横浜水道みちを行く

横浜水道みちの事なら何でも知りたがり屋の管理人がその水源を目指して探索探訪をします。時には独りよがりな感想意見を述べます。

其の258 境川水系宝沢と城山湖を探訪しました

 前回「其の257」で境川源流の一つ、境川水系本沢を探訪しました。同じ日に城山湖とかかわりのある宝沢(ほうざわ)も探訪しました。境川源流近くのもう一つの源流です。

第二駐車場付近で境川に合流する沢
「其の256 境川源流を訪ねる・川島橋から源流へ」に載せた写真の再掲です。
第二駐車場前で境川に合流する沢。この沢を上流へたどると城山湖越流堰に至ります。小さな橋が架かっています。地図を見ると途中までこの道が通じています。

境川水系宝沢
小さな橋の前に立ちました。下を流れる沢が宝沢(ほうざわ)です。

境川水系宝沢
ハイキング道のような道が通じています。左手下の方、谷戸の谷間を宝沢は流れています。田んぼがあります。

境川水系宝沢(ほうざわ)
谷戸の奥深くへ分け入ります。良い感じのハイキング道ですが、熊や猪が出そうな雰囲気もあります。

境川水系宝沢・アザミ
道沿いに咲くアザミ。

境川水系宝沢(ほうざわ)
谷間に下り宝沢の流れを確かめました。角張った石ころがごろごろしています。

境川水系宝沢(ほうざわ)
小さな橋から10分も歩かないうちに踏み固めた獣道のような細い道に変わり、その周りは倒木で通行できず。針葉樹が繁り深山の趣があります。ここでUターンです。

境川水系宝沢(ほうざわ)
帰り道です。こんな道を歩くのは物好きな私くらいだろうと思ったら上ってくる熟年カップルとすれ違いました。

境川水系宝沢(ほうざわ)
小さな橋まで戻ってきました。茶畑の北隣が青少年センター第二駐車場です。往復20分足らずの宝沢探訪でした。

境川・青少年センター第二駐車場
これは第二駐車場の山側を流れる境川です。右手下流で宝沢と合流します。

境川・宝沢合流
第二駐車場の隅で境川(左側)と宝沢(手前)が合流しています。写真前方が合流した境川下流です。この位置では宝沢の方が大きい川に見えます。

城山湖
さて始めに宝沢の上流は城山湖の越流堰と述べました。
これは別の日(2015/11/15)に撮った城山湖です。今は満水状態ですが左奥が越流堰です。今年6月、神奈川県企業庁発行の本沢ダム・ダムカードには余水吐(ゲートレス)とあるので以下余水吐と言いかえます。右側は本沢ダム堰堤。以下5枚の写真も同日撮影です。

城山湖・余水吐
近づいて本沢ダム堰堤から見た余水吐。水面から余水吐天端まで余裕があります。津久井湖から過剰揚水した際溢れ出るのかな?しかし設定水位に達すれば自動的に運転は止まるはずで、過剰揚水はあり得ません。素人の下手な考え休むに似たり。神奈川県企業庁に確認したところ過剰揚水対応ではなく、想定外の豪雨など非常時におけるダムの安全のために設置されているそうです。

城山湖・余水吐管理橋
城山湖・余水吐の東側から見たところです。余水吐の上に管理橋が架かっています。このまま管理橋を渡り階段を上ってハイキング道を進むと町田市最高峰の草戸山山頂に至ります。

城山湖・余水吐
城山湖・余水吐管理橋から見下ろしました。この下から宝沢が始まっています。相模ダムや道志ダム堤体を管理橋から見下ろしたことがありますが、それとよく似た感じです。

城山湖余水吐管理橋から北方を望む
余水吐管理橋から北側の針葉樹森の山を望む。右手谷間の途中まで先ほど探訪しました。なお宝沢は地理院地図にはきちんと余水吐から境川合流点まで水色表示されています。

城山湖・本沢ダム堰堤
おしまいに余水吐付近から見た本沢ダム堰堤です。城山湖はいつ訪れても満水状態です。一度空っぽの城山湖を見たいと思っているのですが実現は無理なようです。東京電力から注文が来てから発電するのでそれが何時なのか部外者は誰も分かりません。発電を開始すれば5.5時間で城山湖は空っぽになります。神奈川県内主要河川要所に監視カメラが設置されています。同様な監視カメラが設置されると良いですね。

今回はここまでです。次回も境川水系の源流を発表する予定です。
第二駐車場隅の境川、宝沢合流点の位置です。
緯度経度35.612457,139.280955

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其の257 境川水系本沢を探訪しました

 平成25年8月に「ワクワク体験・地下発電所の探検」に参加し城山発電所を見学しました。城山発電所はわが国初の純揚水式発電所で発電電動機室は地下230mの深いところに設置してある珍しい発電所です。上部調整池である城山湖(本沢調整池)も別途探訪し、「其の101」「其の102」で発表しました。
前回「其の256」で境川源流まで到達しましたが、今回は源流に至る途中で出合った城山湖ゆかりの境川支流、本沢(ほんざわ)を取り上げます。11月21日(土)晴れ、大地沢青少年センター第二駐車場から歩きました。

境川・本沢合流
川上橋の下流で境川右岸に合流する本沢。この辺りの都県境はやはり境川が基準になっています。左岸が東京都町田市相原町大戸、右岸は相模原市緑区川尻雨降です。
雨降(あめふらし)とは情緒ある地名です。案内石柱によると「雨降止とも書いた。慶長八年(1603年)の村の記録にもある古い地名である」とあります。

境川・本沢合流点の石祠
境川、本沢合流点の石祠。「大正十二年六月、水神・・」の文字が読み取れます。水神様ですね。

境川の川上橋
合流点の50mほど上流にある川上橋です。根岸橋上流端から始まった境川の神奈川県管理区間はこの辺りまでです。

境川水系本沢・相模原市緑区川尻雨降
青少年センター入り口交差点を城山湖野球場方面へ向かいます。山沿いを流れる本沢。右が上流です。

境川水系本沢・相模原市緑区川尻雨降
大戸バス停を過ぎ道沿いを流れる境川水系本沢。

境川水系本沢源流
その上流です。小さな泉になっています。これより上流に本沢の流れはなく、目に見えるこれが本沢源流です。コンクリート管が覗いています。そこから音を立てて泉のように湧き出しています。上流の伏流水をコンクリート管に導いているようです。

本沢源流・雨降林道・城山湖野球場入口付近
雨降林道起点から今来た道を振り返りました。正面の道右側が行き止まりの泉です。青少年センター交差点から谷戸の奥へ入ってきたことになります。左側の道は城山湖野球場へ向かう道。

城山湖野球場入口
城山湖野球場入り口。

城山湖野球場へ向かう道
城山湖野球場へ向かう道沿いの水路。本沢ダム堰堤に降った雨水の排水路で流れはほとんどありません。本沢ダムが築かれる前の本沢は谷戸の谷間を流れる渓流であったと想像します。

城山発電所・インクライン施設
坂道を上り切った突き当りの神奈川県企業庁発電総合制御所(城山発電所)の施設です。白い建物はインクライン巻き上げ機室。

城山発電所インクライン地上部入口
これがインクライン(重量物運搬斜坑)の地上部入口です。白い建物の中に台車を引揚げたり降下させる機械(インクライン巻き上げ機)が納まっています。発電電動機はじめすべてここから地下230mに搬入し組み立てたのでしょう。見学時に組立用の工具一式が地下発電所に展示してあるのを見ました。すべて手作業で組み立てるそうです。
なお二年前に見学した時にインクラインの最下点を見せてもらいました。エレベーター故障などの際、インクラインに併設の階段で地上へ脱出するようになっています。「其の101」で発表しました。

本沢ダム堰堤
坂道の突き当りを右折したところにある城山湖野球場から見た本沢ダム堰堤です。高さは73m、EL285m。ロックフィル式ダムです。地形的には谷戸の奥深くに築かれたダムです。

城山湖(城山発電所本沢調整池)
これは別の日(2015/11/15)に撮った城山湖です。右側が本沢ダム堰堤。昭和40年11月完成。以下3枚の写真も同日撮影です。

城山湖・本沢ダム堰堤
本沢ダム堰堤です。黒い筋は雨水排水路と思われます。

本沢ダム堰堤より東方を望む
本沢ダム堰堤天端から東方を望む。眼下に城山湖野球場、遠くに都心の高層ビルが見えます。

城山発電所水利権標識
城山湖湖畔に掲示の水利使用標識です。
河川名:二級河川境川水系本沢・一級河川相模川水系相模川
貯留量:本沢調整池、城山貯水池

などとありますがこんな関係となります。
二級河川境川水系本沢=本沢調整池=城山湖
一級河川相模川水系相模川=城山貯水池=津久井湖

二年前に城山湖を探訪しこの標識を見て「二級河川境川水系本沢」を知りました。本沢ダムより下流の本沢は私にとって未知の世界でしたが、今日本沢を歩き本沢が境川の源流の一つであり、城山発電所・城山湖との関わりも確かめることが出来ました。
インクライン発見は正に犬も歩けば棒に当たる!です。二年前に探したことがありました。分らないままそのままになっていたのが今日こうして思わぬ発見。ラッキーですね。

関連記事です。
「其の101 城山発電所を訪ねる」 (2013/08投稿)
「其の102 城山湖へ行ってきました」 (2013/08投稿)

境川・本沢合流点の位置です。
緯度経度35.612497,139.286453

其の256 境川源流を訪ねる・川島橋から源流へ

 前回は町田街道の東京家政学院入口信号前の川島橋まで進みました。今回はその続きで境川の蛇行や源流を見てきました。11月16日(月)晴れの日に探訪しました。今日はJR横浜線相原駅からバスで最寄りの境橋まで行き、川島橋からの源流行です。

境川の蛇行・町田市相原町ゆうやけ橋
歩き始めてすぐ大きな蛇行に出合いました。
これは川島橋の200mほど上流右岸から見た境川の上流方向です。正面は東流する境川の新河道。オレンジ色の橋はゆうやけ橋。左側は北流する昔からの境川です。この地点で合流しています。
分岐はゆうやけ橋上流右岸で、南流、東流、北流しここに至ります。

境川の蛇行・町田市相原町ゆうやけ橋
北流する境川を100mほど南へたどると西から来た流れが大きく蛇行して北(手前)へ向きを変えています。つまりこの辺りは東流する境川が南向き、東、北へと大きくクランク状に蛇行していることになります。

境川の蛇行・町田市相原町ゆうやけ橋
ゆうやけ橋より境川(新河道)上流を望む。ここは蛇行する境川左岸に位置し、町田市相原町ですが、ゆうやけ橋は橋銘板によると2004年(平成16年)3月に神奈川県によって架けられました。根岸橋上流端より上流の管理は東京都から神奈川県に移っています。


ゆうやけ橋付近の「今昔マップ」(1998~2005)です。
新河道、ゆうやけ橋はまだ地図に反映されていません。河川改修前はこのように大きく蛇行していました。 「今昔マップon the web」より。
参考までに昔マップを動かすと今マップが連動します。昔マップの任意の地点をクリックするとその地点の緯度経度標高が表示されます。

境川の蛇行・町田市相原町ゆうやけ橋
ゆうやけ橋上流右岸の分岐点です。

蛇行する境川・武蔵岡アパート前
その上流、武蔵岡アパート前を大きく蛇行する境川。境川沿いの白いフェンスが目印です。写真左端の上流から右奥まで流下しこちらへ戻っています。

蛇行する境川・武蔵岡アパート前
蛇行する境川。武蔵岡アパート遊水池付近。今年9月、広田堰を探訪した時にここへ来ました。

風戸橋水位監視カメラ
風戸橋より境川下流を望む。左岸に神奈川県津久井治水センターの水位監視カメラが設置してあります。その情報は右欄サイドバー「神奈川県雨量水情報」からリンクし見ることができます。

境川のV字型蛇行・大戸公会堂前
V字型に蛇行する境川。右側が上流です。町田街道法政大学入口信号西、大戸公会堂前。

県道48号線川境橋より境川上流を望む
大戸交差点南、県道48号線の川境橋より境川上流を望む。

大戸観音上流の境川
大戸観音堂を右手に見て西へ歩きます。上記写真の上流へ出てきました。

境川に本沢が合流・川上橋下流
川上橋手前で右岸に本沢が合流。本沢を1kmほど上流へたどると城山湖・本沢ダム堰堤に至ります。

大地沢青少年センター案内看板
川上橋上流の町田市大地沢青少年センター入口案内看板。
青少年センターまであと1km。案内看板に従い進みます。

谷戸の風景・町田市相原町大戸
谷戸の風景。境川は右手の谷間を流れています。

谷戸の谷間を蛇行する境川・町田市相原町
谷間を蛇行する境川。

第二駐車場付近で境川に合流する沢
第二駐車場前で境川に合流する沢。この沢を上流へたどると城山湖越流堰に至ります。小さな橋が架かっています。地図を見ると途中までこの道が通じています。

第二駐車場前の境川
第二駐車場前を流れる境川。下流を見る。

大地沢青少年センターへ向かう木道
大地沢青少年センターへ向かう木道。右側はホタルの保全用田んぼです。境川は田んぼ右側の山裾に沿って流れています。

境川源流への道・テントサイト前
大地沢青少年センターを通過し大地沢テントサイトを見ながら坂道を上って行きます。

境川源流への道
道沿いの境川。

境川の砂防堰堤
砂防堰堤が何か所かありました。ほんの申し訳程度に流れがあります。銘板によると「平成24年度・大地沢復旧治山工事渓間工・東京都」とあり東京都が造った施設です。

境川源流
左右の山が迫った谷間から湧き出したこれが境川源流です。
名にし負う境川源流にとうとう私も到達しました!( ^ω^ )

境川源流
すこし先の丸太の橋。雨上がりで滑りやすくなっています。これより上流は道もなく沢歩きとなります。視線を上げてもなお上に続く沢を見て、危険注意の看板に従い丸太橋の手前で踵を返しました。

地理院地図でこの辺りの標高を確認すると257.5mです。地図上でこのまま沢を極めると町田市最高峰草戸山(364m)に至ります。別のハイキングコースで山頂まで登ることが出来ます。草戸山は城山湖に面する北側の山で城山湖展望台の真正面に望めます。

鶴金橋の旧境川河道跡探訪をきっかけに、境川の蛇行の様子を見たくなりここまで遡ってきました。想像以上に極端な蛇行(Ω・U・V・S・コ字型など)が多く驚きの連続でした。百聞は一見にしかず。歩いたことでさまざまな自然にも接し良かったと思います。また都県境の上下水道の扱い、治水の様子についても学びました。

今日のスタート川島橋の位置です。
緯度経度35.605476,139.306145
右岸は相模原市緑区町屋3丁目。

其の255 境川源流を訪ねる・吉田橋から川島橋へ

 前回からの続きです。
前回はJR横浜線相原駅近くの吉田橋まで進みました。今回は吉田橋から川島橋まで約2.6kmを歩きました。11月11日(水)晴れの日に探訪しました。

町田市相原町・境川
JR横浜線の西、町田市相原町の境川左岸より上流を望む。渓谷のような深いところを流れています。

相原橋より境川下流を望む
その上流の相原橋より蛇行する境川下流を望む。蛇行部左岸に大きな土嚢が積まれ、川底には根固ブロック敷いてあり川岸や川底を浸食から護っています。
地理院地図で確かめると相原橋の標高は134.8mです。

相模原市緑区相原・庚申塔
相原橋を渡ると相模原市緑区相原です。道端の庚申塔です。どちらも風化が進んでいます。左側の笠付きの建立年は寛延元年(1748)と読み取れました。

境川・相原橋上流のΩ字型蛇行
相原橋上流右岸から見たΩ字型の蛇行。同一視野に納まりました。右端の白い橋が相原橋です。

境川・常盤橋
常盤橋です。親柱に「昭和十年三月竣工」とあり、前回見た吉田橋(きったばし)より古い橋です。
橋長:9.15m、橋幅:2.7m RC桁橋 
(相模原市史文化遺産編より)

境川・長寿橋より下流を望む
町田街道バス停開都付近、赤色の人道橋長寿橋より下流を望む。

境川・長寿橋より上流を望む
長寿橋より上流を望む。右側左岸は自然のままの岸辺です。左岸を巻くように右へU字型に大きく蛇行しています。

境川・長寿橋上流のU字型蛇行
長寿橋の30mほど隣の人道橋より下流を望む。上の写真を上流から見たところです。左岸を巻くように左へ蛇行しています。左岸は自然のままです。

境川・二国橋
その上流の二国橋です。この橋もRC桁の古い橋です。
親柱表記は昭和十一年七月成、昭和44年3月補修。
橋長:10.6m 橋幅:8.2~12.5m RC桁橋
(相模原市史文化遺産編より)
二国橋の名前の由来は武蔵野国と相模国を結ぶ橋からと思いますが、前回通ったR16の両国橋や二州橋も由来は同じですね。

境川・新田橋
その上流の橋、新田橋(しんたばし)です。

新田橋より境川下流を望む
新田橋より境川下流を望む。正面の丘にぶつかり右へ大きく蛇行しています。

蛇行する境川・新田橋下流
上記の蛇行部先端から下流を見ました。下流でまた左へ蛇行しています。くねくねと蛇行する境川です。

新田橋より境川上流を望む
新田橋より境川上流を望む。川の表情が一変しました。川幅が広がり両岸に今まで見たこともない河川敷があり遊歩道になっています。

境川・新田橋上流
護岸の様子。足元には神奈川県の境界杭が打ってあります。

境川・新田橋上流
親水護岸から川面に下りました。

境川・相模原市緑区町屋
400m位続いた広くて真っ直ぐな境川が急に狭くなりました。フェンスがあり何か施設があるようです。この辺り右岸は相模原市緑区町屋3丁目です。

境川の遊水池・緑区町屋
町田街道と境川に挟まれた左岸一帯が遊水池になっています。今昔マップ(1965~1968年)を見ると当時、この辺りはS字型に大きく蛇行していました。その後2回の改修で現在の真っすぐな境川に変わりました。今昔マップはこんな時に役立ちます。便利な地図です。都県境は昔の蛇行する境川のまま現在も引き継がれています。

境川の遊水池・相模原市緑区町屋
上流側から見た遊水池。排水ゲートが見えます。

境川の遊水池・相模原市緑区町屋
境川左岸の越流堤です。

境川・川島橋
川島橋に到着しました。町田街道の東京家政学院入口信号前です。

川島橋より境川下流を望む
川島橋より境川下流を望む。左岸は東京都町田市相原町、右岸は相模原市緑区町屋3丁目。
地理院地図で標高を確かめると川島橋の標高は154.2mです。今日の始まり相原橋が134.8mなので知らず知らずのうちに大分上ってきました。
前回の寿橋が126.3m、前々回の境橋は90mでした。

今回はここまでです。前回に続きΩ字型U字型に大きく蛇行する境川の様子を見られ大満足です。次回は源流に到達できそうです。

吉田橋の位置です。緯度経度35.604154,139.332697
地理院地図、今昔マップは右欄サイドバーからリンクできます。

其の254 境川源流を訪ねる・寿橋から吉田橋へ

 前回の続きです。
前回はJR横浜線古淵駅北方の境橋から寿橋まで進みました。今回は寿橋からJR横浜線相原駅近くの吉田橋(きったばし)まで約1.6kmを歩きました。11月7日(土)晴れのち曇りの日に探訪しました。

境川・寿橋
これは前回最後に載せた橋本駅近くの寿橋です。

寿橋より境川上流を望む
寿橋より境川上流を望む。両岸からオニグルミの木が張り出しています。100mほど上流までは河川改修により真っ直ぐな流れですが、それより上流は昔のままの蛇行する境川です。

境川・横町橋
寿橋の500mほど上流のU字型蛇行部に架かる横町橋(よこちょうばし)です。右岸から見たところです。右側の森が下流です。

横町橋より境川上流を望む
横町橋より境川上流を望む。

横町橋より境川下流を望む
横町橋より境川下流を望む。急な蛇行です。
両岸とも蛇行する境川河道に合わせて護岸工事がなされています。川底の整備の様子はよく分かりませんが、おそらく何らかの形で固めてあると思います。

横町橋より境川下流を望む
横町橋左岸から蛇行する境川下流方向を見る。道路右側の柵は蛇行する左岸沿いの柵です。上流側左岸から蛇行する下流側左岸を正面に見ているわけで、こんな風景はなかなか見られないと思います。

境川・横町橋下流
上記の下流側左岸から下流を望む。


地図を見た方が蛇行の様子がよく分かります。「今昔マップon the web」より。
横町橋付近の今昔マップです。昔マップを動かすと今マップが連動します。
U字型の蛇行が連なりS字型になっています。今と昔を比べるとこの蛇行は明治の昔から変わっていないですね。

両国橋より境川下流を望む
横町橋の上流の橋、R16両国橋から境川下流を望む。

両国橋より境川上流を望む
両国橋より上流を望む。両岸も川底も固めてあります。

蛇行する境川・R16八王子バイパス上流
蛇行する境川。R16八王子バイパス上流付近、下流を見る。

蛇行する境川・二州橋下流
蛇行する境川。二州橋下流。

境川・二州橋
右岸の相模原市から見た二州橋。橋を渡れば東京都町田市です。地図を見ると横町橋下流の辺りから蛇行する境川と都県境(東京都と神奈川県)が一致しています。武蔵野国、相模国と言われた昔から変わらぬ国境が今も続いています。

二州橋より境川下流を望む
二州橋より蛇行する境川下流を望む。

境川の蛇行・二州橋上流
二州橋上流の蛇行。蛇行の内側はブロック護岸整備がされてなく自然のままです。内側は水流が直接当たらず、浸食の恐れがないということでしょうね。

境川・吉田橋下流
お堀のように深いブロック護岸。吉田橋下流。
右岸の大木はオニグルミです。

境川・吉田橋
吉田橋(きったばし)まで来ました。
親柱に昭和十二年八月成、吉田橋の表記あり。78年前に出来た橋です。
橋長:8.1m 橋幅:3.05m RC桁橋
橋名の由来は武蔵野国相原村の吉川(きつかわ)と相模国相原村の田尻とを結ぶことから、頭文字をとって吉田橋(きったばし)と名付けられた。 
(相模原市史文化遺産編より)

境川・吉田橋
左岸から見た吉田橋。

吉田橋より境川下流を望む
吉田橋より渓谷のように深い境川下流を望む。増水時に激しい水流にさらされる左岸蛇行部に石を詰め込んだじゃかごを並べて浸食から護っています。

吉田橋より境川上流を望む
吉田橋より境川上流を望む。樹木に遮られていますがすぐ上流をJR横浜線が横断しています。

今回はここまでです。今に残る境川の蛇行を目の当たりにし、あらためてびっくり。このあと近くの横浜線相原駅へ向かいました。続きは次回投稿いたします。

寿橋の位置です。緯度経度35.601609,139.348367
今昔マップは右欄サイドバーにリンクを設定しました。

其の253 境川源流を訪ねる・境橋から寿橋へ

 旧境川河道跡を4回にわたって探訪し、その様子を十分に知ったので旧河道探訪はこの辺でとどめておき、代わりに蛇行する現在の境川を見たくなりました。それには河川改修の行われていないもっと上流へたどればいいわけです。
11月3日(火)文化の日、晴れの日に探訪しました。

境橋より上流を望む
秋晴れの境橋より上流を望む。前方に落差工が見えます。
前回、JR横浜線古淵駅北方の境橋付近の旧河道を探訪したので、今回は境橋から引き続き上流へ歩くことにしました。

境川新中里橋付近の落差工
これは境橋から二つ上流の橋、新中里橋付近です。ここにも魚道付きの落差工がありました。大鯉が悠々と泳いでいます。

境川・根岸橋
その上流、旧県道57号線・芝溝街道の根岸橋です。左岸は町田市根岸、右岸は相模原市中央区淵野辺本町。

境川・根岸橋の河川管理標識 境川・根岸橋の河川管理標識
根岸橋は境川管理の境界になっていて、根岸橋上流側右岸に標識が立っています。ここが東京都管理の上流端、神奈川県管理の下流端です。
二級河川・境川
これより下流東京都南多摩東部建設事務所管理
これより上流神奈川県厚木土木事務所津久井治水センター管理
 (標識より)

根岸橋より境川上流を望む
根岸橋より境川上流を望む。根岸橋下流の境橋、新中里橋付近は垂直に近い護岸でしたが、護岸の傾斜が緩くなり草が生え緑が増えました。
上流にまた落差工が見えます。徐々に標高が高くなっている証です。

境川・根岸橋上流の床固工
近づいて見ると、これは落差工と言うより床固工ですね。上下流とも流れはブロックで固め護岸もブロックで固めてあります。コサギがいる所は水叩工と言います。
川底や川岸を流れの浸食から守るための施設でこれらを総称して流路工と言います。「其の197」で鈴川源流を探訪した時に学びました。
ついでながら上下流の水中から出ているブロックは調べたら根固ブロックと言います。

根固ブロック
これが根固ブロックです。一つ上流の山根橋際に備蓄してありました。1.2m角位のコンクリート製です。クレーンで吊るため真ん中に穴が開いています。これを川底に敷き詰めると写真のようになります。海岸線に角度をつけて並べると消波ブロックになります。

境川のコサギ
水叩工で獲物を狙う足の指が黄色いコサギです。

神奈川県内広域水道企業団・淵野辺接合井
根岸橋付近右岸の企業団淵野辺接合井を表敬訪問しました。ここで川崎第2導水隧道に接合され境川を潜って川崎の西長沢浄水場へ向かっています。詳しくは「其の93」で発表しました。

境川・山根橋下流河川改修工事
根岸橋と山根橋の間で改修工事をやっていました。工事看板によると河川を広げる工事です。

宮前橋より境川上流を望む
宮前橋より境川上流を望む。根岸橋上流から川の景色が変わりました。

共和橋より境川上流を望む
共和橋より境川上流を望む。左岸の樹上に大きな鳥が集団で休んでいます。

境川・共和橋上流・カワウ 亀の甲羅干し・境川両国橋付近
カワウとサギの仲間でした。
亀の甲羅干しも撮りました。両国橋付近にて。境川の生き物は鯉、亀、カルガモ、カワセミ、サギの仲間などをよく見かけます。

常矢橋上流の境川
常矢橋上流、蛇行する境川。

境川・高橋
町田街道馬場の信号南の高橋です。神奈川県雨量水位情報監視カメラが設置されています。2分ごとに更新されます。

境川・高橋上流の水管橋
高橋上流の水管橋。そばに町田市水道部の注意看板がありました。アーチ型の水管橋で頂点に空気弁が見えます。左岸から頂点まで階段があり手すりもついています。作業は怖そうですね~。
これは右岸にある町田市へ送水するための水管橋です。あらためて地図を見ると左右両岸に町田市・相模原市が入り組んでいます。

境川・中村橋
高橋の一つ上流の橋、中村橋です。橋桁に青色の水道管が添架されています。これは上記とは逆に左岸にある相模原市に送水する水道管です。
左岸に銘板が貼ってありました。
管理者:神奈川県企業庁水道局
目的:水道水供給のため
位置:神奈川県相模原市宮下本町1-47 二級河川境川左岸
形状材質:ダクタイル鋳鉄管 100mm
延長:7.75m
設置年月:平成14年  
(銘板より抜粋)

中村橋より境川下流を望む
中村橋より境川下流を望む。眼下に根固ブロックが見えます。

中村橋より境川上流を望む
中村橋より境川上流を望む。護岸も川底もブロックで固めてあります。

京王相模原線
平成橋、昭和橋、大正橋を過ぎ、京王相模原線下を通過。

境川・高砂橋
高砂橋に沿った水管橋に似た河川横断物。水道管なら空気弁が付いているはずですが、なんでしょうかね?

境川・宮上小付近
宮上小付近の親水護岸です。川べりに下りました。今日のスタート地点境橋や新中里橋付近と比べると景色がすっかり変わりました。

境川・寿橋
寿橋に到着しました。ここにも神奈川県雨量水位情報監視カメラが設置されています。過去3時間までの画像が見られます。2分ごとに更新。「神奈川県雨量水位情報」は右欄サイドバーにリンクを設定しました。

今日の探訪はここまでです。
今日は境橋から寿橋まで延長約9,525mを歩きました。
取り上げた以外にも落差工、床固工がありましたが、地理院地図で標高を調べると境橋が90m、寿橋が126.3mと緩やかな勾配です。
今回は河川改修後の境川を歩いたことになり、昔のままの蛇行する境川は見られませんでした。もう少し上流なら見られると思います。次回に期待です。この後、近くのJR横浜・相模線橋本駅へ向かいました。

境橋の位置です。緯度経度35.562121,139.418216
「地理院地図」「今昔マップ」は右欄サイドバーにリンクを設定しました。

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