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横浜水道みちを行く

横浜水道みちの事なら何でも知りたがり屋の管理人がその取水源を探訪します。

其の666 峯の薬師ハイキング・相模原市緑区三井

 津久井湖を挟んで城山対岸にある峯の薬師に参詣しました。2週続けてちょっとした山登りです。

城山発電所
揚水式発電所・城山発電所正門手前右側に城山湖散策用の相模原市営無料駐車場があります。6月1日から新コロ対策閉鎖が解かれ、利用できるようになりました。今日はこの駐車場からスタートです。発電所前を進み城山湖散策路に向かいます。


城山湖散策路
城山発電所の変電施設前のふくらはぎが攣りそうな急坂を登ると城山湖散策路に出ます。


城山湖散策路
城山湖散策路のオカトラノオ
登り勾配の散策路に山野草がいっぱい繁っていますが、花期を過ぎたようで、唯一こんな花が見頃でした。稲穂のように垂れ下がった見たこともない花です。帰ってから調べるとオカトラノオに一番似ていました。


城山湖散策路から城山湖の眺め
散策路から城山湖の眺望。展望台や本沢ダムが見えます。


城山湖散策路・関東ふれあいの道道標
関東ふれあいの道交差点に立つ道標。峯の薬師まで1km。
これから先、少し登り道が続きますが峠を過ぎると峯の薬師まで下り一辺倒になります。


関東ふれあいの道
関東ふれあいの道に入りました。野鳥の案内板です。ウグイスの澄んだ鳴き声のほかに「特許許可局」と鳴く鳥がいましたよ。姿は見えなかったのですが、夏鳥のホトトギスですね。


峯の薬師守護金毘羅様
峯の薬師守護金毘羅様
峯の薬師守護金毘羅様に寄り道しました。小さな石祠でした。


関東ふれあいの道
関東ふれあいの道に頑丈そうなゲートが・・・。しかし大丈夫、人は左側からすり抜けることができます。その先を直進すると峯の薬師奥の院ですが、右側の道をどんどん下ります。


峯の薬師(大覚山東慶寺)

峯の薬師案内板  峯の薬師案内板
峯の薬師に到着で~す。画像右奥、裏側から入ってきました。
峯の薬師(大覚山東慶寺)は(東京の新井薬師、高尾山の薬王院、大山の日向薬師とともに)武相四大薬師の一つ。
明応元年(1492年)の創建と伝えられる古刹で、昔から武蔵・相模の人々に、生命を守り、心身の病を治す薬師様として知られ、厚く信仰されています。本尊:薬師如来

ガラス越しにありがたく拝観させてもらいましたよ。不動明王と違い柔和で穏やかなお顔でした。


峯の薬師
鐘楼と峯の薬師参道。


峯の薬師からの眺望
峯の薬師からの眺望です。正面の山は前回登った城山です。
津久井湖と東側に城山ダムが見えます。


峯の薬師からの眺望・城山発電所放水塔
城山発電所の放水塔も見えましたよ!


尾崎咢堂の歌碑・峯の薬師境内
境内の尾崎咢堂の歌碑です。尾崎行雄(咢堂)の生誕地は近くの相模原市緑区又野691で、現在は尾崎咢堂記念館になっています。


姿三四郎決闘の場の碑・峯の薬師境内
こちらは、姿三四郎決闘の場の碑。富田常雄作とあるので小説の主人公が決闘した場所です。


峯の薬師参道
帰りは来た道を引き返します。峯の薬師奥の院参道下です。


峯の薬師奥の院
階段上、峯の薬師奥の院です。


ムラサキシジミチョウ  ムラサキシジミチョウ
おしまいに可愛らしい蝶です。羽を立てると地味な模様ですが、広げるとこんな鮮やかな紫色を見せます。同じ個体の写真ですが見る角度により色が変化します。図鑑で調べるとムラサキシジミチョウでした。


峯の薬師の位置です。(地理院地図より)


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其の665 城山に登りました・相模原市緑区根小屋

 いつもの水辺歩きから一転、今回は山登りです。と言っても小さな山なのでちょっときつめの散歩です。(^σ^♪

城山・相模原市緑区根小屋
南西側展望デッキから見た城山の頂です。標高は375m。名前の通り山城で、山頂に本城曲輪、飯縄曲輪がありました。


城山の麓、御屋敷跡
新コロ対策で閉鎖中だった県立津久井湖城山公園駐車場が6月1日から利用可能になりました。園内パークセンターを抜けると津久井城の遺構・御屋敷跡がありました。戦国時代、津久井城主内藤氏が館を構えていたとされる場所です。


津久井湖城山湖公園のホタルブクロ
登山口目指して歩いていくと早速、山野草のホタルブクロが迎えてくれましたよ!


津久井湖城山公園案内図
園内の案内図「今ここにいます!」から城坂を登って行きます。


城山登山道・城坂
城山登山道・城坂
今日は6月18日(木)、平日ですが、ちらほら人が出ています。


城山登山道・男坂女坂分岐点
男坂(車坂)と女坂分岐点です。


城山登山道・女坂
なだらかで長い女坂を選択。山の斜面を巻くように緩い小径を登って行きます。


城山の女坂
右手は常に山、左手は急斜面です。


城山のモノレール
山頂に向かって管理用のモノレールが敷かれていました。


津久井湖(城山ダム)
左手樹間から津久井湖(城山ダム)が見え隠れします。


アワモリショウマ
変わった花が咲いていました。初めて見る花です。ネットの図鑑によるとユキノシタ科アワモリショウマ(泡盛升麻)に一番似ています。


津久井の銘木・大スギ
やがて男坂(車坂)に合流。山頂の本城曲輪へ行く前に飯縄曲輪を目指します。これは途中にあった津久井の銘木・大スギです。中が焼け焦げています。

津久井の銘木・大スギの案内板
大杉の案内板です。平成25年の落雷で焼失したそうです。


城山の宝ヶ池
津久井城の水源の一つ宝ヶ池です。本城曲輪北側、御屋敷跡にも井戸跡が見つかっているそうです。付近には近辺の城や砦(小松城・片倉城・八王子城など)間の情報伝達用狼煙台や鐘撞堂がありました。



飯縄神社(飯縄曲輪)
飯縄神社(飯縄曲輪)です。
曲輪(くるわ)とは、尾根や傾斜地を造成し平坦地を作り堀・土塁・柵などで囲み建物などを構えた区画。「廓」とも書く。
(案内板より)


城山のアオオサムシ
本城曲輪へ向かう途中で虫さんが食事中でした。この手の虫にあまり興味がないのですがきれいな虫さんなのでパチリ。
図鑑を見るとアオオサムシが一番似ていましたね。ミミズや昆虫を餌にしています。マニアには人気の虫さんだそうです。


城山の堀切
両側が深い谷の尾根道を進みます。馬の背中のような細い道・堀切を渡りました。尾根道を逆台形に大きく掘りこんだ狭い道で、尾根伝いに攻め込む敵方を防ぐためのもので堀切と言います。平時は橋を架け通行に供し、戦の際は橋を落とし敵方の攻撃を防ぎました。津久井城には山頂の尾根に3か所の堀切があります。


城山山頂・本城曲輪
山頂の本城曲輪は平坦な広場です。広場の南側に小高い丘があり「築井古城記碑」が立っています。城主内藤氏の家臣、島崎氏の末裔で当時の根古谷村名主島崎律直が文化13(1816)年に建立。津久井城の沿革や地形、内藤氏の系譜、建碑の由来等が刻まれています。相模原市指定有形文化財(歴史資料)。

案内板によると津久井城は根小屋式山城に分類される。
根小屋とは、山城は平地の面積が狭いために城主の館や家臣の屋敷などを山麓に置いた。これを根小屋と言い山麓に根小屋を備えた山城のことを根小屋式山城と言います。



県下名勝史跡四十五佳選当選記念「築井城址」の碑
帰りは近道の男坂(車坂)を下り展望デッキへ向かいました。これは途中にあった、県下名勝史跡四十五佳選当選記念「築井城址」の碑です。横浜貿易新報社が建立。建立年月は刻まれていませんが、同様の記念碑「平塚市花水河口」が昭和十年十月に建立されているのでその頃と思われます。


城山のヤマホタルブクロ
またホタルブクロです。案内板によるとヤマホタルブクロ。


津久井湖(城山ダム)
展望デッキ近くまで下りてきました。津久井湖が良く見えます。珍しいものが二つ写っています。

城山発電所放水塔
展望デッキより揚水式発電所の城山発電所放水塔です。

津久井湖のエアレーション
津久井湖の水質浄化のためエアレーション設備により湖水を撹拌しています。


おしまいに帰り道で出会った草花です。
城山のキイチゴ?  城山のハギ?

城山のアジサイ  城山のアジサイ
キイチゴとハギ?ハギって秋の七草でしたね。アジサイは相模原市の花です。


城山の位置です。(地理院地図より)


其の664 有鹿谷の田んぼとザリガニ・相模原市南区磯部

 気を緩めることなく近場の散策を続けています。6月15日(月)、以前、有鹿神社奥宮を探訪したときに通った有鹿谷の田んぼをあらためて訪ねました。今季初めての田んぼの水はどこからです。(^σ^♪

有鹿谷の田んぼ・相模原市南区磯部
勝坂遺跡公園内の有鹿谷です。一段低い位置に田んぼが5枚あります。左(東)側は相模原台地段丘崖の森。西側の丘の縁に沿って鳩川が流れています。


勝坂遺跡公園・照葉樹林の散策路
東側の段丘崖の森、照葉樹が繁る散策路です。


鳩川・相模原市南区磯部
有鹿谷の西側を流れる鳩川です。


有鹿谷の田んぼ脇の池
田んぼの隅に小さな池があります。東側段丘崖二方向からきた湧き水をいったんここに溜めています。

有鹿谷の田んぼ脇の池
池の中にパイプが2本設置してあり、一方のパイプをオーバーフローした水が吸い込まれていきます。湧水量は豊かですね~。田んぼへ流れていくと思いますが追っかけてみます。


有鹿谷の田んぼと温水池
田んぼの東側に細長い池がありパイプはそこへ繋がっていました。観察すると細長い池の南端で田んぼに水を入れています。田んぼから順次隣合わせの田んぼへ水を送り5枚の田んぼすべてに行き渡るようになっています。


有鹿谷の田んぼ
田んぼ中央の畦道から見た南方向です。田んぼの先は湿地帯で、田んぼの排水は西側の鳩川に放流しています。湿地帯に設置された木道をたどると有鹿神社奥宮「其の539」に至ります。


有鹿谷の田んぼと温水池
この細長い池はいわゆる温水池ですね。湧水は井戸水と同じ冷水です。冷水は稲の生育の妨げになるので温水池で水温を上げてから田んぼに給水しています。以前、もっと大規模な温水池を見たことがあります。三島の源兵衛川下流の大きな池が中郷温水池、茅野市の蓼科湖は湖そのものが温水池(かんがい用溜池)として築造されました。


有鹿谷の温水池のアメリカザリガニ
さて、温水池でアメリカザリガニを見つけたので載せますね。近頃はめったに見ることもないので嬉しいですね~。子供の頃を思い出します。

有鹿谷の温水池のアメリカザリガニ
これは子供のアメリカザリガニです。泥と同じ色で見にくいですが、中央に2匹います。


有鹿谷の温水池・捕獲用の仕掛け
これは何でしょう。温水池に筒状の網が沈めてありました。なんかを捕獲する仕掛けみたいです。

関連記事
其の539 鳩川源流「有鹿の泉」を訪ねる・相模原市南区磯部
其の260 三島市の源兵衛川を歩く(中郷温水池)
其の327 蓼科湖円筒分水工を訪ねる・長野県茅野市


勝坂遺跡公園駐車場の位置です。(地理院地図より)


其の663 再び三井植物浄化施設を訪ねる・相模原市緑区三井

 およそ半年ぶり、6月8日(月)に三井植物浄化施設を訪ね植物が繁茂した棚田の様子を見てきました。

三井植物浄化施設
三井植物浄化施設・相模原市緑区三井
昨秋とはうって変わり植物が茂る北側と南側の田んぼです。
現在は洪水期なので城山ダム(津久井湖)は、前回11月に訪ねた時より水位を4~5m下げ大雨に備えています。棚田の石垣基部まで見えますね。

三井植物浄化施設とは? 初回探訪記「其の613」に書きましたが、水生植物による窒素・リン等の栄養塩類の除去や湖水の生態環境改善の一環として作られた棚田施設です。一言でいえば津久井湖の湖水を浄化するための施設です。水生植物はハス、クレソン、ハンゲショウ、セリ、アサザ、コウホネ、キショウブなど。
施設の管理者は神奈川県企業庁相模川水系ダム管理事務所です。


三井植物浄化施設
上段の田んぼに注ぐ施設棟(揚水ポンプ所)から送られた湖水。水は、中段下段と自然流下し浄化した水は最後に津久井湖へ戻って行きます。


三井植物浄化施設・ハス
ハス(ハス科)の田んぼ。花期は7~8月。ピンク色の花を咲かせるそうです。これからですね。


三井植物浄化施設
同じ田んぼのアヤメ科のショウブに似た植物。キショウブであれば花期は5、6月なので一足違いかも。


三井植物浄化施設・ハンゲショウ
これは田んぼ一面に茂るハンゲショウです。

三井植物浄化施設・ハンゲショウ
拡大しました。まだ開花前です。房状に垂れているのはつぼみですね。
ハンゲショウ(ドクダミ科)花期6~8月
夏至から11日目の半夏生の頃に花が咲くことからこの名で呼ばれ、花が咲く頃になると葉の半分が白くなる。
 (案内板より)
参考までに今年の夏至は6月21日、半夏生は7月1日です。


三井植物浄化施設
これは何でしょう?イグサ科の仲間かな?案内板に掲載なく全く分かりません。


三井植物浄化施設
いろいろな水生植物。田んぼの中で勢力争いをしているみたいです。水中にはオタマジャクシやカワニナ、タニシなどの貝類が棲んでいます。
コウホネ(河骨)の黄色い花との出会いを密かに期待していたのですが花期は6~9月。ちょっと早かったみたいですね。


横浜水道・トロッコの歴史看板  アカバナユウゲショウ
おしまいに拙ブログではおなじみのトロッコの歴史看板と傍に咲くアカバナユウゲショウです。現在地:三井はその1番目の看板です。詳しくは横浜水道創設水道導水路をご覧ください。

上記「横浜水道創設水道導水路」はリンク切れとなりました。右サイドバーリンクにコピー版を貼り付けました。(2021/02)


参考記事
其の613 三井植物浄化施設を訪ねる (2019/11投稿)


三井植物浄化施設の位置です。(地理院地図より)


其の662 青雲寺を訪ねました・神奈川県愛甲郡愛川町

 石小屋ダムの帰りに青雲寺を訪ねました。場所は愛が二つある町・愛甲郡愛川町半原です。

独園山青雲禅寺・神奈川県愛甲郡愛川町半原836

青雲寺  独園山青雲禅寺
青雲寺山門と寺号標・独園山青雲禅寺。臨済宗建長寺派の寺院です。ここは神奈川県愛甲郡愛川町半原836です。


青雲寺・ひとしょい伝説案内板
山門前の面白い昔話「ひとしょい伝説」案内板です。
むかし、善正坊という大力の坊さんが、中津川縁の材木集積場から山門建立に必要な材木をひと背負いでここまで運んだので、いつの間にかこの山門はひとしょい門と呼ばれるようになった。 (案内板より要旨)

青雲寺は中津川右岸山の上にあり標高差は100m以上あります。想像を絶する怪力の坊さんです。先日探訪した隣の旧城山町を流れる藤木川には怪力ばあさん(山姥・やまんば)の話「其の290」が残っています。


青雲寺参道
山門をくぐり参道を進みます。


青雲寺の六地蔵
参道の六地蔵です。庚申塔を密かに期待したのですが、どこにもなかったですね。


青雲寺本堂
青雲寺本堂です。西日で逆光になりました。すみません。


青雲寺のカシ
本堂前の二本の大木は「青雲寺のカシ」です。
左側は、樹種:アラカシ(ブナ科)推定樹齢:150年
樹高:18.5m、胸高周囲1.93m 
右側が、樹種:アラカシ(ブナ科)推定樹齢:150年
樹高:16.0m、胸高周囲1.75m 


青雲寺のカシ
根元の方が樹齢を感じさせます。


青雲寺・豊川稲荷と不動堂
境内東南寄りにある左側が不動堂、右側は豊川稲荷です。


青雲寺・不動堂前の不動明王座像
不動堂前の石造り不動明王座像。お堂の中のご本尊はガラス越しに拝観しましたが不動明王座像でした。火焔を背に牙をむいた憤怒の相、右手に剣、左手に索、二童子を連れています。大山寺の不動明王像拝観が叶わなかったので有難いことです。如来や菩薩と同じ仏様なのに不動明王はなぜ憤怒の相なんでしょうかね・・・。


青雲寺より愛川町田代の眺め
おしまいに山門東側広場の端から下界の眺望です。眼下に広がる愛川町田代の町並み、絶景かな!訪れてよかったです。手前の方は中津川河川敷です。前々回に訪ねたカワラノギクの自生地にあった池が写っています。


青雲寺の位置です。(地理院地図より)


其の661 石小屋ダムの謎の隧道入口・神奈川県愛川町

 6月2日(火)、以前から気になっていた石小屋ダムの謎の隧道(トンネル)入口をあらためて見に行きました。

石小屋ダム
県立あいかわ公園駐車場は6月に入り新コロ対策閉鎖が解かれました。駐車場からだらだら坂を下り石小屋ダムが見渡せるT字路へやってきました。


宮ヶ瀬ダム
T字路を右折すると前方は宮ヶ瀬ダムです。案内板によると新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当面の間宮ヶ瀬ダム観光放流は中止、ダムカードも配布中止。エレベータも運行中止が予想されたので、今回はここから眺めるだけです。


石小屋ダム
左折し石小屋ダム(宮ヶ瀬ダムの副ダム)に来ました。貯水位が大きく下がっています。
常時満水位:EL.153.0mに対して8.5m位低下しています。ダム堤体上の橋は石小屋橋です。こんなに水位が下がった石小屋ダムは初めてなので、今日のテーマに入る前にざっと見て回ります。
最新の放流・貯水状況は右欄リンク先「かながわの水がめ」で見られます。


石小屋ダム
右岸の満水位表示板。自由越流式堤体天端と同水位です。


石小屋橋
左岸から見た石小屋橋。


石小屋湖
石小屋橋から石小屋湖の眺めです。これだけ水位が下がった石小屋湖を見るのは初めてです。


石小屋湖と津久井導水路取水口
津久井導水路の取水口です。除塵用スクリーンが見えます。
こんなでかいスクリーンが水面下に隠れていたんですね~。


石小屋ダム
右岸から見た石小屋ダム。


石小屋橋より中津川下流を望む
石小屋橋から中津川下流の様子。流れは維持水として左岸の愛川第2発電所放流水(最大7.0㎥/秒)のみです。


石小屋橋右岸の隧道入口
さて、今回のテーマ隧道なんですが、すでに上述の写真に写っています。これは石小屋橋右岸たもとの隧道(トンネル)入口のような施設です。両開きのドアが嵌め込んであります。ダムに目を取られると見逃してしまう目立たない施設です。


石小屋橋右岸の隧道入口
横から見るとこんな感じです。


石小屋橋左岸の隧道入口
石小屋橋左岸の隧道入口
石小屋橋左岸山側にも同じ施設があります。さりげない存在です。ここには何回も来ているのですがいつも何のための施設か不思議に思っていました。何でも知りたがり屋の管理人、昨年ダム管理事務所に照会して教えてもらいましたよ。(^σ^♪

・行き止まりのトンネルとなっている。
・石小屋ダム建設時に、石小屋ダムに貯めた水がダム周辺の岩盤の割れ目から漏れないように、セメントミルクを岩盤の割れ目に注入するためのトンネルでした。
・現在は使用されていない。再度施工が必要な時にトンネルを使用するために残してある。


謎は解けましたが、それでは上流の宮ヶ瀬ダムはどうなの?
やはりさりげなく存在していますよ。石小屋ダムと同様にダム堤体左右岸にあるので見学の際はぜひ確かめて下さい。


石小屋ダムの役割
参考までに案内板に記載された石小屋ダムの四つの役割です。
●宮ヶ瀬ダム放流水の減勢池として
●津久井導水路向け水位確保
●愛川第2発電所発電用水の確保
●下流の中津川維持水の確保
ピーク式発電の愛川第1発電所の放流水を一時的に貯める。観光放流の放流水を一時的に貯める。


参考記事
●今日と正反対の宮ヶ瀬ダムと石小屋ダムの利水放流の様子はこちらです。
其の608 宮ヶ瀬ダムの利水放流・神奈川県愛川町
●石小屋ダムと同じ隧道の紹介記事です。
其の615 深城ダムを見学しました・山梨県大月市


ダンダンキキョウ(キキョウソウ)  ホタルブクロ
帰り道でダンダンキキョウ(キキョウソウ)とホタルブクロ?を見つけました。 


石小屋ダムの位置です。(地理院地図より)


其の660 中津川散策・神奈川県愛甲郡愛川町田代~馬渡橋

 バスや電車を使わない散策を続けています。御上から都県を跨ぐなと言われていますからね。どうしても近場の散策になります。今回は相模川の支流中津川を歩いてきました。

中津川の河川敷
相模川水系中津川左岸の河川敷です。ここは相模原市の隣、神奈川県愛甲郡愛川町田代です。愛が二つある町・愛川町です。今日は6月2日(火)、平日にもかかわらず込み合っています。神奈川県の緊急事態宣言は5月25日に解除されました。


緊急事態宣言下の中津川河川敷看板
田代運動公園駐車場前、左岸堤防の上にはこんな看板が。駐車場は17時まで利用可なので上流の馬渡橋までの散歩です。


中津川のカワラノギク自生地
左岸堤防上を上流へぶらぶらと歩いていくと、河原にカワラノギクの自生地が。真ん中に池があります。昨年探訪したときは河川敷が宮ケ瀬ダムの利水放流で水没のため自生地に到達することなく途中であきらめました。その後の状況が気になっていたので見に行きましたよ。


中津川の河川敷
堤防から河川敷に下り、コンクリート管を並べた橋を渡りました。


中津川・愛川町田代
コンクリート管の橋から上流を見ました。少し上流に田代頭首工取水口があります。


中津川の河川敷
河川敷内の茅が繁る小径を上流へ歩きます。上流の宮ケ瀬ダムが利水放流するとこの小径はたぶん濁流に浸かると思います。


中津川の河川敷・カワラノギク自生地
茅の小径は行き止まりとなり、右折したところで先ほど堤防から見た池の前に出ました。


中津川の河川敷・カワラノギク自生地
池の周りの石ころ河原です。カワラノギクは10月頃に開花します。時には河川水に浸かる石ころ河原がカワラノギクの生育環境に適したところと聞いています。6年前に花を観たことがあるのですが、この秋にもう一度来なければ・・・。


ダンダンキキョウ(キキョウソウ)
石ころ河原に群生するダンダンキキョウ(キキョウソウ)です。下から順に葉っぱや花がつくので段々桔梗とか。肝心の花にピントが合わず、下の方の実や葉っぱにピントが合いました。

ダンダンキキョウ(キキョウソウ)
ピントが合ったダンダンキキョウです。


田代頭首工取水口
左岸堤防に戻り、歩いていくと農業用取水堰・田代頭首工取水口があります。以前、用水路終点まで探訪したので懐かしいですね。


県道54号線中津川馬渡橋
県道54号線中津川馬渡橋
県道54号線馬渡橋に到着です。馬渡橋は2017年に神奈川県が設置した鋼単純鋼床版箱桁橋です。
下流側に仮設橋が永年架かっていたのですがいつのまにか撤去されました。かつて旧馬渡橋に横須賀水道の径500mm鋳鉄製導水管が添架されていました。撤去工事の様子を見学したのでこちらも懐かしいですね~。


馬渡橋より中津川下流を望む
馬渡橋より中津川下流の眺め。川筋が二手に分かれています。


馬渡橋より中津川上流を望む
馬渡橋より中津川上流の眺めです。アユ釣りは解禁になったようです。次回はこの上流、宮ケ瀬ダムの副ダム・石小屋ダムを訪ねます。

関連記事
其の220 愛川町の田代頭首工用水路を歩く
其の189 馬渡橋水管橋撤去工事
其の185 中津川のカワラノギク


今回のスタート地点です。(地理院地図より)