横浜水道みちを行く

横浜水道みちの事なら何でも知りたがり屋の管理人がその水源を目指して探索探訪をします。時には独りよがりな感想意見を述べます。

其の241 和泉川の農業用水取水施設を訪ねる

 この夏探訪した境川のゴム堰・俣野堰のすぐ下流で和泉川が境川に合流しています。地理院地図を開くと和泉川に架かる中和田橋から境川遊水地まで左岸一帯に水田記号が並んでいます。田んぼのあるところに取水堰あり。航空写真でたどると何やら若宮堰に似た堰が2か所あります。知ったからにはこの目で確認したくなります。
9月15日(火)晴れの日に早速行ってきました。

草木橋より和泉川下流を望む
和泉川はこんな川です。草木橋から和泉川下流を望む。
横浜市営地下鉄下飯田駅から東へ歩くと草木橋に出ます。念のため中和田橋から700m上流の草木橋から歩きました。

中和田橋・和泉第一揚水施設
途中取水堰らしきものは何もなく、中和田橋まで下ったところであっさり見つけました。若宮堰と同じような作りで中央に河川表流水取水弁が鎮座しています。珍しい川底取水堰です。左岸護岸に流入管が立ちあがっています。

中和田橋・和泉第一揚水施設
左岸から見た川底取水堰全景。

中和田橋・和泉第一揚水施設、河川表流水取水弁
河川表流水取水弁のアップです。これなら魚は自由に行き来できます。

中和田橋・和泉第一揚水施設、操作室
左岸の操作室。下の方に外径135mmのパイプが立ちあがっています。サイズから川からの流入管と思われます。手前足元に桝があります。ポンプ揚水した用水はここから下流の田んぼへ送られると思います。操作室に表札や銘板はありません。
この施設の名称は和泉第一揚水施設と思われます。(後述)

和泉第一揚水施設用水路
和泉川左岸沿い道路脇の田んぼへ向かう用水路。桝の中に水流はありません。取水は終わったみたいです。

和泉第一揚水施設用水路
その先で開渠水路になった用水路。用水の流れはありません。この地区は畑の方が多いです。農作業中の方に伺うと、かつての和泉川氾濫により田んぼが砂利で埋まってしまい、畑に転用した農家が多いという話でした。

和泉第二揚水施設
鍋屋橋下流で見つけた今日二つ目の川底取水堰です。

和泉第二揚水施設・川底取水堰
鍋屋橋から見た川底取水堰。円形の河川表流水取水弁にごみが引っかかっています。

和泉第二揚水施設・操作室
鍋屋橋際の操作室。中和田橋際の操作室とよく似ています。幸いこちらには銘板が掲げてありました。

和泉第二揚水施設・操作室銘板
名称:和泉第二揚水施設
取水工法:河川表流水取水工法
ポンプ型式:ユニバーサル片吸込渦巻ポンプ
取水量:ポンプ揚水能力1.6㎥/分
表流水取水弁:D-600L-150-0Z
施工年度:平成6年3月
 (銘板より抜粋) 

河川表流水取水工法、表流水取水弁等大和市福田で見た若宮堰と同じ用語がつかわれています。今日はじめに見た中和田橋の取水施設は兄妹施設と思われます。

探訪前に航空写真で見たその位置に確かに取水施設があり、二つとも予想通り川底取水の農業用水取水堰でした。たった一度の探訪で同時に二つの珍しい取水堰を見つけました。

和泉第二揚水施設・操作室
操作室西側の流入管と吐出管。桝の先は田んぼへ向かう用水路。表流水取水弁から河川水と共に砂も流入しているはずです。どのように砂を除去しているかは不明です。

下和泉土地改良区事業完成記念碑
田んぼの一角に建てられた記念碑。
下和泉土地改良区事業完成記念碑 平成十年十二月建立。
横浜市泉区和泉町字天王森鍋屋地域の河川改修、道路網、農地整備、用排水路整備などの事業完成を記念して建てられました。

天王森泉公園前の案山子コンテスト
天王森泉公園前の田んぼ沿いで案山子コンテストをやっていました。

新折越橋より和泉川上流を望む
新折越橋より和泉川上流を望む。今日は向かって右側、左岸の田んぼを探訪しました。和泉川は新折越橋の300mほど下流で境川に合流します。

白色の彼岸花・中和田橋付近
今日の探訪記念は中和田橋付近の白色の彼岸花です。

中和田橋の位置です。


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  • 2015/09/18(金) 08:46:36 |
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