横浜水道みちを行く

横浜水道みちの事なら何でも知りたがり屋の管理人がその水源を目指して探索探訪をします。時には独りよがりな感想意見を述べます。

其の282 平瀬川を歩く・河口から平瀬川隧道まで

 「其の279」で旧平瀬川河道跡を歩いたので、今回は新平瀬川(昭和16年に開削された現在の平瀬川)の河口から平瀬川隧道下口まで歩きました。

平瀬川浄化施設
3月4日(金)晴れ、諏訪排水樋門を見た後、多摩川右岸堤防下の遊歩道を上流へ向かいました。R246新二子橋を過ぎたところで、上流に排水樋門のような施設が見えてきました。堤防上から管理橋で渡れるようになっています。塔のような施設の銘板を見ると「平瀬川浄化施設」とあります。このような河口の浄化施設を見るのは初めてです。

平瀬川河口
その先が平瀬川河口でした。右側の橋は河口に架かる人道橋です。

平瀬川河口より平瀬川上流を望む
人道橋より平瀬川上流を望む。昭和16年以前にはなかった川です。

二ケ領用水久地円筒分水案内パネルの説明文を再掲します。
昭和16年(1941年)、多摩川右岸農業水利改良事務所長であった平賀栄治の設計建設により水害防止のため平瀬川の開削と二ケ領用水の伏越、そして久地円筒分水が完成しました。

「其の279」で旧平瀬川河道跡を歩きました。案内パネルには「水害防止のため」と簡単に書いてありますが、地図を眺めると溝口の蛇行した旧二ケ領用水・旧平瀬川合流点付近が、昔は毎年のように水害で悩まされただろうと想像がつきます。この新平瀬川の開削でそれが一挙に解消したことになります。治水と利水を絡めた一石二鳥の大事業でした。凄いことをやったなあとあらためて感嘆します。

さて向かって左側、右岸に取水口が見えます。そのすぐ下流にゴム堰(ゴム引布製起伏堰)が見えます。ゴム堰は思わぬところで遭遇するのでいつもびっくりです。

平瀬川河口より多摩川下流を望む
合流点下流はこんな景色です。人道橋より多摩川下流を望む。

平瀬川河口のゴム堰(ゴム引布製起伏堰)
ゴム堰のアップです。平瀬川浄化施設を構成する施設の一つと思います。堰き止めた水を取り入れて浄化し多摩川へ放流するのでしょうが各施設の働きや仕組みなどは一見しただけでは分りません。
いつかゴム堰が起立した状態の時(平瀬川浄化施設が稼働時)に改めて見学したいですね。

平瀬川浄化施設銘板
付近で見つけた平瀬川浄化施設の銘板です。
1985年3月関東地方建設局 
管理者:京浜工事事務所  浄化施設一式 施工:(株)竹下組

建設省時代の1985年(昭和60年)3月完成です。

河川管理境界多摩川の標識
多摩沿線道路南、平瀬川左岸の河川管理境界多摩川の標識。
上流は神奈川県管理とありますが多摩川を平瀬川に置き換えると理解できます。平瀬川は神奈川県が管理する一級河川ですからね。

平瀬橋人道橋より平瀬河口を望む
平瀬橋人道橋より平瀬川河口を望む。前方の橋は多摩沿線道路東久地橋。平瀬橋人道橋からは右岸を上流へ歩きました。

平瀬川の水位目盛・高津区久地2
左岸の水位目盛りです。目盛りにあるように深い川です。
下から水防団待機水位(白色)3.5m以上、氾濫注意水位(黄色)4m以上、避難判断水位(赤色)5.5m以上。

平瀬川の雨水排水放流口
左岸のフラップゲート付き雨水排水の放流口。フラップゲート付きはこれ以外にも多数見かけました。平瀬川からの逆流防止のためと思いますが、しばしばここまで水位が上がるということでしょうかね。今日はお天気なのに水が流れています。湧水と思います。前回訪ねた諏訪排水樋管下流でもきれいな水が流れていました。

平瀬川へ放流の排水樋管
久地2丁目の橋のたもとの排水樋管。雨水下水管でしょうか。

平瀬川下流を望む・久地2丁目
久地2丁目の橋より平瀬川下流を望む。

新久地橋より平瀬川上流を望む
新久地橋まで上ってきました。新久地橋より平瀬川上流を望む。前方の丘の下が平瀬川隧道下口です。

新平瀬橋より平瀬川上流を望む
新平瀬橋より平瀬川上流を望む。魚道が見えます。左岸に二ケ領用水本川の放流水が合流しています。

二ケ領用水制水門・高津区久地
二ケ領用水本川の制水門。余水を放流中です。

平瀬川隧道下口・高津区久地
平瀬川隧道下口に到着しました。右側の隧道に「平瀬川隧道」の銘板が埋め込んであります。

二ケ領用水久地円筒分水
平瀬川右岸にある二ケ領用水久地円筒分水です。詳しくは「其の274 二ケ領用水久地円筒分水を訪ねる」で発表しました。

二ケ領用水久地円筒分水平面図・縦断図
「其の274」で掲載できなかった二ケ領用水久地円筒分水の平面図と断面図です。参考までに。 (現地案内パネルより)

平瀬川河口の位置です。「地理院地図」より。

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