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横浜水道みちを行く

横浜水道みちの事なら何でも知りたがり屋の管理人がその取水源を探訪します。

其の700 中津川のカワラノギクと陸閘・神奈川県愛川町

 気になっていた中津川のカワラノギクの開花状況を見に行きました。結果は空振り。今回は代わりに見つけた陸閘についてお伝えします。

中津川河川敷・神奈川県愛川町田代
愛川町田代、中津川左岸河川敷です。今日は10月21日(水)、平日なのにこの込みよう。GoToの成果?無関係だと思います。


中津川河川敷・神奈川県愛川町田代
今年6月、武漢ウイルス感染対策で都県跨ぎの外出が制限されていた頃にここへ偵察に来ました。河川敷内の池の周りがカワラノギクの自生地です。おや?!先客がいますよ!


中津川河川敷・神奈川県愛川町田代
河川敷内のコンクリート管を並べた橋を渡り見に行きました。


中津川河川敷・神奈川県愛川町田代
茅やセイタカアワダチソウが繁る小道を上流へ進みます。


中津川河川敷カワラノギク自生地・愛川町田代
ロープで囲った自生地です。草そのものが生えていないです。残念ながら今年はだめですね。先客のお話によると昨年も台風19号のせいで見られなかったそうです。


中津川の河川敷・カワラノギク自生地
これは今年6月に来た時の同じ場所です。ロープで囲い荒れ放題ではないので期待したんですけどね。


中津川のカワラノギク自生地
こちらは小橋を渡ったところにある隣接の自生地です。荒れ放題ですね。宮ヶ瀬ダムの大量の維持水放流によりなぎ倒されています。8年前に訪れた時「其の47」は、石ころ河原として整備され、結構見事に咲いていました。物置やベンチはその名残です。


さて、カワラノギクは空振りだったので帰り道で偶然見つけた陸閘の話に移ります。
中津川左岸の陸閘・愛川町田代
カワラノギク自生地の近く中津川左岸の堤防です。コンクリートのかさ上げ護岸に切れ目(開口)があります。


中津川左岸の陸閘・神奈川県愛川町田代
近づくとコンクリート護岸に縦溝が切ってあります。


中津川左岸の陸閘・神奈川県愛川町田代
真上から見ると左右どちらも溝が切ってあります。角落し板をはめ込めば増水時のゲート(門扉)になりますね。これは立派な陸閘ですね。平常時に人が出入りするための開口と思うのですが、河川敷へ通じる階段も何もないですね。昔はあったのかな?


獲物を捕らえたカマキリ  獲物を捕らえたカマキリ
帰り道、堤防上で獰猛なハンター・カマキリさんを見つけました。


陸閘は、規模の大小はありますが、観察するといろんなところにあります。大磯港、須賀港、相模川河口、多摩川旧堤防、多摩川河口の赤レンガ陸閘などです。今回を機に右欄サイドバー・カテゴリに「陸閘」を新設し記事をまとめました。

陸閘の位置です。


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其の699 小動神社の庚申塔・神奈川県寒川町小動

 小動神社(こゆるぎじんじゃ)へ庚申塔を観に行きました。
途中、相模川左岸幹線用水路に再会し懐かしく楽しい散策となりました。(^σ^)

倉見駅より富士山を望む
10月11日(日)、JR相模線倉見駅ホームからの眺めです。
富士山は、相模原市からは丹沢の山々に邪魔をされて望めないのですが、ちょっと南へ下がるとこうして毎日眺めることが出来ます・・・羨ましいですね。


目久尻川に架かる相模川左岸用水水路橋
倉見駅からてくてくと目久尻川に架かる旭橋までやってきました。上流側を見ると相模川左岸幹線用水路(以下左岸用水路)が水路橋で渡っています。


目久尻川に架かる相模川左岸用水水路橋
目久尻川左岸道路から見た左岸用水路上流方向です。通水が終わっていて流れはありません。


相模川左岸用水路・寒川水路橋
同下流方向です。低地の田んぼを水路橋(寒川掛樋)で渡る左岸用水路。遠くの茅ヶ崎市室田終点まで送水するので標高維持のために水路橋として施工されました。



相模川左岸幹線用水路
寒川町小谷(こやと)3丁目・コスモス
その下流、寒川町小谷(こやと)3丁目付近の左岸用水路とコスモス。この付近で排水路と左岸用水路が立体交差しています。その様子も見てきたのですが過去記事と重なるので省略します。お時間と興味のある方は下記をご覧ください。
其の36 左岸用水路を歩く・才戸から室田へ①


小動神社・神奈川県寒川町
そうこうするうちに小動神社に到着しました。
ここは神奈川県高座郡寒川町小動480


神奈川県寒川町・小動神社
小動神社
御由緒:創立年月日は不詳ですが、神仏混淆の時代から鎮座していた念宗寺境内の村社御嶽神社と部落東部の稲荷神社を小動中央に位置する日吉(ひえ)神社に明治二十九年三月に合祀して小動神社と称した。
御祭神:
日本武尊 (やまとたけるのみこと ) 
倉稲魂命 (うかのみたまのみこと) 
大山祇命 (おおやまつみのみこと)

(神奈川県神社庁HPより)


寒川町の小動神社
小動神社拝殿と本殿です。石像物が写っていますよ。


小動神社の石像物
左から庚申塔、地神塔、笠付きの塔、石祠。


小動神社の庚申塔
お目当ての庚申塔です。主尊は怖いお顔の青面金剛、二臂で右手に剣を持ち、左手にショケラをぶら下げています。青面金剛は六臂が多いのですが二臂は珍しいと思います。それもショケラさん付き。上部に日輪月輪の線刻、下部に三猿が刻まれています。


小動神社の庚申塔・ショケラ
ショケラさんです。埼玉県のある博物館で庚申塔の説明板を見たのですが、ショケラを指して以下のような説明がありました。

三尸中(さんしちゅう)
人の体の中に住んでいる三匹の虫。庚申の夜、人が眠っている間に体を抜けだしその人がおかした悪さを天の神様に告げ口します。

ショケラ=三尸中と言うことでしょうか。


小動神社の庚申塔・三猿
三猿です。左から「見ざる言わざる聞かざる」。邪鬼はいません。


小動神社の庚申塔  小動神社の庚申塔
・左側面に造立年月が刻まれています。「天保」とかろうじて読み取れました。1830~1843年なので幕末ですね。左下に「小動村」と刻まれていました。
・右側面に「右・左」と刻まれているので道標を兼ねていました。この像は小動村のどこかの辻に置かれていたかもしれないですね。
  

道端のヒメツルソバ
目的を達したので来た道を引き返しました。道端で見たヒメツルソバです。今年5月谷津川源流探訪したときに知った草花ですが花期が長いですね~。園芸種が庭から逃げ出して野生化したたくましい草花です。隙間が好きみたいですね。


小動神社の位置です。


其の698 大蔵寺の徳本念仏塔・相模原市緑区太井

 城山隧道、第一接合井に続いて近くの大蔵寺を訪ねました。

大蔵寺の六地蔵
大蔵寺(だいぞうじ)参道脇の六地蔵です。地蔵尊は男性ですが、いずれがアヤメかカキツバタ、どの像も女性のような優しいお顔です。薬壺、数珠、錫杖などの細かい持物まで彫られていますね。


大蔵寺の石造物
六地蔵の向かい側に石像物が集めてあります。
左端は徳本念仏塔、その右は正面に月山、湯殿山、羽黒山と刻まれている出羽三山供養塔です。


大蔵寺の徳本念仏塔
左端の徳本念仏塔です。独特の書体で「南無阿弥陀仏」と大きく、下の方に「徳本」の文字が小さく刻まれています。

この念仏塔は相模原市登録有形民俗文化財です。
相模原市HPによると、
文政四年辛巳十二月吉日(1821年)造立。徳本は、宝暦8(1758)年、紀州に生まれ、江戸時代後期に伊豆や関東の各地に念仏を広めた僧です。徳本念仏塔は地域の念仏講や村の生活史を知る上で貴重な資料です。
相模原市では現在24か所の徳本念仏塔を登録有形民俗文化財に指定しています。

手前の小さな像は一石六地蔵です。六面に一体ずつ彫ってあります。三面に二体ずつ彫った一石六地蔵はよく見かけますが、こんなタイプもあるんですね・・・初めて見ました。


大蔵寺の一石六地蔵
右から二番目、これが三面に二体ずつの一石六地蔵です。


大蔵寺の石像物
この座像は?です。良く分かりません。


大蔵寺山門
大蔵寺山門です。小坊主さんが迎えてくれました。
真言宗智山派 城木山 大蔵寺(だいぞうじ)


大蔵寺山門
山門脇「ほほえみは 心の中の 尊い 菩薩さま」


大蔵寺本堂
本堂です。金文字の「不動堂」と彫られた扁額がかかっています。ご本尊は不動明王です。


大蔵寺の睡蓮鉢  大蔵寺の睡蓮
本堂前の睡蓮鉢とスイレンの花。閉じてしまったのか、これから開くのか。


大蔵寺のカエル像
これも睡蓮鉢ですかね。カエル愛好家には垂涎の的でしょう。


大蔵寺本堂前の石像物
くつろぐ小坊主さん。一休さんかな? お顔が参道脇の六地蔵さんとよく似ていますね。


大蔵寺は、前回第一接合井から眺めた太井隧道の上、相模川に突き出た丘陵の上に在ります。庚申塔はなかったのですが石像物を観られたので良かったです。このあと近くの花の苑地駐車場へ向かいました。


大蔵寺の位置です。


其の697 城山隧道と第一接合井・相模原市緑区太井

 城山ダムのあと城山隧道下口と第一接合井を訪ねました。
ここは以前にも訪ね詳細にレポしましたが、城山ダムの近所なのでついつい足が向いてしまいましたよ・・・。(^σ^)

横浜水道道志川系・城山隧道
横浜水道道志川系の管路隧道・城山隧道下口(下流側の入口)です。懐かしいなあ~何年ぶりだろう。表面がレンガ張りでピラスターと呼ばれる石造りの飾り柱が特徴です。完成は大正3(1914)年4月。ピラスター付きは当時の流行りだったようで川尻隧道、太井隧道でも見られます。


城山隧道の銘板
正面の「城山隧道」銘板です。


横浜水道道志川系・第一接合井
隧道の下流側にある第一接合井です。城山ダム築造により従来の導水路線が水没するため新たにこの施設が設置されました。その働きは後述します。


横浜水道道志川系・第一接合井
第一接合井の上流側です。


横浜水道道志川系・城山隧道
その上流側にある城山隧道下口です。


横浜水道道志川系・第一接合井
城山隧道下口から見た第一接合井です。コンクリート製の大気開放された大きな水槽です(HWL130.50m)。柵に囲われ中には入れません。道志川で取り入れた水道原水2.0㎥/秒が流れているので当然ですね。


横浜水道道志川系・城山隧道
カメラが見た隧道の中の様子です。向かって左側にドイツマンネスマン社製の42吋(Φ1050)鍛接鋼管、右側にΦ900鋼管が敷設してあります。42吋鍛接鋼管は106年経った現在も水を送り続けています。凄いことですね~ドイツの技術恐るべし。当時は第一次世界大戦中でドイツは敵国でした。敵国から良く入手できましたね。鍛接鋼管の現物は西谷の水道記念館に展示してあります。

隧道の寸法形状です。
内法拱径間10尺(3.03m)、中央高さ8尺(2.42m)の馬蹄型。
厚さ46㎝のコンクリート製、内面はレンガ張り。


横浜水道道志川系・第一接合井
これは第一接合井の出口側です。扉の前に立つと流水音が聞こえるので城山水路隧道(内径1.9mの馬蹄型水路隧道)の入口と思われます。水路隧道は城山ダム右岸の第二接合井(HWL128.20m)に向かっています。


ざっと施設を見ました。以前と同じところへ来ているので探訪記は同じ内容になります。今回は当時書けなかったことを書きます。それは水道みちを歩くとよく見かける接合井(せつごうせい)についてです。接合井とは?ネットで調べても答えはどこにも書いてないので第一接合井を観察し、私なりに感じたことを書き記します。

接合井とは
読んで字の如し。接合するための井戸の意ですね。接合とは「つなぎ合わせる」の意、井戸は第一接合井を例にとるとコンクリート製の大きな水槽になります。何を接続するか?水道原水を通す管(鋼管や水路隧道)です。
第一接合井の流入側は口径の異なる二本の(Φ1050、Φ900)鋼管です。流出側は城山水路隧道(径1.9mの馬蹄型水路隧道)です。このように異なる口径の鋼管を一本の管(水路隧道)にまとめるには接合井しか方法がないですね。接合井はある意味継手のような働きをしています。

城山隧道の上口は青山沈殿池構内にあるのですが、隧道入口直前に接合井(HWL142.825m)があり(流入側Φ1500から流出側Φ1050、Φ900の鋼管)に分岐しています。ここでは大口径から小口径に分岐する継手の働きをしています。

接合井のもう一つの働きは水圧調整(減圧)です。
上記接合井のHWLを標高の高い順に並べます。
・青山沈殿池接合井(HWL142.825m)
・第一接合井(HWL130.50m)
・第二接合井(HWL128.20m)
道志川系終点の川井浄水場着水井のELは(HWL93.75m)です。青山沈殿池から約29km、高低差を利用して延々と自然流下で送っているところが凄いですね・・・。


横浜水道道志川系・太井隧道の遺構
横浜水道道志川系・太井隧道の遺構
これは第一接合井から見た太井隧道(城山ダムと同じ管路隧道)の遺構です。昭和40年城山ダム完成により水没しました。現在は第一接合井→第二接合井→城山ダム水管橋に路線変更されています。太井隧道の全貌は異常渇水期に見ることが出来ます。あるいは予備放流水位まで水位を下げたときが全体像を見るチャンスとなります。


冒頭で述べた詳細探訪記はこちらです。
「其の98 太井隧道・城山隧道を訪ねる」
異常渇水期で姿を見せた太井隧道が登場します。


第一接合井の位置です。(地理院地図より)


其の696 相模ダムを訪ねる・神奈川県相模原市緑区

 城山ダムに続いて相模ダムを訪ねました。城山ダムが洪水調節を含む多目的ダムであるのに対して、相模ダムは利水目的(水道用水、工業用水、発電)のみのダムです。大雨が予想される場合、どのような対応をとるか興味を持ちました。

相模湖に架かる月夜野橋
相模湖に架かる月夜野橋
相模湖大橋たもと左岸の無料駐車場に駐車しダムを見に行きました。相模ダムの直前に小橋が架かっています。今まで何度も来ているのに気づかなかったです。この橋は相模湖に架かる月夜野橋と言います。なんとも言えない良い名前だな~。そういえば今年同じ緑区の下河原川を歩いたときに月夜野坂って言う坂に出合いましたね~。


相模湖に架かる月夜野橋
右岸から見た月夜野橋。ちょっとした入り江に架かる橋です。崖上の建物は神奈川県相模川水系ダム管理事務所。ダムカードはこちらでもらえます。


相模ダム・相模湖
相模ダム・相模湖
今日の相模ダム・相模湖です。城山ダムのように水位表示はありません。神奈川県企業庁HP「かながわの水がめ」によるとこの日12:00現在の水位はEL164.84mでした。後述する常時満水位はEL167mなので約2m低めに抑えています。


相模ダム管理橋・築井大橋
相模ダム堤体上の管理橋・築井大橋です。


津久井大橋より相模湖を望む
築井大橋より相模湖を望む。橋はR412相模湖大橋です。


相模ダムのはたらき
湖畔に立つ案内板より「相模ダムのはたらき」について引用します。
ダム直下の相模発電所の放流水を沼本ダムで貯め、津久井分水池から県営水道・横浜水道・川崎水道(東京分水含む)の浄水場へ送っています。水道用水、工業用水、発電用のダムで洪水調節機能を持たない利水目的のダムです。


相模ダムと水利用
現地案内板より「相模ダムと水利用」について引用します。
(画像クリックで拡大します)
●常時満水位はEL167.0m
●図に記載がない予備放流水位EL163.0m
●図に加筆した赤線はダム堤体天端EL158.0m
●発電利用水深LWL、EL148.0m
●最低利用水位LWL、EL145.0m(水道水LWL)

さて、ここで私が関心を持つ予備放流水位ですが、利水目的の相模ダムにもちゃんと設定がありましたよ。神奈川県企業庁HP「かながわの水がめ」を開くとEL163.0mと書いてあります。常時満水位EL167.0mマイナス4.0mです。私の感想は利水目的ダムとはいえちょっと控えめだと思います。城山ダムのそれは常時満水位EL124.0mに対してマイナス11.0mのEL113.0mでしたからね・・・。

ダム堤体天端EL158.0mまで予備放流水位を下げても発電・水道取水に影響を及ぼさないような気がするのですが・・・。常時満水位EL167.0mマイナス9.0mです。構造的に新たに手を加えなくても洪水吐ゲートを全開すれば可能です。相模川沿いに住む者にとってはダムの貯水量増は多ければ多いほど安心です。城山ダムの予備放流水設定と合わせて二段構えで備えればより効果を期待できると思います。

城山ダムで紹介した「予備放流水位」の意味をもう一度載せておきますね。
大雨や台風などの洪水が予測された場合は、前もって放流して、ダムの水位を下げることを予備放流と言います。予備放流により下げる目標水位を予備放流水位と言います。
(神奈川県企業庁HPより)


相模発電所
せっかくなので施設を見て回ります。築井大橋より下流側の眺望です。中央が相模発電所、崖上の変電所、インクラインなどが見えます。


相模発電所
ただいま発電中です。発電所下流側から放流しています。


相模ダム堤体
ダム堤体を覗き込む。大東亜戦争の最中に着工し戦後の昭和22年に完成。セメントなど物資不足の時代に築造されました。


相模ダム下流左岸の岩盤
発電所対岸の岩盤の様子。ダム堤体はコンクリートの塊です。コンクリが岩盤に食い込み一体化していると思います。ダム見学した際に重力式コンクリートダムは絶対に崩壊しないと説明を受けました。最近、長江の三峡ダムが崩壊するのではと話題になっていますが半信半疑で見ております。堤体の長さや貯水量が半端じゃないですからね・・・。


相模ダム
相模ダム
右岸から相模ダムの眺めです。昭和22年完成。風格が漂っています。


相模ダム・相模発電所取水ゲート」
これは右岸の相模発電所取水ゲートです。ただいま発電中なので水面が鳴門の渦潮のように渦を巻いていました。


相模発電所水利使用標識
傍らに立つ水利使用標識です。取水量:発電85.00㎥/秒


相模ダム殉職者慰霊塔
その上流側に建つダム建設工事の殉職者慰霊塔です。裏面に殉職者52名の氏名が刻まれています。合掌・・・。


おしまいに相模ダム・ダムカードとDAM-DATAです。
ダムカード・相模ダム
相模ダム
所在地:神奈川県相模原市
河川名:相模川水系相模川
型式:重力式コンクリートダム
ゲート:ローラーゲート5門 スルースゲート1門
堰高・堰頂長:58.4m・196.0m
総貯水容量:6,320万㎥
管理者:神奈川県企業庁
本体着工/完成年:1941/1947年

(相模ダム・ダムカードDAM-DATAより)


相模ダム見学記はこちらです。
其の110 相模発電所を訪ねる (2013/10投稿)


相模ダムの位置です。


其の695 城山ダムを訪ねました・神奈川県相模原市

 9月28日(月)、久し振りに城山ダムを訪ねました。
秋の台風シーズンに備えるダムの水位管理に興味があったので見に行きました。現場を見るほうが理解は早いと思います。百聞は一見に如かずって言いますからね・・・。

昨年11月の読売新聞報道によると、
全国に1460基のダムがあり、その内訳は、治水機能を持つダムが562基、発電、上水道、農業用水などの利水目的ダムが898基ある。ダムの大半が利水目的も兼ねた多目的ダムなので水害時に水位調節に使える貯水量は全有効貯水量の約3割にとどまっている。
政府の運用見直しでは大雨が予想される場合、利水用の水をあらかじめ放流して水位を下げ、新たに貯水量を確保することが柱になる・・・
とあります。

城山ダムは利水目的も兼ねた多目的ダム(洪水調節・水道用水・工業用水・発電)です。政府の運用見直し通りに事は進んでいるのでしょうか、興味深いですね。(^σ^)


城山ダム・津久井湖
右岸から見た今日の城山ダム(津久井湖)です。


城山ダム
両端左右2門がクレストラジアルゲート×4門、間にはさまれた中央の2門がオリフィスラジアルゲート×2門です。
上部に水色のゲート巻上げ機がずらりと並んでいます。湖面水位はこの位置からは分からないです。


城山ダム・津久井発電所1号機取水塔
津久井発電所1号機取水塔です。取水した水は管路で調圧水槽へ向かっています。取水塔側面の黄色い印は常時満水位(平常時最高水位)EL124mを示しています。その下、水色の印は洪水期(6/1~10/15)制限水位EL120mを表しています。現在の水位はそれ以下のEL117.5m位でしょうか。


川尻隧道上口の遺構、中沢接合井の遺構
その左側、赤レンガは横浜水道川尻隧道上口(上流側入口)の遺構です。その左側のコンクリートは横浜水道中沢接合井の遺構です。城山ダム完成により水没しました。
湖岸の建物は神奈川県企業庁相模川水系ダム管理事務所(城山ダム管理事務所)です。昨年見学会で訪れダムの勉強をしました。


城山ダム・津久井湖城山ダム
右岸にも黄色と水色の表示があります。現在の水位はEL117.5m位。洪水期制限水位より2.5m水位を下げ大雨や台風に備えています。
企業庁HPによるとさらに水位を下げた設定があります。予備放流水位(よびほうりゅうすいい)と言い、設定水位はEL113.0mです。現在よりさらに4.5m水位を下げることになります。

大雨や台風などの洪水が予測された場合は、前もって放流して、ダムの水位を下げることを予備放流と言います。予備放流により下げる目標水位を予備放流水位と言います。
(企業庁HPより)

企業庁HPによると予備放流水位EL113.0mまで水位を下げると洪水調節容量は27,500k㎥となり、有効貯水容量54,700k㎥の50.27%になります。以前は、このような設定水位はなかったので政府の運用見直しに従った新たな設定と思われます。


城山ダム・ダムカードです。
城山ダム・ダムカード
城山ダム 
所在地:神奈川県相模原市
河川名:相模川水系相模川
型式:重力式コンクリートダム
ゲート:クレストラジアルゲート×4門
    オリフィスラジアルゲート×2門
堤高・提頂長:75.0m・260.0m
総貯水容量:6,230万㎥
管理者:神奈川県 神奈川県企業庁
本体着工/完成年:1961/1965年
目的記号:FWIP (洪水調節・水道用水・工業用水・発電)


2019年10月の緊急放流ではゲート全6門を開け3000㎥/秒を放流しました。

参考過去記事
其の614 城山ダムを見学しました (2019.11投稿)


オンブバッタ  オンブバッタ
同日朝、丸葉朝顔の葉っぱの上にオンブバッタ2ペアを見つけました。上に乗っている小さい方が♂です。


城山ダムの位置です。(地理院地図より)



其の694 中野棚田&平岡棚田を訪ねる・山梨県南アルプス市

 平林桜池の後、中野の棚田と平岡の棚田を訪ねました。

中野の棚田
(画像をクリックすると拡大します)
中野の棚田・山梨県南アルプス市
中野の棚田・山梨県南アルプス市
中野の棚田・山梨県南アルプス市
曲がりくねった農道を上り中野棚田のてっぺんまで来ました。
農作業の邪魔にならないところに駐車し、見晴らしの良いところから眺めました。収穫作業はほぼ終わっていました。訪れるのが一週間ほど遅かったですねー。


中野の棚田・案内板
南アルプスユネスコエコパークが作った中野棚田の看板です。


中野の棚田用水路・山梨県南アルプス市
棚田の背後、山側道路沿いの用水路です。幸いまだ通水中なので上流へたどってみました。


中野の棚田・山梨県南アルプス市
道の両側に用水路が流れています。山側にはゲートがあります。その奥にも棚田がありました。


中野の棚田用水路・山梨県南アルプス市
山から来た用水の流れと制水ゲート。用水路は二方向に分けています。害獣除けの電気柵が物々しいです。


中野の棚田用水路・山梨県南アルプス市
右手奥の棚田沿いにも用水が流れています。豊富な水量です。おそらく山間から自然に湧き出る沢水と思われますが、どこかに温水池でもあるんでしょうか。


平岡の棚田
平岡の棚田・山梨県南アルプス市
平岡の棚田・山梨県南アルプス市
これは少し下ったところにある平岡の棚田です。観賞には一足遅かったです。


平岡の棚田・山梨県南アルプス市
西側、山の方から来た用水路は通水が止まり乾いています。


3回にわたって発表した甲府盆地周りの棚田シリーズはこれでおしまいです。青い空を映した田植え時の棚田も見てみたいですね・・・。


中野の棚田・平岡の棚田の位置です。