変わる武蔵水路」
・月刊ダム日本No.854別冊
 「生まれ変わる武蔵水路(武蔵水路改築事業)」
・現地案内板、銘板等

今回の始まり国道17号伏越・箕田橋の位置です。


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