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横浜水道みちを行く

横浜水道みちの事なら何でも知りたがり屋の管理人がその取水源を探訪します。

其の614 城山ダムを見学しました・相模原市緑区

 11月23日(土)雨、神奈川県水道フレンズ交流会 城山ダム見学会に参加しました。会場は津久井湖畔の相模川水系ダム管理事務所で相模川水系の水源と総合運用について説明を受けた後、城山ダム展望台に移動。ダムを見ながら簡単な説明と質疑応答がありました。

城山ダム堤体に添架の管理用通路
城山ダム堤体に添架の管理用通路
これは、城山ダム堤体に設置した管理用通路です。
本日の見学会の目玉で、当初予定ではこの管理用通路からゲート放流の様子を直接眺めるまたとない好企画だったのですが、あいにくの雨で階段が滑りやすく中止となりました。


城山ダム
雨に煙る本日の城山ダム。展望台からの眺めです。右岸から二つ目の洪水吐ゲートから放流中です。放流量は50㎥/秒。

管理用通路は堤体に添加されている一番太いパイプの上に設置されています。このパイプは横浜水道道志川系の口径1350mm導水管で「城山ダム水管橋」と言います。相模川支流の道志川で取水した水道原水2.0㎥/秒を青山沈殿池経由横浜の川井浄水場へ送っています。城山ダム完成前は相模川を水管橋で渡っていました。

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相模川を渡る横浜水道・城山水管橋。「其の9」より。


城山ダムのゲート放流
ダム堤体天端から見たゲート放流の様子です。見学コース外で、見学会終了後に撮影しました。管理用通路が横切っています。管理用通路から撮れなかったので逆方向から。天端は城山大橋と言い国道・R413が通っています。普段、何の感慨もなく車を走らせていますが、天端が国道というのは全国でも珍しいそうです。

洪水吐ゲートはクレストラジアルゲート(左右に2門ずつ、全4門・高さEL108m)、中央にオリフィスラジアルゲートがあります(全2門・高さEL104m)。
ラジアルゲートは戦艦大和を造った呉造船所で製作され、大和を造った技術が生かされているそうです。


城山ダム直下の相模川
右岸から城山ダム下流の眺め。見学会コース外です。見学会開始前に撮りました。台風19号から一月半が過ぎ濁りは治まっています。ゲート放流が行われないとダム直下から小倉橋上流の津久井発電所放流口までは水無川状態となります。
只今の放流量は50㎥/秒ですが、10月の緊急放流ではゲート全6門を開け3000㎥/秒を放流したそうです。現在の60倍だから想像しただけで身の毛がよだちますね・・・。


城山ダムと津久井湖
これは相模川水系ダム管理事務所構内から撮影した城山ダム・津久井湖です。普段このような景色は見られないので記念に一枚。(^σ^) 


相模川水系ダム管理事務所
城山ダム展望台から相模川水系ダム管理事務所へ戻り、県営水道の災害対策について説明を受け意見交換会が行われました。最後にアンケートを提出し解散しました。


城山ダム・津久井湖
これは見学会終了後に城山大橋から撮った一枚です。漂着したゴミ(専門用語では流芥と言うそうです)が本当に酷いですね。流木、小枝などは仕方がないとしてプラスチック類など生活ゴミが多く混じっているそうです。漂着した流芥を陸に揚げトラックで置き場に運び分別します。流木小枝などは粉砕処理しチップとして再利用(無償配布)しているそうです。

前回、三井植物浄化施設の紹介記事を発表しましたが、地道な湖水の水質浄化作戦が行われる一方でこのような生活ゴミは許せないですね。下流域(相模大堰、寒川取水堰)ではこの水を水道原水として取水していますからね・・・。


本日頂いた資料の中に津久井湖の水質浄化紹介があったので参考に載せます。(神奈川県企業庁城山ダム・パンフより)
津久井湖の水質浄化施設・エアレーション
エアレーションの紹介記事です。
アオコの発生を抑制するための施設で津久井湖には9基設置。アオコは津久井湖の景観を損ね浄水場で水道水を作るさいに余計な費用が掛かるのでエアレーションを設置しているそうです。
前回取り上げた植物浄化施設については棚田の写真と「棚田に湖水を通してチッソ・リンなどを取り除いています」と簡単に紹介されています。

おしまいに参加者に配布された城山ダム・ダムカードです。
城山ダム・ダムカード
城山ダム 
所在地:神奈川県相模原市
河川名:相模川水系相模川
型式:重力式コンクリートダム
ゲート:クレストラジアルゲート×4門
    オリフィスラジアルゲート×2門
堤高・提頂長:75.0m・260.0m
総貯水容量:6,230万㎥
管理者:神奈川県 神奈川県企業庁
本体着工/完成年:1961/1965年
目的記号:FWIP
 (洪水調節・水道用水・工業用水・発電)


神奈川県企業庁相模川水系ダム管理事務所の位置です。


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其の613 三井植物浄化施設を訪ねる・相模原市緑区三井

 先日、大門ダム(清里湖)を訪ね、そこに植生浄化施設があることを知りました。じつは城山ダム(津久井湖)にも似た施設があるのです。で、さっそく見に行きました。

三井植物浄化施設
津久井湖岸に設置された三井植物浄化施設の棚田です。
ここは相模原市緑区三井(みどりくみい)。



場所はここです。植物浄化施設は貸しボート屋さんを挟んで南北に設置されています。上の写真は南側の棚田です。


三井植物浄化施設案内板
三井植物浄化施設とは? 現地に案内板がありました。
水生植物による窒素・リン等の栄養塩類の除去や湖水の生態環境改善の一環として作られた棚田施設です・・・。
とあり、目的は大門ダムの施設と同じです。
水生植物はハス、クレソン、ハンゲショウ、セリ、アサザ、コウホネ、キショウブなど。



三井植物浄化施設の棚田
上下段の田んぼ境は玉石積みです。水に浸かった跡が残っています。本来田んぼには水を浄化する水生植物が繁っているはずですが、今の季節、枯れています。田んぼの中は掘り返されて穴だらけです。どろんこ遊びを好むイノシシの仕業?
泥の中の餌をあさったかも知れませんね。


津久井湖・三井植物浄化施設の棚田
最下段の田んぼ。枯れた葉っぱはハスでしょうか。


ここで水の流れを観察します。
三井植物浄化施設の棚田

三井植物浄化施設の棚田・送水渠
山側から上段の棚田に向かって開渠が引かれています。開渠の始まり近くに直径20cmくらいの神奈川県マーク入りのバルブ(止水栓)フタがあり、それを開けることで棚田に水が流れるようになっています。つまり水道管のようなものが地下に敷設されているわけです。水道管は後述の施設棟から来ていると思います。


三井植物浄化施設の棚田
右が上段の棚田、左が下段の棚田。順次連絡水路から下の棚田に流れていきます。最後は湖岸寄りの田んぼから津久井湖に流れ込んでいます。


三井植物浄化施設の棚田
これは貸しボート屋さんの北側にある棚田です。


三井植物浄化施設の棚田
北側の棚田も石積みです。畦道を奥へ歩きます。


三井植物浄化施設の棚田の送水渠
北側棚田の水源がありました。山側の玉石造りの開渠と背後の建物は施設棟です。


三井植物浄化施設の施設棟
施設棟です。大門ダム(清里湖)の植生浄化施設は清里湖に合流する河川水を浄化する施設でした。三井には合流する河川がありません。ここは津久井湖の湖水を浄化するための施設です。施設棟には表札も何もないのですが、津久井湖から揚水し、棚田に送水するための施設と思われます。柵の中に吸水池もなく水気がないのでポンプ施設には見えないですね。
案内板にあったように施設の管理者は神奈川県企業庁相模川水系ダム管理事務所です。

以上、三井植物浄化施設内を一巡りしました。ここには水生植物の花期のころに再訪したいですね。特に珍しいコウホネ(河骨)の花などを観賞したいです。


横浜水道みち・トロッコの歴史看板

横浜水道みち・トロッコの歴史看板
三井植物浄化施設案内板の隣に立つ横浜水道みちトロッコの歴史看板です。この看板を探すため7年前に自転車できたことがありますが、看板は当時と全く変わっていないですね。太陽光風雨雪に劣化することなく文字や地図も変色なしで、きちんと読めます。表面を樹脂で保護していると思うのですがすごい技術ですね・・・。驚き!

三井用水取入所からここまで1km 現在地:三井
とありますが、三井用水取入所は沼本ダムの際(ここから約2.8km上流)にあります。

看板にはこんなことが書いてあります。
この水道みちは、津久井郡三井村(現:相模原市津久井町)から横浜村の野毛山浄水場(横浜市西区)まで約44kmを、1887年(明治20年)我が国最初の近代水道として創設されました。運搬手段のなかった当時、鉄管や資機材の運搬用としてレールを敷き、トロッコを使用し水道管を敷設しました。横浜市民への給水の一歩と近代消防の一歩を共に歩んだ道です。
(トロッコの歴史看板より)

この看板は横浜市水道局が近代水道創設120周年を記念し設置しました。設置場所は創設当時の路線上の26か所です。現在地:三井はその1番目の看板です。
詳しくは導水線路「緑道プロムナード」の看板概要図をご覧ください。

上記「緑道プロムナード」の看板概要図はリンク切れとなりました。右サイドバーリンクにコピー版を貼り付けました。(2021/02追記)


以下は帰り道で見た橋です。
津久井湖と三井大橋

三井そよかぜ橋・三弦トラス吊り橋

三井そよかぜ橋・三弦トラス吊り橋
帰り道で色鮮やかな美しい橋を横目に津久井湖を渡りました。津久井湖をまたぐ三井大橋と並行する人道橋・三井そよかぜ橋です。
三井大橋は橋長:212mの鋼ランガー橋。かながわの橋100選。
三井そよかぜ橋は三弦トラス吊り橋です。7年前に通ったときは架橋工事中でした。

其の612 塩川ダムへ行ってきました・山梨県北杜市

 前回訪ねた大門ダムに続いて塩川ダムへ行ってきました。

塩川ダム・山梨県北杜市
県道610号線のトンネルを出たら、塩川ダムでした。左岸から見た塩川ダムです。堤体を伝うように三条の水が垂れています。


塩川ダム・山梨県北杜市
ダム直下です。三条の水は常用洪水吐からの放流です。管理橋際の建物は塩川発電所です。塩川は下流で須玉川を合わせ釜無川に合流し、釜無川は笛吹川と合流し富士川となり駿河湾に注いでいます。

常用洪水吐
形式:オリフィスによる自然調節
吐口寸法:高さ3.30m×幅3.00m×3門
放流能力は最大380㎥/秒
 (山梨県HPより)

オリフィスについては相模原市の新戸雨水調整池で学びましたね。洪水の流入量に比べると吐口寸法は小穴なので流出量が自然に絞られることになります。


塩川ダム・山梨県北杜市
右岸からの眺めです。正面から見たいのですが、ダム下流側にスペースがなくこれが精いっぱいです。


塩川ダム堤体上の管理橋・塩川源橋
塩川ダム堤体上の管理橋・塩川源橋は県道610号線となっています。右手前は堤体変位観測棟。その奥はエレベーター棟です。


塩川ダム

塩川ダム
みずがき湖側から見た塩川ダム。管理橋下の開口部は全14門ある非常用洪水吐です。

非常用洪水吐
形式:クレスト自由越流(全14門)
放流能力は最大1200㎥/秒
 (山梨県HPより)

大きな建物はゲート操作棟の表示がありました。塩川ダムはダムカードによるとゲートレスのダムですが・・・。利水用(かんがい用水・水道用水・発電用)のゲートと思われます。詳細は不明です。

上述の常用洪水吐水位EL879.5mと非常用洪水吐水位EL889.5mの差10.0mが洪水調節容量ということになります。


塩川ダムの鹿鳴峡大橋
塩川に架かる鹿鳴峡(ろくめいきょう)大橋です。主役の塩川ダムより目立ちますね・・・。(^σ^)
アーチからケーブルを垂らし橋桁を支えています。このタイプの橋はニールセン・ローゼ橋と言うそうです。


塩川ダムの鹿鳴峡大橋
塩川右岸から見た鹿鳴峡大橋。上り勾配です。


塩川ダムとみずがき湖
鹿鳴峡大橋より塩川ダム・みずがき湖の眺め。右岸の建物は山梨県塩川ダム管理所です。ダムカードはこちらで配布しています。


塩川ダム・遮水壁
これは鹿鳴峡大橋から左岸の眺めです。正面の堤がダムカードにある長さ399mの左岸遮水工です。ダム下部の止水性確保のため連続地中壁を設置しているそうです。


塩川ダムの鹿鳴峡大橋より塩川上流を望む
鹿鳴峡大橋より塩川上流の眺め。紅葉にはちょっと間がありそうですね。


塩川ダムサイトの紅葉
鹿鳴峡大橋たもとから塩川ダム管理所にかけては公園、駐車場になっています。園内の紅葉をちょっとだけ楽しみました。


山梨県塩川ダム管理所の水神様
塩川ダム管理所でダムカードをもらいました。構内に大門ダムと同じように水神様が祀ってありました。


塩川ダム・ダムカード
塩川ダム・ダムカードです。
目的記号はFNAWPと盛りだくさんの多目的ダムです。
洪水調節・維持水・かんがい用水・水道用水・発電です。

河川名:富士川水系塩川
型式:重力式コンクリートダム
ゲート:ゲートレス
堤高・提頂長:堤体79.0m・225m(コンクリート)
   左岸遮水壁48.9m・399m(ロックフィル)
本体着工/完成年:1989/1998年

(ダムカードより)

山梨県塩川ダム管理所の位置です。

情報ボタンで陰影起伏図に切り替え出来ます。

其の611 大門ダムを訪ねる・山梨県北杜市

 11月5日(火)、紅葉の錦を求めて八ヶ岳ふもと、清里高原にある大門ダム(だいもんダム)を訪ねました。

八ヶ岳
相模原愛川ICから圏央道・中央道をひた走り一般道に下りました。雄大な八ヶ岳が目の前に迫っています。途中寄ったコンビニ駐車場から思わずパチリ。


大門ダム
いきなりですが、これが大門ダムです。紅葉はここから見るとそれほどでもありません。


大門ダム・清里湖
大門ダム管理所前から大門ダム・清里湖の眺め。
正面の白い建物は係船庫です。係船庫から左側、右岸の湖岸壁はアスファルト遮水壁となっています。右岸側に八ヶ岳があり火砕流などからなる砕屑物が堆積した透水性の高い地質のためで、その設計施工技術に対し土木学会技術賞を受賞。

大門ダム・土木学会賞受賞記念碑
ダムサイトの土木学会賞受賞記念碑です。山梨県土木部が受賞しました。


大門ダム・清里湖
右岸、象の鼻園地付近から見た大門ダム・清里湖。崖上の建物は山梨県大門ダム管理所です。ダムカードはこちらで配布しています。


清里湖・象の鼻園地
右岸の象の鼻園地の紅葉と右側建物は係船庫。


大門ダム・清里湖
象の鼻園地付近より清里湖(大門川)上流方向の眺め。石垣状のものが見えますが植生浄化施設と言います。清里湖(大門川)に合流する中沢川河口に位置し、河川水をいったん施設内の池に流入沈殿させた後、植生浄化池に送り池で育つ植物に水中に溶けている窒素・リンなどの栄養分を吸収させることで浄化し、清里湖へ放流しています。
清里湖に貯めた水は上水道用として利用されるので万全を期しているわけですね。


大門ダムダムカード
大門ダムダムカードです。
ダム型式はG(重力式)。目的記号FNWとあるように、
洪水調節、維持水放流、上水道用の三つです。


大門ダム・清里湖
大門ダム管理所前から大門ダム・清里湖の眺めです。

大門ダム:重力式のコンクリートダム
所在地:山梨県北杜市
河川名:富士川水系大門川
堤高・提頂長:65.5m・180m
管理者:山梨県
着工/完成年:1981/1988年

(ダムカードより)


大門ダム管理所の水神様
ダム管理所前の水神様。近代的ダムに不釣り合いですが、いかにも日本らしくて微笑ましいですね・・・。
余談ですが、横浜市水道局は大正12年に青山水源地構内に水源神社を建立、水に係わる神様・五神を奉祀しています。
建立直後の関東大震災では被害軽微で済んだそうです。


大門ダム・ダムサイト駐車場
大門ダム管理所下のダムサイトには駐車場があり、歩いて施設を一巡りすることが出来ます。


山梨県大門ダム管理所
駐車場から見た山梨県大門ダム管理所。ダムカードはこちらでもらいました。


大門ダム・清里湖の係船庫
清里湖を見るとちょうど係船庫から小艇が下りて来ましたよ。


大門ダム・清里湖の遮水壁
大門ダム堤体から見た清里湖右岸のアスファルト遮水壁。
小艇が活動し始めました。


大門ダム堤体天端の通路
ダム堤体天端上の通路。自動車も通行可能です。左側の施設は表面取水施設ですが、仕組みや目的はパンフに説明がなく不明です。


大門ダム堤体天端の通路
同、左岸から見た堤体天端通路。天端標高は906.5mです。
ここは清里高原ですからね。


八ヶ岳を背景に大門ダム管理所
左岸からは大門ダム管理所の背景に八ヶ岳が見えました。


大門ダム
大門ダム堤体です。手前が自然越流提で、越流提天端は平常時最高貯水位:EL894.5mとなります。その奥の塔は非洪水期常用洪水吐です。


大門ダム・非洪水期常用洪水吐クレストゲート
塔の下にある非洪水期常用洪水吐クレスト(ローラー)ゲートです。


大門ダム
ダム直下の眺め。左側のでっぱりは洪水期常用洪水吐です。
正面は利水放流を利用した水力発電所。(最大出力230kw)


大門ダム
おしまいに左岸から見た大門ダム堤体。高い塔の右側が洪水期常用洪水吐コンジット(高圧ラジアル)ゲートです。


山梨県大門ダム管理所の位置です。


其の610 大山寺に参拝しました・神奈川県伊勢原市大山

 10月28日(月)は8の日です。日取りとお天気に恵まれたので大山参道を歩き大山寺に参拝してきました。

伊勢原駅前大山阿夫利神社鳥居
大山詣での表玄関、小田急線伊勢原駅前の大鳥居です。柱に金文字で「大山阿夫利神社 関東総鎮護」。

昨年から今年にかけて相模原市立博物館のFWに参加し、柏尾通り大山道を歩きました。戸塚の大山不動堂から大山阿夫利神社下社まで完歩したのですが、時間の関係で大山寺は通過となりました。今一達成感がなく気になっていたので「大山不動さん」を一人で参拝してきました。


大山のこま参道
伊勢原駅から大山ケーブル行きバスに乗り終点下車。終点からほど近いこま参道入口です。


大山のこま参道

大山のこま参道
こま参道です。階段と踊り場の繰り返しで都合362段の階段を上ります。路面に書かれたこまの絵で踊り場の数を示しています。下の写真は20か所目の踊り場。


大山のこま参道
こま参道制覇!!362段を上りきると右側が大山ケーブル駅です。


大山参道
大山ケーブルは利用しないので直進します。大山寺の大看板が迎えてくれました。
関東三十六不動札所 第一番霊場 雨降山大山寺
惹句は家内安全、商売繁盛、交通安全、癌封じ。ほかにもいっぱいありますよ!


大山参道
階段を上るとまたまた階段です。階段を上り右手へ進むと男坂で大山阿夫利神社下社まで30分。直進は女坂で下社まで40分、大山寺まで20分の道程です。


大山の女坂参道
女坂参道に入りました。また上り階段です。女坂と侮るなかれ。山登りですからね。


大山の女坂の七不思議・弘法の水
これは女坂の七不思議その一「弘法の水」。弘法大師が岩に杖を突いたらその跡から清水がこんこんと湧き出たと言う。
ただもくもくと歩くだけの一人旅、七不思議を探しながら登っていきます。


大山の女坂の七不思議・子育て地蔵

大山の女坂の七不思議・子育て地蔵
女坂の七不思議その二「子育て地蔵」と案内板。


大山参道女坂の砂防堰堤

大山参道・女坂の階段
砂防堰堤と沢沿いの階段。女坂は沢沿いの参道です。一方の男坂は尾根道です。私は以前無謀にも大山阿夫利神社下社から男坂を下り、膝に痛みが来てエライ目に遭いました。


大山参道女坂の七不思議その三「爪切り地蔵」

大山参道女坂の七不思議その三「爪切り地蔵」
女坂の七不思議その三「爪切り地蔵」。


大山参道女坂の七不思議その四「逆さ菩提樹」。
女坂の七不思議その四「逆さ菩提樹」。上が太くて下が細く、逆さに生えたように見えることから。現在は二代目。


大山寺の龍神堂(八大堂)

大山寺の龍神堂(八大堂)
女坂沿いの龍神堂(八大堂)と案内板。ここは大山寺境内に入っています。しかしまだこれから階段が続きます。


大山寺前の急階段
大山寺の真下に到着。階段を上ったところが大山寺本堂です。


大山寺

大山寺
大山寺に到着です。金文字で大山寺。日の丸を掲げ、本日御開帳日の看板が目立ちます。毎月8、18、28日が御開帳日です。ちょうど本堂で御護摩祈祷が行われていて祈祷の声がスピーカーから流れていました。
本堂に昇殿し、参拝しましたが本堂内が暗くてお不動さんのお姿をよく拝観できなかったのが心残り。カメラを向けることは禁止されています。


大山寺ご浄財金の案内
ご浄財金の案内。大山寺は昔から檀家のまったくないお寺だそうです。


大山寺・鉄造不動明王及二童子像
これがご本尊です。(大山ケーブル駅前の案内板より)
大山道を旅すると要所に石造りの不動明王坐像を載せた大山道道標が立っています。その大元がこのご本尊です。

雨降山大山寺HPには
不動明王は心をこめて参拝する人々に、わけ隔てなく現世の悩み、苦難を助けてくださる仏様なので、本堂にて一心に願い事を祈ってください。
とあり誠に心強く有難い仏様ですね・・・。
大山寺は真言宗大覚寺派の寺院です。お寺の歴史、ご本尊など詳細はHPをご覧ください。


国指定重要文化財 鉄造不動明王及二童子像案内板
本堂前の伊勢原市教育委員会案内板です。要点を記します。

国指定重要文化財 鉄造不動明王及二童子像
昭和三年八月一七日指定
・大山寺の本尊 不動明王像を中心に両脇侍像の三尊像。
・不動明王像は右手に宝剣、左手に羂索をもって座る。
・像高は97.7cm 鎌倉時代中期の作、鉄で鋳られた鉄仏。
・本殿奥の奉安殿に安置されている。

(伊勢原市教育委員会案内板より抜粋)


大山寺前の赤い橋
帰りは赤い橋を渡りケーブル大山寺駅へ向かいました。歩いて3分ほどです。


大山ケーブルカー
大山ケーブルに乗車。女坂を徒歩で下るとたぶん膝に来るので予定の行動です。


金文字の雨降山大山寺御朱印
おしまいに金文字の雨降山大山寺御朱印です。


大山寺の位置です。

情報ボタンから陰影起伏図に切り替えできます。

其の609 厚木市七沢の池を探訪しました

 10月9日(水)、拙ブログ読者・地元ティーさん紹介の厚木市七沢の池を探訪しました。台風19号来襲の3日前、好天で穏やかな絶好の探訪日和でした。

神奈川リハビリテーション病院の池
東側の堰堤から見た池です。池の名前は地図に記載がなく、またその役割も不明です。池には溜池、調節池、調整池(遊水池)、沈殿池、温水池などその設置目的役割があるはずです。実際に池を見れば分かるだろうと気楽にやって来ました。それを明らかにするのが今日の探訪目的なので楽しみです。(^σ^♪


池の所在はここ(中央十字線)です。

「情報」「起伏を示した地図」「陰影起伏図」の順にクリックすると「陰影起伏図」になり、再度「陰影起伏図」をクリックすると「標準図」に戻ります。


神奈川リハビリテーション病院の池
東側の堰堤天端です。入り口に車止めがあり自動車は通行不可です。


神奈川リハビリテーション病院の池
池の周囲には散策路が巡らしてあり一周できます。散策路南側から池を見ました。東側に堰堤があり、北東の隅、橋の下に排水口が見えます。池の水の出口はこの一か所だけです。


神奈川リハビリテーション病院の池
西南の隅に池の水の流入口がありました。流入口はこの一か所のみです。
その西側は一段と高く、広いグランド(神奈川県総合リハビリセンターグランド)になっています。谷を埋め立てたグランドで、それ以前は谷頭部の泉から湧きだした沢が流れていたと思います。沢を堰き止めたのがこの池と言う訳です。これより西に大きな住宅地はなく雨水下水道の吐口ではないですね。したがってこの池は雨水調整池ではありません。


神奈川リハビリテーション病院の池
池の水の出口、橋の上に立ちました。


神奈川リハビリテーション病院の池
橋の南側には鯉が悠々と泳いでいます。


神奈川リハビリテーション病院の池
橋の北側排水路です。堰堤を潜り東へ向かっています。
池の出口に制水ゲートの類は何もなく池の水位は、常に一定(流入量=排水量)です。入った分が出ていく構造で、これ以上水位が上がることはありません。


神奈川リハビリテーション病院の池・消防水利標識
結局、池を一回りして見つけたのはこの消防水利標識だけです。何のために造った池か訳が分からないまま帰るところでしたが、最後に見つけた標識を改めて見て答えが分かりましたよ!(^σ^)

神奈川リハビリテーション病院の池・消防施設
水利標識傍らの施設。鉄板フタの中の仕組みはわかりませんが、ここから水を取るのは間違いないと思います。


自然環境保全センター案内板
堰堤北側に立つ自然環境保全センターの案内板。
センターの散策路南側の池が探訪中の池です。池名は空欄。
図によると環境保全センターの池のように見えますが、後で調べたら池の南側、神奈川リハビリテーション病院が管理する池と判明しました。

神奈川リハビリテーション病院には当然大口径の上水道配水管が引かれ、火災の際は消火用水として利用すると思うのですが、水圧の低下など万が一を考慮し近くに消防水利の池を造ったのではないかと考えます。
普段は散策路付き親水公園の池として訪れる人を和ませ、いざという時は大型防火水槽として活用すると考えるのが自然と思うのですが如何でしょう。


今昔マップです。(今昔マップon the webより)

神奈川リハビリテーション病院と池は(1972~1982年)に初めて登場します。病院と池は同時に出来たものと思われます。戦前の(1928~1945年)には、病院や池は影も形もありません。


池から始まる小河川を玉川合流点まで追っかけてみました。
神奈川リハビリテーション病院の池から始まる小河川
堰堤を潜り抜けた池の水は川となって東へ流れ、七沢郵便局(写真左側)東側を南流し玉川へ合流しています。


神奈川リハビリテーション病院の池から始まる小河川
七沢郵便局前から南方の玉川へ向かう小河川。地理院地図を参照すると左岸に水田記号があり、かんがい用に利用しているかもしれません。


神奈川リハビリテーション病院の池から始まる小河川
その下流、段々の急斜面を下る流路工。県道64号線から見た小河川です。


神奈川リハビリテーション病院の池から始まる小河川・玉川に合流
県道を潜り玉川右岸に合流する小河川。玉川は相模川に合流し最後は相模湾に注いでいます。

今日探訪した池の東方に「あつぎつつじの丘公園遊水池」があります。雨水下水を溜める調整池ですが比較すると面白いと思います。