横浜水道みちを行く

横浜水道みちの事なら何でも知りたがり屋の管理人がその水源を目指して探索探訪をします。時には独りよがりな感想意見を述べます。

其の168 桜ヶ谷堰用水路と大賀ハス

今年4月、鶴見川源流を訪ねた時に桜ヶ谷堰という農業用水取水堰を見つけました。その時は田植え前で用水路は通水前の状態でした。付近の大賀ハスがそろそろ見頃かと思い、ハスの花見を兼ねて桜ヶ谷堰から始まる用水路の探訪に行ってきました。7月28日(月)晴れの日に探訪しました。

鶴見川・桜ヶ谷堰
新竹之内橋下流の桜ヶ谷堰です。4月とは違い転倒ゲートは起立しています。左岸に取水口(ポンプ揚水)が見えます。

鶴見川・桜ヶ谷堰
上流から見た鶴見川の桜ヶ谷堰。ここは町田市下小山田町163-1地先。

鶴見川・桜ヶ谷堰
参考までにこれは4月に探訪した時の桜ヶ谷堰です。ゲートは倒れています。黄色の昇降設備の手前が取水口です。

桜ヶ谷堰用水路
取水口の背後の桜ヶ谷堰用水路の始まりです。通水量は0.02㎥/秒。
取水施設に東京都知事名の「河川占用・水利使用許可標識」が掲げてありました。宛先は「桜ヶ谷堰水利組合」で最大取水量0.02㎥/秒 1日最大取水量1,728㎥。

桜ヶ谷堰用水路
その下流の桜ヶ谷堰用水路。石橋が架かっています。石橋に完成年が刻まれていました。右書きで「大正四年九月成」。そんな昔からこの用水路は開かれていたのでしょうか。そうであれば当時はポンプ揚水ではなく、多分もっと上流から取水して自然流下で送っていたと思います。

桜ヶ谷堰用水路
その下流宮橋付近の桜ヶ谷堰用水路。上流を望む。これが幹線用水路です。この用水路は鶴見川左岸沿いの田んぼを潤しています。宮橋を右岸へ渡ると小山田神社の蓮田です。大賀ハスがちょうど見頃でした。お終いでまとめて紹介します。

桜ヶ谷堰用水路
都道155号線竹桜会館付近を西へ入ったところです。下流を見る。

桜ヶ谷堰用水路
小山田と図師町の境界付近を流れる桜ヶ谷堰用水路。上流を見る。まるで野水路の趣です。

桜ヶ谷堰用水路
図師町に入り道路側溝と平行して流下する桜ヶ谷堰用水路。下流を見る。

桜ヶ谷堰用水路
日大三高入り口信号北の桜ヶ谷堰用水路。上流を見る。

桜ヶ谷堰用水路
日大三高入り口信号南の桜ヶ谷堰用水路。下流を見る。駐車場の奥が田んぼです。

桜ヶ谷堰用水路
都道155号線からみた駐車場奥の田んぼです。ここで普通の水路から暗渠水路になります。これより下流に田んぼはありません。事実上の桜ヶ谷堰用水路終点です。

桜ヶ谷堰用水路
上記の100mほど下流です。都道沿いのコンクリート桝(階段の下)を見つけました。推測ですが桜ヶ谷堰用水路の余水排水はこの桝からすぐ西側を流れる鶴見川へ放流しているものと思われます。桜ヶ谷堰取水口からここまでの延長を地図上で測りました。わずか1.1kmの水の旅でしたが私的には桜ヶ谷堰用水路の流末まで明らかにしすっきりした気分です。

以下は小山田神社の大賀ハスです。
こちらの大賀ハスは先日「其の165」で発表した薬師池公園の大賀ハスと同じ系統です。町田市相原町の円林寺から株分けされました。またこちらは公園ではなく下記のように実用上栽培されています。
ここは地主さんの大切な農地で、ハスは大切に栽培・管理されています。ここで採れたハスは町田市大賀藕絲館(おおがぐうしかん)で作る手工芸品や織物に使用されるほか、食用としてお菓子やお酒にも使用されます。大賀ハスは薬師池公園でも見ることが出来ます。

町田市大賀藕絲館
大賀ハスを原材料にした、織物やお手玉、人形、お菓子などを障害がある人達が手作りしています。中でも、ハスの糸から抜き出したクモの糸のような細い糸を「藕絲(ぐうし)」と呼び紡いで織ったものが「藕絲織(ぐうしおり)」です。天平時代から伝えられたハスの文化を象徴する織物です。 
(小山田神社参道大賀ハス案内看板より) 

小山田神社の蓮田 2014
白い鳥居が小山田神社です。神社の周りはすべて蓮田といった感じです。

小山田神社大賀ハス 2014
小山田神社大賀ハス 2014
2000余年前のハスの実からよみがえった大賀ハス。驚異的な生命力です。且つ優雅で美しい!

小山田神社大賀ハス 2014
咲き終わり。開花時期は7月中旬から8月中旬なのでまだまだ楽しめそうです。

今日の探訪記念です。
日影橋の庚申塔・地神塔・馬頭観音
今日は神奈中バス図師大橋バス停から歩きました。途中日影橋バス停付近で見た左から庚申塔、地神塔、馬頭観音です。

桜ヶ谷堰の位置です。

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其の167 横浜・横須賀水道馬入川系統を訪ねる③ 小雀浄水場

今回は「横浜・横須賀水道馬入川系統を訪ねる」の3回目でその最終回です。
小雀浄水場の着水井を見学しました。小学校が夏休みに入り小学生の浄水場見学が一段落したころを見計らって申し込み、幸いにも見学の機会を得ました。7月22日(火)晴れ、梅雨明けの日に見学しました。

小雀浄水場正門
13時ちょうどの小雀浄水場正門です。

小雀浄水場管理棟
正門脇から見た小雀浄水場管理棟。芝生の下は給水池です。

小雀浄水場給水池
正門から管理棟へ行く途中で見た巨大な給水池。広大な浄水場構内で一番標高の高いところにあり良く目立ちます。

管理棟でまず小学生向けの浄水場紹介ビデオを見せてもらい、概要をつかみます。小学生向けはわかり易くて一番いいです。県営寒川浄水場を6月に見学したばかりです。浄水工程は同じで砂に浸み込むようによく理解できました。

小雀浄水場揚水井
さて馬入川系統を寒川取水施設からたどって来たわけですが、なんといっても着水井が一番気になります。場内上流側から見学開始です。
これは揚水井といいます。浄水場の西のはずれにあります。直径25m位の円柱形でこの真下に寒川取水施設から来た導水隧道が繋がっています。ポンプで汲みあげた水は左側の青色の水路を通って着水井に送られます。

小雀浄水場着水井
青色の水路から階段上左側の着水井に送られます。見学コースは階段下までですが、特別に階段上の着水井の水の流れを見せてもらいました。感激の対面です。濁流が渦を巻いていました。水の色はまさに寒川沈砂池で見た相模川の原水そのものでした。活性炭その他薬品の注入を行っていました。

小雀浄水場揚水井・着水井説明パネル
揚水井の傍らに説明パネルが立っていました。写真は揚水井・着水井部分です。
寒川取水堰で取水した相模川の水は、ポンプを使って約22mの高さまで運ばれ、トンネル(隧道)の中を流れて小雀浄水場の地下に約3時間かけて到着します。到着した水は、地下約40mの深さから揚水ポンプによって地上に汲みあげられます。この地上の出口を揚水井といいます。水は目の前の橋の中を通り着水井に流れて各沈澱池へ振り分けられます。(説明パネルより)

小雀浄水場揚水ポンプ模型
揚水ポンプの1/10の模型です。ポンプは6台設置されています。

小雀浄水場揚水ポンプ説明パネル
揚水ポンプ説明パネルです。

小雀浄水場電動カート
広い場内を電動カートで巡回しました。梅雨明けの炎天下で助かりました。家族連れの見学に最適ですね。

以下は見学した浄水施設です。
小雀浄水場3系沈澱池
3系の沈澱池です。横流式といい着水井から来た水は右端の池から左の池へ順次流れていきます。右奥に凝集剤の攪拌機が見えます。池の中ではフロキュレータという羽根が回り水をかき混ぜ、フロック(汚れの塊り)を形成しています。

小雀浄水場3系沈澱池
上記の50m位左の沈澱池。フロックを沈殿しやすくするための傾斜板が入っています。沈澱池の始まりに比べ透明度が格段にアップしています。上部のきれいな水が越流堰を越えろ過池へ流れていきます。

小雀浄水場ろ過池
ろ過池です。太陽光パネルを兼ねたフタがしてあり中の様子を見ることはできません。砂ろ過式で2日間稼働したら逆洗洗浄をかけるそうです。丘の上の給水池はろ過池の逆洗用水槽も兼ねています。

小雀浄水場ろ過池地下通路
地下通路から見たろ過池。通路の左右にろ過池が並んでいます。テレビか映画ドラマで刑務所の独房に見立てて、撮影が行われたことがあるそうです。

ろ過池の次は給水池です。芝生の下に地下給水池があります。この浄水場は横須賀水道との共同施設です。横須賀水道向けは作った浄水を朝比奈分水池まで送りそこで分水するそうです。


小雀浄水場工業用水浄水施設
小雀浄水場は工業用水も作っています。これは工業用水を作る円形の浄水施設です。3池ありました。ギザギザの越流堰を越えてきれいな水が流出していました。上水道に比べ水質基準が低いそうです。

小雀浄水場管理棟玄関
今日の探訪記念です。管理棟玄関です。自動ドアに貼ってあるように小雀浄水場は2015年4月創設50年を迎えるそうです。東京オリンピックが昭和39年でした。その翌年に創設したことになります。月日の経つのは早いですね~。近頃つくづくそう感じます。
およそ2時間の見学を終え辞去、庚申塚バス停へ向かいました。職員の方には施設案内と丁寧な説明を頂きました。ありがとうございました。

小雀浄水場揚水井の位置です。

其の166 八瀬川源流を訪ねる④

今回は八瀬川源流シリーズの4回目です。今年1月に下溝の河口からスタートし田名公民館系統、大杉の池系統を探訪して全て究明したつもりでいたのですが、まだその先がありました。それは田名公民館系統の源流です。単なる汚水排水の流れならば放置したのですが、野水路であることが判明しました。これはほうっておくわけにいきません。7月14日(水)晴れの日に探訪しました。

八瀬川源流・田名郵便局脇
これは田名郵便局脇の暗渠水路の出口です。地図上の八瀬川源流(起点)です。突き当りが田名公民館です。「其の130 八瀬川源流を訪ねる②」ではここで探訪を終えました。
新たにこれより上流が野水路と判明しました。今日はほんのわずかですが流れがあります。雨降りの翌日に観察したらはっきりとした流れがありました。

野水路については「其の131 八瀬川源流を訪ねる③」で触れました。参考のため再掲します。説明文にあるように四ツ谷から来る野水路が八瀬川の水源という説もあります。
この川の水はどこから来るのでしょう?
みなさんの前を流れるこの水路の水は、これより少し下流の地点から八瀬川(やせがわ)と呼ばれる川になります。この川の水は、晴れた日が続いても、涸れることなく流れています。では、いったいこの水はどこから流れてくるのでしょう。
昔を知る人の書物によれば、その源流は、田名堀之内地区にある「大杉の池」であると言われています。一方、田名四ツ谷地区から始まる野水路(地面にしみ込まず溢れ出た雨水が流れる堀)も、ところどころで湧き出す水を集めながら、ここ田名葭田公園で八瀬川と合流することから、こちらを水源と呼ぶ人もいます。
源流には諸説があるようですが、段丘崖の下を流れるこの川は、源流から下流まで多くの湧水地をかかえ、そこから湧き出る水が、八瀬川の流れをささえています。つまりこの川は、源流のほかにも水源の多い川であるといえます。相模原市役所 河川整備課
 田名葭田公園の説明パネルより

田名に永年住んでいるのですが、野水路は見たことも聞いたこともありません。河川整備課に照会したところ下水道施設課から回答がありました。田名北小の北東約60mの地点(相模原市中央区田名四ツ谷)に野水路の起点があるそうです。ただし、水路にはすべて暗渠フタがしてあるので流れは見られないとの事でした。

田名バスターミナル
県道54号線と48号線が交差する上田名交差点角に今年新設された田名バスターミナルです。田名公民館駐車場地下を潜った野水路はこの東側を通っています。

田名バスターミナル東側歩道
バスターミナル東側の南北に通じる歩道。この下が田名公民館駐車場地下に通じる野水路と思われます。目の前のマンホールは相模原市の雨水マンホールフタです。

ウエルパーク前野水路
その先、ドラッグストアウエルパーク前で姿を現した野水路。コンクリートのフタがしてあります。はっきり水路と分かります。

ウエルパーク付近野水路
その先住宅街の中を通る野水路。雨水マンホールフタが見えます。小学生が通学に利用していました。

横浜水道みちと交差する野水路
横浜水道みちと交差。手前と水道みちを越えた向こう側に四角い点検桝があります。中を覗くと深さは50cm位で水が滞留していました。水路幅は1.6mです。

横浜水道みちと交差する野水路
横浜水道みちから見た野水路。左(下流)から右(上流)へ斜めに交差しています。
水道みちに敷設された36吋鋳鉄管の部分撤去と空気弁、仕切弁、弁室等の撤去及び廃管内へエアミルクセメントの充填工事が2年ほど前に行われました。この辺りでも施工されたようです。舗装の復旧工が新しくなっています。
野水路と36吋鋳鉄管の立体交差ですがどちらが上を通っているか興味深いところです。野水路が今のような形にいつ頃整備されたか分りませんがおそらく戦後のことと推測します。片や36吋鋳鉄管は第2回拡張工事(大正4年完成)で敷設されました。野水路はそれほど深くなく、たぶん36吋鋳鉄管の上を渡っていると思われます。

横浜水道みち付近の野水路
横浜水道みちからから見た野水路上流方向。

県道63号線南・野水路
県道63号線手前。車止めの方へ向かいます。

田名北小東側の野水路
県道63号線を渡って田名北小東側の野水路。上流を見る。

田名北小東側の野水路
水路は車止めで終わっていますが、前方の田名北小外周道と右側住宅の間の緑地帯の下に続いていると思われます。

野水路終点・田名北小北東側
その先、田名北小の北東のはずれです。緑地帯延長線上の歩道です。
この奥50~60m先、突き当りが野水路の起点と思われます。

起点から田名郵便局脇の暗渠水路出口までの延長を地図上で測りました。わずか829mでしたが、八瀬川源流を追っかけている私にとっては新たな発見でした。このほかにもう一筋別系統の野水路を発見しています。今日は湿度が高くムシムシした日です。別の日に探訪し、いずれ発表したいと思います。

関連記事
其の129 八瀬川源流を訪ねる① (2014/1投稿)
其の130 八瀬川源流を訪ねる② (2014/1投稿)
其の131 八瀬川源流を訪ねる③ (2014/1投稿)

田名北小の北東地点、野水路の起点と思われる位置です。

其の165 薬師池公園の大賀ハス

今回は季節の話題です。番外編として短く投稿します。
7月9日(水)曇り、台風8号が来る前に町田市にある薬師池公園の大賀ハスを見に行きました。広い蓮田に数えるほどしか咲いていませんでした。訪ねた時期が少し早かったみたいです。園内の案内看板によると開花時期は7月中旬から8月中旬だそうです。

薬師池公園の大賀ハス
開花した大賀ハスです。元は2000余年前のハスの実から発芽したものです。凄い生命力です。

薬師池公園の大賀ハス
こちらはつぼみが二つ見えます。

薬師池公園の蓮田
蓮田の様子です。葉っぱばかりでピンクの花が見えません。八つ橋が設置してあり開花時期には大勢の人で賑わうと思います。なお蓮田の北側に隣接して駐車場があります。

薬師池公園・大賀ハス案内看板クリック拡大
大賀ハスの案内看板です。
大賀ハス
「大賀ハス」は故大賀一郎博士が1951年千葉県検見川遺跡で2000余年前のハスの実三個を発掘し、その内一個だけ発芽に成功したものです。薬師池公園の大賀ハスは、大賀博士と縁故のありました、町田市内の円林寺と大蔵町の故柏木常吉氏から根分けしていただいたものを大切に育てているものです。
大賀ハスは、ピンク色の大輪の花を咲かせ優雅な美しさと悠久の時を越えた生命力が尊ばれています。
開花時期は七月中旬頃から八月中旬頃です。 
(案内看板より)

薬師池公園・アザミ 薬師池公園・ガビチョウクリック拡大
園内で見たアザミとガビチョウです。ガビチョウは昔はいなかった小鳥です。今年4月我が家の近くで美しい声でさえずっている姿を見て初めて気が付きました。外来種でこの近辺でも繁殖しているようです。

薬師池公園蓮田の位置です。


其の164 仙台下頭首工を訪ねる

相模川支流中津川の中流域角田大橋の下流約400mのところに農業用水の取水施設、仙台下頭首工があります。梅雨の晴れ間の7月8日(火)に探訪しました。史上最強の台風8号が沖縄地方に接近した日です。進路予想は11日に関東地方とあり、この日を外すと当分探訪が出来ないので思いきって行ってきました。

愛川町角田・横須賀水道みち
県道54号線角田バス停下車、県道から横須賀水道みちに入りました。愛川町が立てた「水道みち」の道標。水道みちを300mほど東進すると中津川支流の栗沢に架かる橋に出ます。仙台下頭首工から始まる用水路がその付近を流れているので、まずは水路沿いに仙台下頭首工を探訪することにしました。

仙台下頭首工取水堰
栗沢に架かる橋から約500m上流の仙台下頭首工取水堰です。長さ77mの固定堰です。

仙台下頭首工・取水口
中津川左岸の取水口です。

仙台下頭首工・取水口
同、上流から見る。取水門は幅1.16m 高さ1.5mが2門。
取水量は0.97㎥/秒(慣行水利権)。

仙台下頭首工・取水口より上流を望む
取水口から上流を望む。左側にもう一つ縦に取水堰が見えます。左岸に導水するための導流堤(長さ95m)と思われます。

仙台下頭首工・用水路
取水口から下流約100mは水路トンネルです。トンネル途中の余水吐施設。制水門と角落しで水量調整をしています。ただ今溢流水を放流中です。角落しを取り外すことにより土砂吐も兼ねていると思います。

仙台下用水工事完成記念碑
仙台下用水工事完成記念碑。水路トンネル出口上に立っています。
起工 昭和廿三年三月  竣工 昭和廿六年三月(碑文より)

仙台下頭首工・用水路
記念碑下流の仙台下用水路。上流を見る。0.97㎥/秒の流れです。

仙台下頭首工・用水路
その下流です。田んぼへ向かう仙台下用水路。下流を望む。

仙台下頭首工・用水路
横須賀水道みち沿いを流れる仙台下用水路。上流を見る。

仙台下頭首工・用水路
同、下流を見る。前方の栗沢の下を潜ります。用水路と河川の立体交差です。

栗沢を横断する仙台下頭首工・用水路
栗沢です。仙台下用水路は左から右へ栗沢の川底を横断しています。その位置はちょうど堰の下です。上流の橋は横須賀水道みちで径500mmの導水管は水管橋で渡っています。

栗沢を伏越で渡った仙台下頭首工・用水路
栗沢を伏越(ふせこし)・サイフォンで交差し南側へ出てきた仙台下用水路。ここで3方向に分水し東南に広がる仙台下の田んぼへ配水されます。

栗沢を伏越で横断した仙台下頭首工・用水路
上記の伏越吐口(出口)のアップです。奥の白い部分が栗沢の水面です。

仙台下用水組合注意看板
分水地点に立っていた仙台下用水組合の注意看板。

仙台下の田んぼ
分水地点付近から見た仙台下の田んぼ。稲の成長は早いです。左側は横須賀水道みち。遠くに中津原台地へ上る水道坂が見えます。ここ角田の横須賀水道みちを初めて歩いたのは平成24年10月(2012/10)でした。この道をたどって横須賀の逸見浄水場まで歩きました。月日のたつのは早いですね~。

仙台下の田んぼ
これは水道坂から見た広大な仙台下の田んぼです。面積は35haもあるそうです。

仙台下頭首工・用水路
仙台下田んぼの東南のはずれまで来ました。仙台下頭首工取水口からここまで延長は約1.8kmです。

仙台下用水路終点
上記から南を見たところです。ここへ集まってきた余水排水(別系統の用水路を含む)を分水しています。右側の流れはこのまま下流で中津川へ合流します。左側の細い流れは入口にごみ除けの格子(スクリーン)が付いています。ここから新たな水路が始まるようです。

仙台下用水路流末
100mほど下流へたどってみました。細い流れは水路橋となりさらに先へ向かっています。これより下流は道がなく探訪はここまでです。愛川町役場から頂いた資料によるとこの先は下流の南下谷組合4.4ha、若宮耕作組合5.2haの田んぼを潤し、その余水排水は中津川へ自然排水しているそうです。

仙台下頭首工の概要
頭首工の名前:仙台下頭首工
施設の概要:固定堰 L=77m
      幅1.16m 高さ1.5m 2門
      導流堤 L=95m
築造者:不明
築造年月:昭和24年度(供用開始昭和25年度)
取水量:慣行水利権0.97㎥/秒
沿革:200年前に開削され漸次これを拡張し現在に至る。

(愛川町提供資料より抜粋)

仙台下用水路のトンボクリック拡大
今日の生き物はトンボです。水路沿いのフェンスにちょうど止まってくれました。アマガエルも数匹見ました。こうした生き物がいるということは田んぼに農薬を使用していない証しでしょうね。

仙台下頭首工取水堰の位置です。航空写真に切り替えると導流堤の位置も確認できます。

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