横浜水道みちを行く

横浜水道みちの事なら何でも知りたがり屋の管理人がその水源を目指して探索探訪をします。時には独りよがりな感想意見を述べます。

其の173 八瀬川源流を訪ねる⑦

八瀬川源流シリーズの7回目です。前回で終わらせたつもりでしたが、新しい発見があり投稿いたします。これが本当の最終回です。8月22日(金)晴れの日に探訪しました。
拙ブログで用水路や河川が下水道に及んだ話は二件あります。烏山用水と八瀬川です。烏山用水については前回「其の172」で雨水管の流末まで明らかにしました。八瀬川については田名公民館系統の流末が下水道で、その先は謎のままにしてあります。ブログタイトル下に小さく謳っているように何でも知りたがり屋の管理人、今回明らかにしましたので短く簡潔に発表いたします。

八瀬川・田名葭田公園下流
これが田名葭田公園下流の八瀬川です。右側が田名公民館系統でコンクリートのL字形固定堰で強制的に下水道に送られます。

八瀬川・田名葭田公園下流
右岸から見たところです。左岸にごみ除けの格子(スクリーン)が見えます。
この2枚の写真は今年1月に探訪した時の写真です。今の時期は草木が茂っていて観察不可につきあえて冬の写真を使います。

八瀬川・田名葭田公園付近雨水マンホール
スクリーンの先は左岸道路沿いのこのマンホール(相模原市の花アジサイがデザインされた雨水マンホールフタ)に繋がっています。

「下水道 ここからどこへ 行くのだろう」 doushigawa


雨水下水道吐口・大堀望地隧道南
一方これは今年3月に相模原幹線用水路(大堀)を歩いた時の写真です。前回「其の172 水郷田名の烏山用水を訪ねる・続編」で登場しました。相模原市の雨水下水道吐口です。位置関係は大堀の望地隧道入り口と弁天どぶの間にあります。目の前の崖(陽原河岸段丘崖)の上、陽原段丘面地下を通ってきた雨水下水管がここで大堀の排水路に放流されます。3月に歩いた時は何の知識もなく探訪記に写真を載せることもなく通過しました。
ここまで読めばお分かりのように、ここで放流されています。実は八瀬川のL字型固定堰の下流がここへ繋がっているのでは・・・と最近になって推測しました。というのは、相模原市の下水道(汚水・雨水・合流)の雨水については(合流式下水道の地域を除く)相模川、境川等の河川に放流していることが最近になって分かったからです。
市役所下水道施設課を訪ね図面を見せてもらえばわかることです。その結果は私の推測通り大当たりでした。
下水道施設課を訪ね来意を告げると、端末の前に案内されました。初めに操作方法を簡単に教わりあとは自身でどうぞということです。
一言でいうとこの機械は超優れものです。「相模原市下水道施設台帳平面図」を開きましたが汚水・雨水・合流が3色の色別表示、幹支線別、マンホールの種類、マンホール間距離、管径、勾配、管低高さ、土被りまで実に詳しく表示されます。図面の印刷も可能(A3サイズ、カラーで50円)、縮尺も自由で、私は500分の1の図面を印刷しました。
さて図面によるとL字型固定堰の先は左岸沿い道路地下の2400mmの雨水下水管に接続されています。この下水管は道路を道なりに南下し県道48号線に突き当たります。そこで右折し県道地下を西進します。ローソンショップ前で南西に向きを変え陽原河岸段丘崖上(陽原段丘面の縁)へ向かっています。すなわちこの場所崖上です。

雨水下水道吐口・大堀望地隧道南
下流側から見た雨水下水道吐口施設。撮影地点直下に烏山用水の流末、雨水下水管吐口(放流口)があります。以下の写真も3月に大堀を探訪した時の写真です。

大堀排水路・弁天どぶ
その下流で弁天どぶへ流入します。

相模川・弁天どぶ
弁天どぶです。ヘラブナの釣り人がいます。

相模川・弁天どぶ
これは本日撮影の弁天どぶの下流方向です。ここから相模川本流へ流れていきます。左手の松林は望地弁天キャンプ場です。

一連の探訪で田名公民館系統の八瀬川(田名北小系統野水路、田名四ツ谷系統野水路、ヤツボの湧水等)の流れは大杉の池系統へ分水分を除き、雨水下水道から大堀の排水路、弁天どぶを経由し相模川へ放流されていることが分かりました。八瀬川源流河口を追っかけてきた私にとっては一大発見です。前回発表の通り烏山用水もすぐ近く(下流10m)に放流されました。下水道関連の謎が一挙に解明され一件落着です。これで八瀬川源流シリーズを終わりにしたいと思います。

田名葭田公園下流八瀬川のL字形固定堰の位置です。


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其の172 水郷田名の烏山用水を訪ねる・続編

今年3月水郷田名の烏山用水を訪ね、「其の136」で発表しました。今回はその続きです。8月22日(金)晴れの日に探訪しました。其の136本編で烏山用水の流末は茅ヶ崎の終末処理場行と述べましたが、その後誤りであることが分かり追記で訂正いたしました。訂正内容を再掲します。
相模原市の下水道施設課に照会したところ、このマンホールは雨水管だそうです。雨水管は大堀に沿って南側に続いていて下流の吐口から相模川に放流しているそうです。

なお相模原市の汚水及び雨水の処理について、
汚水は茅ヶ崎市の終末処理場で処理をして相模湾に放流。一方、雨水は合流式下水道の区域を除き、相模川、境川などの河川に放流しているそうです。(2014/8/14追記)


本日、マンホール下流の吐口を確認しましたので発表いたします。

烏山用水流末・雨水マンホール
前回の繰り返しになりますが、烏山用水流末の雨水マンホールです。右側の陽原河岸段丘崖に沿って流れる相模原左岸幹線用水路(大堀)の直前でこのマンホールに流れ込んでいます。前回はここで探訪を終えました。

大堀・望地隧道入口
大堀に沿って下流へ歩くと左手に望地隧道の入り口(正面左側の水門)が見えます。右側の水門は大堀の制水門で排水門、土砂吐、余水吐も兼ねていると思います。これより下流は大堀の排水路で大堀とはここで縁が切れます。下流の相模川・弁天どぶに注いでいます。

相模原市雨水下水道吐口
そのすぐ下流にこんな施設があります。これは相模原市が造った施設で、雨水下水道の吐口です。詳細は次回(其の173で)述べます。

烏山用水流末・雨水管吐口
上記施設の10mほど下流で放流していました。道路下を通った烏山用水の雨水管は上記の雨水下水道吐口を経ることなく、大堀の排水路右岸(画像左側)へ流れ込んでいます。これが雨水管の吐口です。雨水管とはいえ下水道です。農業用水の大堀に流入を避けるための配慮と思われます。
この辺りは相模川散策路のコースです。大勢の人が散策しますが、放流口は右岸側にあり目立ちにくい存在で気づく人は少ないと思います。私は八瀬川関連で相模原市役所を訪ねたさい、下水道施設課で図面を見てここが吐口と知りました。

相模川・弁天どぶ
その下流の弁天どぶです。これより上流の相模川・清水下頭首工で取り入れた烏山用水は水郷田名の町中を流れ最後は弁天どぶを経て相模川本流へ戻っていきます。

弁天どぶ
川の水がよどんでいるところや淵を「どぶ」と呼ぶことがありました。ここは弁財天が近くにあるので「弁天どぶ」と呼ばれています。 
(相模原市が立てた弁天どぶの碑より)

前回の記事です。
其の136 水郷田名の烏山用水を訪ねる (2014/3投稿)

其の171 仙台下頭首工を訪ねる・続編

今年7月仙台下頭首工を訪ねそこから始まる用水路を歩き、仙台下の田んぼのはずれで探訪を終えました。今回はその続きです。8月19日(火)晴れの日に探訪しました。その日の東京地方予想最高気温は33℃。途中まで車で行きました。

仙台下頭首工用水路
これは前回最後に載せた写真です。
田んぼのはずれの分水堰で余水排水は中津川に放流し、下流の二地区(南下谷組合、若宮耕作組合)向け用水はそのまま細い用水路で送っていました。これは分水堰下流100m位のところを水路橋で南下する用水路です。前回はここまで進みました。

「用水路 どこからどこへ 行くのだろう」 doushigawa

こんな写真を見ると、最後は中津川へ放流されているのが分かっていてもどんなところを通って行くのかこの先が知りたくなります。それになにか新たな発見があるかも知れません。

八菅橋より中津川上流を望む
八菅橋(はすげばし)より中津川上流を望む。左岸民家のあるあたりが愛川町中津下谷地区です。このようなお天気です。バスで県道54号線箕輪辻バス停まで出てそこから歩く予定を車に変更して、八菅橋下の日影に駐車しそこから歩きました。

愛川町中津下谷
下谷地区の北端まで来ました。仙台下の田んぼのはずれを発した用水路はこの辺りで姿を見せるはずです。

仙台下頭首工用水路
姿を現した仙台下用水路。下流を見る。

仙台下用水路・下谷弁財天社
その下流、下谷弁財天社。社の右(東)側を流れています。

仙台下用水路・下谷
中津川左岸堤防内側沿いに流下する仙台下用水路。下流を見る。

仙台下用水路・下谷
堤防から離れ町中を流下する用水路。下流を見る。水路内にショウブが植えてあります。

愛川町中津下谷・しょうぶの里
水路内のしょうぶの里の看板。「かながわのまちなみ100選 しょうぶの里 愛川町」 かながわの橋100選は知っていましたがこんな100選があるのですね~。初めて知りました。来年の6月に見に行きたいですね。

愛川町中津下谷地区の田んぼ
堤防内側の田んぼ。八菅橋付近。八菅橋の南側の田んぼもこの用水路の支線から配水しています。

仙台下用水路・中津大橋北側
流下する用水路。中津大橋北側。下流を見る。

仙台下用水路・中津大橋南側
流下する用水路。中津大橋南側。下流を見る。左側の施設は企業団の中津川サイフォン下口接合井です。探訪記は 「其の127 中津川サイフォンを訪ねる」 で今年1月に発表しました。

仙台下用水路排水門
その下流、中津川左岸堤防に設置の排水門。地下で分水しているようです。近くにヘラブナの釣り堀があります。

仙台下用水路・愛川町中津二井
排水門の下流です。堤防沿いに若宮耕作組合の田んぼへ向かう仙台下用水路。

仙台下用水路・愛川町中津二井
その下流、左へカーブする手前でトンネルへ入ります。

仙台下用水路・愛川町中津二井
道路をトンネルで潜り、左岸堤防内側に広がる田んぼの中の一本道沿いに流れる仙台下用水路。

愛川町中津・若宮耕作組合の田んぼ
南から見た若宮耕作組合の田んぼ。地図を見るとこの辺りは愛川町中津二井、半縄とあります。

仙台下用水路・若宮耕作組合東南
若宮地区の田んぼを潤した用水の余水排水は東南の隅に集まっています。これより先は道がなく歩けません。

仙台下用水路・中津川放流口
その先の道路沿いの水門から中津川へ放流していました。樹木で完全に覆われていますが正面は排水門です。一万分の一の地図によると東から別の水路がこの辺りで中津川へ合流しています。紛らわしいのですがその水路と合流しているかも知れません。愛川町役場提供資料では愛川町中津5600番地地先で中津川に自然排水、仙台下頭首工から延長4.5kmとあります。

仙台下の田んぼの東南のはずれからここまでの延長を地図上で測りました。約2.7kmでした。仙台下頭首工取水口からの延長は4.5kmになり、愛川町の資料とぴったり一致します。中津川で取水して中津川へ戻す。小規模な用水路は取水した川へ戻すこのパターンが多いですね。

このすぐ下流、目と鼻の先に坂本頭首工という農業用水取水施設があり、帰り道にちょっと寄りました。もう少し涼しくなったらそこから始まる用水路とあわせて探訪したいと思っています。

イナゴ・若宮耕作組合の田んぼにて
今日の探訪記念は生き物です。普段見ることもないオニヤンマやギンヤンマを見ましたがイナゴの群れにはびっくりしました。というか小学生のころに戻ったみたいで懐かしいですね。昔はどこの田んぼにもいました。足音に驚いて次々と飛び立ち田んぼの中に逃げていきました。この写真は道路沿いの草むらで撮りました。

八菅橋へ戻る途中、中津川堤防上炎天下の草むらの中でキリギリスがチョンスィーチョンと鳴いていました。これも真夏の風物詩で懐かしいです。鳴き声がすれども姿は見えない。たまに見つけて捕ろうとすると素早く逃げられ捕ったためしがありません。虫を見ると気持ちは小学生に戻ってしまいます。暑くてもこれがあるから用水路歩きは楽しいです。

前回の探訪記事
 其の164 仙台下頭首工を訪ねる (2014/7投稿)

仙台下の田んぼの南東のはずれ、分水堰の位置です。

其の170 八瀬川源流を訪ねる⑥

八瀬川源流シリーズの6回目です。これで最終回にするつもりです。シリーズ4回目と5回目で野水路を探訪しました。しかし野水路の中を流れる水、野水(のみず)の流れをまだ見たことがありません。水路途中の桝の中に滞留している水は見ましたが、大量に流れる野水を何としても見たくなりました。それは簡単なことです。野水は大雨の直後に発生するのでその時に探訪すれば良いわけです。そんなチャンスがやってきたので早速行ってきました。8月10日(日)雨の日に探訪しました。この日は台風11号が四国に上陸した日で神奈川県内はどこも大雨洪水警報が出ていました。相模原市でも早朝から土砂降りの雨が降り続き、私にとっては好機到来です。地元の強み、車でぐるっとひと回りしてきました。

八瀬川源流・田名郵便局脇
はい、これが野水の流れです。やあ~やぁ~すごい流れですね~。地元にいながら今日初めて見ました。これがそっくり野水の流れです。普段は下の写真のように空堀です。今日のような事態を想定して水路造り、野水路の整備がしてあるんですね~よく分かりました。大雨の日に水路の様子を見に行く私のような物好きはそうそういないと思います。この写真は多分、IN上初公開写真になると思います。
ここは田名郵便局脇、田名公民館系統の八瀬川源流起点です。地図上ではここから八瀬川が始まっています。これより上流が田名北小方面から来る野水路で、探訪記はシリーズ④で発表しました。

八瀬川源流・田名郵便局脇
いつもはこんな水路です。(2014/7/14撮影)

田名原段丘崖を流れる八瀬川
少しだけ下流へたどってみました。
田名原河岸段丘崖の斜面に沿って流下する八瀬川。田名葭田公園付近。普段は途中のヤツボの湧水くらいしか流れはありません。

八瀬川二筋・田名葭田公園
田名公民館系統(左側)と大杉の池系統(右側)が並行して流れています。野水を合わせ田名公民館系統の方が水量は多いです。田名葭田公園付近、下流を望む。

L字形固定堰・田名葭田公園下流
その下流で田名公民館系統はコンクリートのL字型固定堰で強制的に下水道へ送られます。角落し堰で水位を上げ左側の大杉の池系統八瀬川へ分水しています。これより下流で農業用水として取水しています。(取水堰が4ヵ所あり)。生活雑排水が流入していない証明ですね。

田名四ツ谷系統の水路・四ツ谷自治会館前
田名四ツ谷系統の野水路も見に行きました。これは四ツ谷自治会館前の桝です。久保沢道の道標が立っています。

田名四ツ谷系統野水路・四ツ谷自治会館前
桝の中の様子です。濁流です。普段は底の方に澄んだ水が滞留しているだけです。この系統が地上に出てくるのは田名原河岸段丘崖下です。見に行きましたがなぜかちょろちょろとしか流れていません。普段と同じでした。もしかして私の当初想像通りどこかで田名公民館系統の暗渠野水路に合流しているかも知れません。

大杉の池直下の水路(八瀬川源流)
せっかくの機会なので大杉の池系統も見に行きました。
これは大杉の池から流れ出た水路です。いつもとは違いはっきりとした流れがあります。大杉の池の排水口(オーバーフロー式)から水音を立てて流れ出ていました。

八瀬川源流・田名団地入口信号前
県道48号線田名団地入り口信号前の大杉の池系統八瀬川です。地図上ではここから八瀬川が始まっています。今年1月に始めて探訪した時は川底には白いぬめりのある汚水がわずかに流れているのみでがっかりしたのを覚えています。今日はまるで違います。滝のようにきれいな水が落下しています。シリーズ③の追記でも述べましたが今日の観察で八瀬川の源流は諸説ある中、やはり大杉の池もその内の一つであることが確認できました。
田名葭田公園に立っている相模原市役所河川整備課の説明パネルの通り、八瀬川は水源の多い川です。田名公民館系統の野水路、ヤツボ、田名四ツ谷系統の野水路、大杉の池系統の半在家自治会館の湧水等々、本シリーズでいままで見てきた通りです。今回で八瀬川源流を訪ねる旅はひとまず締めたいと思います。

関連記事
其の129 八瀬川源流を訪ねる① (八瀬川河口)
其の130 八瀬川源流を訪ねる② (田名公民館系統)
其の131 八瀬川源流を訪ねる③ (大杉の池系統)
其の166 八瀬川源流を訪ねる④ (田名北小系統野水路)
其の169 八瀬川源流を訪ねる⑤ (田名四ツ谷系統野水路)

田名郵便局脇暗渠水路出口の位置です。

其の169 八瀬川源流を訪ねる⑤

八瀬川源流シリーズの5回目です。シリーズの4回目で田名公民館系統の野水路(田名北小付近が起点の野水路)を探訪し発表しました。今回は別系統の野水路の話です。田名郵便局脇の開渠水路出口から東へ約180m、県道54号線沿いの田名中グランド前で終わる野水路です。この野水路は田名葭田公園にある八瀬川の源流について書かれた説明パネルに出てくる、田名四ツ谷地区から始まるあの野水路です。8月6日(水)快晴微風あり、の日に探訪しました。

四ツ谷地区野水路
県道54号線沿いの御用寿司とクリーニング店の間の暗渠フタの野水路。ずっと北方の上流から来た暗渠フタ水路がここで終わっています。上流へたどってみます。マピオンで測るとここは標高97mです。

四ツ谷地区野水路
そのすぐ先で横浜水道みちと斜めに交差する野水路。右斜めが野水路です。今回の写真は全て上流方向を見た写真です。

田名地区野水路
畑の中の野水路。6月のある日、この付近を通行中に道路を横断して左右に続く暗渠フタの水路を偶然に発見し、フタの上をたどってみました。この水路は手元の一万分の一の地図にも道としてはっきり載っています。

四ツ谷地区野水路 
四ツ谷地区野水路
その先です。暗渠フタの幅は1.6m位。人知れずこんなところを通っているんですね~。

四ツ谷地区野水路
久保沢道にぶつかりました。久保沢道の手前を左へ曲がります。

久保沢道・四ツ谷公民館付近
四ツ谷自治会館前の久保沢道。この道は隠れ横浜水道みちです。廃止になった110cm鋼管(横浜水道道志川系導水管)が埋まっています。2年前に導水管の部分撤去とエアミルクセメントの充填工事が行われました。 「其の56 隠れ横浜水道みちを歩く 田名・大島」 (2012/11投稿) 興味のある方はご覧ください。

四ツ谷地区野水路
四ツ谷自治会館前で久保沢道を横断。野水路と水道導水管の立体交差です。どのように交差しているのでしょう? 伏越ではなく素直に導水管の上を渡っていると思います。

四ツ谷地区野水路
久保沢道から見た四ツ谷自治会館北を東進する野水路。桝の中は深さ1m位で澄んだ水が滞留していました。

四ツ谷地区野水路
その先住宅街を東西に通じる野水路。

四ツ谷地区野水路
ニッシン工業の南西付近。暗渠フタはここまでです。6月に初めて歩いた時は突き当りのT字路で水路を見失い探索を打ち切りました。

四ツ谷地区野水路
その先ニッシン工業西側です。暗渠フタはなく道路地下を通っています。汚水マンホールフタが見えます。

四ツ谷地区野水路・県道63号線横断
手前の県道63号線を横断し再び姿を現した野水路。奥へまっすぐ伸びています。

四ツ谷地区野水路
その先、道幅は1.6mほどですが水路幅は50cmに狭まっています。この先が終点(起点)です。

四ツ谷地区野水路・起点
T字路に突き当たりました。ここが田名四ツ谷から始まる野水路の起点です。マピオンで標高を測りました。104mでした。
こんなところが八瀬川源流の一つとは驚きました。地元の人でもそこまで知っている人は少ないと思います。知る人ぞ知るということでしょうね。私も八瀬川源流を追っかけて初めて知りました。この齢になっていろいろと勉強になります。

さて、今日のスタート地点から下流はどんな様子でしょうか。実はこの水路を見つけた時に、これより下流は地下水路で田名公民館系統の田名郵便局脇の暗渠水路に繋がっているのでは?と想像しました。市役所河川整備課に照会した結果、下水道施設課から回答があり田名公民館系統とは別系統の八瀬川源流と分かりました。以下下流へたどってみます。

田名中グランド
これは今日のスタート地点から見た野水路下流方向です。田名中のグランドです。グランドの左側(東側)に横浜水道みちが通っています。下水道施設課の話では野水路は横浜水道みちと並行するかたちで南東へ向かい、相模田名高校の西側辺りで南に向きを変え田名バーディーゴルフ場で他の水路に合流し、ゴルフ場内を通ってゴルフ場の南東側で八瀬川に合流するそうです。
野水路は田名中グランド地下を通っていることになります。グランドから先は上流部と違い暗渠フタの水路はなく表から見ることはできません。地下水路のようです。

四ツ谷地区野水路
相模田名高校の南で唯一野水路を発見しました。延長100m近くありそうです。下流を見る。

四ツ谷地区野水路
これは上記野水路の南の端から上流を見たところです。道の両側にコンクリートの桝があります。野水路との関連の有無は分りません。ここは田名原河岸段丘面の縁付近です。ここからまた地下深くに潜り河岸段丘崖下のゴルフ場へ行くものと思われます。

四ツ谷地区野水路
これは田名原河岸段丘崖下で顔を出した野水路です。後日下水道施設課を訪ね図面を見せてもらい確認しました。

四ツ谷地区野水路
他の水路と合流しゴルフ場内へ向かう野水路。この水路は100mほど上流の河岸段丘崖から湧き出す清水から始まっています。

四ツ谷地区野水路
これはゴルフ場南東側に出てきた野水路です。今年1月八瀬川を探訪した時に撮りました。今の季節は草が生い茂り多分見られないと思います。堀のような正にこれが野水路です。

四ツ谷地区野水路・八瀬川合流
1月の同じ日に撮った写真です。近くを流れる八瀬川に合流しています。当時はこの水源がまさか田名四ツ谷から始まっているとは知る由もなく単なる探究心で撮りました。それがこうして役に立ちました。

石神社の橋供養塔
今日の探訪記念は石神社の橋供養塔です。
昔のことを知る人の話によれば四ツ谷地区には三筋の野水路があったとされます。県道54号線四ツ谷信号角の石神社に橋供養塔が三つ立っていると伝えられています。これはそのうちの一つです。かろうじて「○○橋供養」と読めます。両側面には八王子道、大山道と刻まれています。かって道標を兼ね街道沿いの橋のたもとに立っていたかもしれません。

四ツ谷地区野水路の起点です。


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