横浜水道みちを行く

横浜水道みちの事なら何でも知りたがり屋の管理人がその水源を目指して探索探訪をします。時には独りよがりな感想意見を述べます。

其の38 横浜水道みち短信

 9月26日(水)田名から城山ダムまで横浜水道みちを歩きました。去年の暮頃、横浜水道みちに興味を持ち地図を片手に毎週のように歩き回ったものです。久々に田名からの水道みち探索です。今回は変わった点、ニュースなどを投稿いたします。末尾に地図を付けました。

田名北小前エアバルブ弁室跡
県道63号線田名北小グランド前信号です。
道路をはさんで手前と渡ったところに75mmのエアバルブ弁室跡がありました。今年2月25日から始まった「道志川系110cm導水管保全工事」で弁室は予定通り撤去されました。写真で白い砂利が撒いてあるのがその位置です。

田名北小前エアバルブ弁室
これは今年の3月に同じ場所を撮った写真です。
こんな形のエアバルブ弁室がありました。道路の向こうにも見えます。県道54号線田名中グランド横にも同じように2個あったのですが撤去されました。Googleマップを写真に切り替えるとどちらもまだ見られます。

エアバルブ弁室・町田市鶴間三角公園付近
この写真は今年5月に東林間から鶴ヶ峰まで水道みちを歩いた時に町田市鶴間の鶴間三角公園付近で見たエアバルブ弁室です。こんな風に遺すと見栄えがするしモニュメントとして価値が上がると思うのですが・・・。

道志川系110cm導水管保全工事・田名清水
田名清水の辺りで導水管の撤去工事をやっていました。この「道志川系110cm導水管保全工事」は当初今年の2月25日から7月30日までだったのが工期が延長され来年の3月29日までになったようです。100%撤去するのではなく、部分的に管を撤去し残った管の開口部から古い管内へ入ってエアセメントミルクを充填します。
この水道みちには36吋管が通っています。水道みちと並行に久保沢道(久保沢街道)が通っていますがそちらには110cm管が埋設されています。相模田名高校近くで110cm管のエアセメントミルク充填工事を見たのですが非常に厳しい作業でした。充填の目的は将来管が腐食した際の道路の陥没防止と思われます。

大島水場のヤツボ看板
相模原市登録史跡大島水場のヤツボへ来ました。
この看板は横浜水道みちを歩く人なら誰でも一度は目にすると思います。崖から水が湧きだし溜まるところをヤツボと言います。この先の大島中之郷にもあります。今回は水場のヤツボを見るために崖を下りました。

大島水場のヤツボ
ヤツボです。崖から水が湧き出て溜まっています。

ヤツボの碑と龍蛇神
相模原市が建てたヤツボの碑と右は龍蛇神の祠。

龍蛇神
龍蛇神のアップです。傍らに説明看板が立っていましたので内容を記します。
龍蛇神 龍蛇信仰の神
勺に食いついた龍蛇その昔 目を患う滝に打たれて修行する行者が湧水にて目を洗い療治したので感謝の意で置かせてくれと時の地権者米吉が受け置きし物元は滝上わきにあった。龍は瀧すなわち水竜 蛇は海より渡り来て恐れられた神
 出雲の国よろずの神々


顔は龍のようで人間にも見えます。この神様と同じように何かに巻きついた石造りの像を磯部頭首工公園で見ました。あちらは可愛らしい蛇が巻き付いていました。

大島坂
その先の元横浜水道大島送水井跡で今は老人福祉センター渓松園入口のトロッコの看板NO.4を見て大島坂まで来ました。いつの間にやら碑の文字が赤色に塗られていました。

この先100mほど下った右側のハイキング道起点から約1kmのハイキング道を歩きました。
起点と終点にトロッコの看板
NO.3大島(2)三井用水取入れ所から7.0km
NO.2大島(1)三井用水取入れ所から6.0kmがあります。

前は2月か3月の寒い時期に歩いたのですが今回は秋とはいえまだ夏草も虫も蛇も元気で注意深く歩きました。蜘蛛の糸が顔に絡んで大弱りでした。枯れ枝で蜘蛛糸を払いながら足元も見ながらの行進でした。去年9月の台風で倒れた大木が道に倒れ込んでいましたが歩行に影響はありません。

この道は横浜水道創設時(明治20年)の雰囲気が一番残っているところで管理人が最も好きな水道みちです。

谷津川を渡る水路橋
ハイキング道を抜けて小倉橋から久保沢に向けて谷津川沿いの県道510号線を歩いています。この辺りを散策する人なら誰でも知っているまず最初に見る水路橋です。昔津久井分水池から上溝を経由し虹吹分水池まで灌漑用水を送っていました。今年5月に相模原沈澱池から虹吹分水池を訪ねました。
この橋はそこで見た「畑地かんがい事業の碑」に記されていたあの昭和38年に完成した県営相模原畑地かんがい土地改良事業の導水路の水路橋部分にあたります。完成後まもなく使われなくなり今も通水していません。

水路橋撤去工事看板
前置きが長くなりました。これが今回のホットなニュースです。
新小倉橋下で見つけた水路橋撤去工事の看板です。この道にある二つの水路橋の内一つが撤去されます。それが今前置きで述べた灌漑用水路の水路橋です。
看板は設置されたばかりでまだ未着工のようです。発注者は
神奈川県企業庁相模川水系ダム管理事務所です。
工事期間は平成25年3月15日まで。
完成から50年近く経って老朽化していること、耐震性、危険性などを考慮して撤去することになったようです。
この近くを通る横浜水道の久保沢隧道も耐震補強工事を今現在行っています。
なおこの道のもう少し先に二つ目の水路橋があります。それが横浜水道の久保沢隧道の水路橋(長さ40m)です。

城山ダム取水塔
久保沢隧道の水路橋をくぐり、近道をして谷ケ原浄水場外周道沿いを歩いて左手に水流のない相模川本流や津久井分水池などを眺めながら城山ダムまで来ました。今日の取水塔の水位表示は117mを少し切っているようです。右側の機械は城山ダムの漂着ゴミ処理機と思われます。上の建物が灌漑用水路橋撤去工事の発注者神奈川県企業庁相模川水系ダム管理事務所(城山ダム管理事務所)です。あの水路橋の管理者がこことは夢にも思いませんでした。まったく結び付かなかったです。

城山ダム取水塔・川尻隧道上口・中沢接合井
津久井発電所1号機の取水塔とその左側の川尻隧道上口、その左側が中沢接合井の遺構です。上の建物は城山ダム管理事務所。

城山ダム取水塔・川尻隧道上口・中沢接合井
これは今年の2月に撮った写真です。こちらの方が鮮明です。
中央レンガ色が川尻隧道上口(上流側入り口)、その左側縦の筋が入ったコンクリートが中沢接合井の遺構です。

川尻隧道下口
ちなみにこれが川尻隧道下口(下流側入口)です。今年の2月頃撮りました。明治45年5月に第2回拡張工事で完成。

中沢接合井←クリックで拡大
工事中の中沢接合井(昭和15年)
横浜市水道局「横浜水道百年の歩み」より

中沢接合井
久保沢隧道の上口に設けた接合井で、鉄筋コンクリート製。城山水管橋を渡った既設32吋(830mm)2条及び新設800mm1条の3管はそのまま同橋左岸の絶壁をはい上がらせて中腹の接合井前面に差し込み、背面は直接久保沢隧道に直結させた。本接合井工事は久保沢隧道とともに施工された。第3回拡張工事2期昭和16年竣工。
「横浜水道百年の歩み」より抜粋

今日はゆっくり時間をかけて約8kmを歩きました。田名からここまでは拙ブログ其の1~9まで(アーカイブ2012/03~04)で詳しく述べていますので参照願います。


相模田名高校付近の地図です。

大きな地図で見る
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其の37 左岸用水路を歩く・才戸から室田へ②

 前回からの続きです。地図は末尾に付けました。

大蔵サイフォン吐口下流
大蔵サイフォン吐口(出口)から開渠水路になり南へ向かう左岸用水路。大蔵サイフォンで通水がストップされているのでただの水たまりでまったく流れがありません。水深は10Cm位でしょうか。水路の断面が台形であるのが分かります。

隧道入口広町
小さな丘がせり出ています。隧道で潜ります。
茅ヶ崎市広町の辺り。左岸用水路二つ目の隧道です。

隧道出口広町
長さ50mほどの隧道の出口です。

隧道入口北方付近
しばらく南下した後三つ目の隧道に向かう左岸用水路。
水の流れはやはりありません。ここは北方、東西に走る県道47号線の北側になります。

隧道出口バス停北方付近
県道47号線、北方バス停の南で見つけた隧道の出口です。

みずき3丁目
みずき3丁目までやってまいりました。ここから下流は遊歩道として整備されています。

水と花と緑のこみち看板←クリックで拡大
遊歩道内に二種類の案内看板が立っていました。
海老名市の関免の信号にあった看板と内容は似ています。
水と花と緑のこみち整備事業
◎事業の目的
農業用水路の築造から50年以上経過し、老朽化が進んだため改修を行いました。併せて、皆様に花や緑のある空間を楽しんでもらおうと思い、遊歩道を整備して周辺に植栽を行いました。
  神奈川県湘南地区農政事務所
  神奈川県左岸土地改良区
  茅ヶ崎市公園みどり課
       案内看板より
看板の地図によるとここは水と花と緑のこみちの下寺尾区間になります。

水と花と緑のこみち案内看板←クリックで拡大
もう一枚の看板の一部分です。左岸用水路について書いてありますので記します。
◎相模川左岸用水路とは
この水路は、相模川から取水しています。遠く相模原市磯部(磯部頭首工)から茅ヶ崎市室田まで全長約21kmにもなります。農業用水路として水田を灌漑するために、昭和6年~昭和15年に築造され、先人が極めて多くの努力を払い何度かの工事を経て今日の姿になりました。
   案内看板より

水と花・下寺尾区間
下寺尾区間を南下する左岸用水路。両岸が遊歩道です。

駒寄川掛樋
みずき3丁目で駒寄川を掛樋で渡る左岸用水路。さかえ橋より。

駒寄川
さかえ橋より駒寄川下流を望む。

みずき3丁目遊歩道
みずき3丁目付近の水と花と緑のこみち。

300ゴルフ場手前
スリーハンドレッドCの直前です。ここから先左岸用水路は隧道でゴルフ場の下を潜り抜けます。四つ目の隧道です。
管理人は迂回して追いかけました。

300ゴルフ場隧道出口
松風台でゴルフ場を抜け姿を現した左岸用水路。
地図を見ると左奥は3番ショートホールのグリーンのようです。

遊歩道甘沼区間
ゴルフ場の隧道を抜けた左岸用水路の下流です。ここからは水と花と緑のこみちの甘沼区間になります。開渠水路が続きます。

甘沼暗渠水路
ゴルフ場南の隧道を出て約400m続いた水と花と緑のこみちはここまで。ここから新湘南バイパスまで暗渠水路になります。右岸に水位目盛が貼ってあります。目盛は最高100Cmまで刻んであります。現在の水位は10Cm足らずです。

甘沼暗渠水路
一本道の暗渠水路上を歩いて新湘南バイパス直前までやって来ました。

甘沼暗渠水路出口
新湘南バイパスの南で開渠水路になり出現した左岸用水路。
湧水を集めたのでしょうか。いくらか流れがあります。

暗渠入口・高田1
およそ100m続いた開渠水路が暗渠水路になります。ここで左岸用水路は地図から消えています。水色の線はここまでです。場所は高田1丁目の直前です。事前に地図で調べていたので想定内でしたがここからが本当の探索です。西部用水路や昭和用水路を歩いた時もそうでしたが現地へ行けば何とかなるものです。

開渠水路高田1
などと思いつつ見当をつけて道を西へ入り南へ折れ路地を東へ入ったた先で見つけました。これは下流側から見たところです。先ほどの暗渠水路入口から見えた竹藪が見通せます。水路幅はやや細くなっており地図には載っていません。

高田サイフォン
上記の後ろ側(下流側)がこれです。伏越の呑口(入口)です。
右側に水門があります。水門はわずかに開いていて流れ出ているようでした。分水か排水かは分かりません。ここは高田1丁目です。今回の伏越探索の二つ目の目標高田サイフォンに違いないと思います。

高田サイホン
水門の先です。暗渠水路になっています。

高田サイフォン下流
これは高田サイフォン呑口を背に下流側を見たところです。
この地中に導水管が埋まっていると思われます。この道を下流へ辿ってみます。

高田サイフォン
途中駐車場があったりしましたが道はまっすぐ室田の方(南東)へ向かっています。

高田サイフォン吐口
県道404号線を渡りその先で見つけたのがこの施設です。
通水量が少なく伏越の吹き上がる音を聞くことはかないませんでしたが高田サイフォンの吐口桝(出口の桝)だと思います。帰宅後1万分の1の地図で距離を測ったところ呑口からここまで約200mでした。ここは電信柱に表示があるように茅ヶ崎市高田1-10です。水門は排水用で手前の桝を経てこの下を通る排水路へ放流していると思われます。

高田2排水路
高田サイフォン吐口の南にある排水路。北から南に流れています。割と川幅があり地図に載っています。紛らわしいのですが左岸用水路とは関係ありません。

高田サイフォン吐口東
高田サイフォン吐口から東の方を見たところです。室田は高田の東隣です。東へ向かいます。中央のガードレールと草むらの間に細い道がありそうです。

暗渠水路高田1丁目付近
やはり水路でした。暗渠水路のフタの上を東へ歩いています。
フタのサイズは1200×1000位。ここは高田2丁目です。


高田・室田境界T字路
はて困りました。T字路の手前で暗渠水路のフタがなくなりました。交差点の手前が高田2丁目、向こう側が室田2丁目です。左岸用水路の終点は緑のこみちの案内看板に書いてあるように室田です。最後は室田の千ノ川(せんのかわ)に放流しています。地図を見ると交差点を直進すれば千ノ川の上流、右折するとそれより下流の千ノ川に至ります。

室田バス停付近
交差点を右折し南に向かっています。地元の年輩の方に伺ったところ
「私が子供のころ室田側は田んぼで田んぼの西側沿いにきれいな用水が南の千ノ川の方に流れていた」と分かったからです。手がかりと言えば室田バス停付近にあったこの桝だけでした。桝の中は水の流れはほとんどなく左岸用水路とは無関係のようです。

高田3バス停
高田3丁目バス停です。道路左側(東側)が室田2丁目、右側(西側)が高田3丁目です。

千ノ川放流口
東西に流れる千ノ川に架かる橋を南に渡りました。
道路の下を暗渠水路が通っていたと思われます。写真のように少量の水が千ノ川に流入していました。途中歩いてきた暗渠水路のフタのサイズが1200×1000位でした。この放流口のフタのサイズはそれに見合っています。ここが左岸用水路の終点に違いないと思います。

千ノ川
橋上から千ノ川上流を望む。ここより上流400mを歩いてみました。

千ノ川室田3-10
約400m歩いて千ノ川暗渠水路の出口に着きました。
地図上ではここから千ノ川が始まっています。
途中北岸の護岸にある大型の放流・排水口は1カ所ありました。フタのサイズは1m×2m位で左岸用水路ではないと思います。
この交差点を北に向かうと左へ緩やかにカーブして直進か右折かで迷ったあのT字路に至ります。一応歩いてみましたがそれらしき手がかりはなくT字路を左折し高田3丁目バス停で神奈中バスに乗りJR茅ヶ崎駅へ向かいました。

入谷から室田まで延べ3日かけて相模川左岸幹線用水路を歩きました。前述のように起点の磯部頭首工から入谷までは5月6月に歩き終えていますので左岸用水路全20kmを歩いたことになります。探索時期の選定を誤ったため伏越の凄まじい吹き上がりを目にすることも聞くこともなく終わったのが残念です。
昨日JR相模線に乗った時窓から入谷付近の左岸用水路を見ました。これまで水路から溢れんばかりに流れていたのが半減していました。稲穂が黄金色に染まり水の需要期は終わったようです。来年の田植時にもう一度訪ねてみたいと思います。


大蔵サイフォン呑口の位置です。

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其の36 左岸用水路を歩く・才戸から室田へ①

9月20日(木)相模川左岸幹線用水路(以下左岸用水路)の探索に行ってきました。前回の続きになります。彼岸入りしたとはいえまだまだ暑い炎天下の中、才戸から茅ヶ崎市の室田の終点まで歩きました。今回と次回の2回に分けて投稿します。末尾に地図を付けました。

左岸用水路・才戸
前回(9月13日)のゴール才戸の信号から見た左岸用水路。前回よりいくぶん水量が減った感じがします。少し下流にあった水位目盛は70Cmの表示。今日も水路沿いの道を歩けそうです。

目久尻川掛樋
10分も歩かないうちに水路が掛樋(水路橋)に変わりました。目久尻川掛樋(水路橋)の始まりです。ここからは水路沿いを歩けないので迂回しました。

目久尻川掛樋
目久尻川を掛樋で渡る左岸用水路。旭橋より上流を望む。

目久尻川掛樋
目久尻川左岸堤防上の道路から見た左岸用水路上流。

目久尻川掛樋
同目久尻川左岸堤防上の道路より見た掛樋で渡る左岸用水路。画面右から左へ流れています。

目久尻川掛樋
同下流方向を望む。延々と続く掛樋。帰宅後1万分の1の地図で測ってみたら長さは約330mでした。自然流下で終点まで送水するためには標高を維持せねばなりません。低地にある田んぼと目久尻川を渡るために長さ330mに及ぶ掛樋方式を採ったと思われます。7月20日に管理人は西部用水の伊勢原市東富岡掛樋を探訪しました。東富岡掛樋の長さは149.80mでした。壮大な景観に驚いたのですがこちらはその2倍以上もあります。

寒川掛樋
目久尻川左岸堤防上から左岸用水路西側に石造物がごろごろと置かれているのが見えたので寄ってみました。この畦道の突き当り左側に2個、右側にも2個置かれています。

寒川掛樋
村の庚申塔か水神社と思ったのですが近づいてみると右側には「寒川掛樋」左側には「昭和十一年五月竣成」と刻まれています。これが掛樋の西側に二対計4個並べて置いてありました。高さは優に3mはありそうです。立派な石造物です。これは一体なんでしょうか?帰りに運よく地元の農家の方に出遭い田んぼの脇で立ち話をしました。この石造物は初代の掛樋の両端に立っていたそうです。その後の改修工事で取り外されモニュメントとしてここに遺してあるものと思われます。
左岸用水路ができる前は目久尻川から用水を取っていたこと、目久尻川か氾濫したとか、子供のころはもっと水がきれいで掛樋の中へ入って泳いだなど面白い話を伺いました。私が磯部頭首工から用水路伝いにここまで来たこと、室田の終点までこれから向かうことなどを話したらびっくりした様子でした。管理人のような存在はちょっと珍しいようです。

寒川掛樋石造物
寒川掛樋(さむかわかけひ)モニュメントより左岸用水路目久尻川掛樋上流を望む。左側の田んぼにはもう水が張られていません。黄金色に染まって刈取り間近のようです。

小動神社付近小河川立体交差
下流の小動から小谷へ入りました。左岸用水路は小動神社付近でこの小河川(用水路?)と立体交差しています。東北から来た小河川と南西に向かう左岸用水路がX字に交差しています。左岸用水路よりかなり下の方を通っています。

小動神社付近分水施設
小動神社付近支線用水路
小動神社付近の分水施設と分水を受けて南西へ向かう支線用水路。ただし分水門は閉じられていて水流はありません。右側の田んぼは完全に黄金色です。水は張られていません。水の需要期は終わったようです。

彼岸花・小谷小近く
左岸用水路の左岸沿いに咲く彼岸花とつぼみ。おそらくつい先日までは夏草が覆い茂っていたと思われます。夏草を刈り取った後、それを待っていたかのように彼岸花が顔を出しました。人と自然との絶妙な関わりを感じます。小谷小付近にて。

隧道入口・中原街道
小谷小学校グランド前を通過し中原街道手前で隧道へ入る左岸用水路。

隧道出口・中原街道南
中原街道の大蔵(おおぞう)の信号を左折し御所見変電所近くで見つけた隧道の出口です。

湘風園東
隧道を出て森の中を流下する左岸用水路。景色の良い所です。
老人ホーム湘風園の東辺りを歩いています。

湘風園南
森を抜け丘陵地帯の東面の縁に出てきました。東側は田んぼが一面に広がっています。南下する左岸用水路。

大蔵伏越呑口
南下していた左岸用水路が東へ向きを変えました。
前方からものすごい水流音が聞こえてきました。今回の伏越探索のお目当のひとつ大蔵サイフォンの呑口(入口)です。
やや!?一目見てがっかりしました。排水門が全開でものすごい水音は排水の音でした。本来は正面の除塵機の格子を介してここで地下に潜り田んぼと寒川町と茅ヶ崎市を分ける小出川の下を潜りもう一度田んぼを潜って正面奥の丘のふもとの吐口で吹き上がるはずなんですが・・・がっくり来ました。
つまり一滴もこの先の左岸用水路には水を送らないで全水量を小出川へ放流しているという事です。ちょっと来るのが遅かったようです。残念でした。

除塵機
横から見た自動除塵機。奥に取り除いたゴミが積んであります。

大蔵サイフォン排水路
排水門下流の排水路です。右奥が排水門。

大蔵サイフォン排水路
小出川に向かう排水路。

小出川へ放流
小出川へ放流していました。

小出川
追出橋下流より小出川上流を望む。画面川の左側が寒川町、右側が茅ヶ崎市になります。大蔵サイフォンは寒川町の田んぼと小出川と茅ヶ崎市側の田んぼを潜って丘のふもとの吐口(出口)で吹き上がります。左右に横切るねずみ色のパイプはパイプビーム形式の水管橋です。銘板が貼ってなく事業者は不明。Φ1500位はありそうでかなりの大口径です。

アオサギ
追出橋を渡ったところにアオサギがいました。近寄っても逃げません。

大蔵サイフォン吐口
大蔵サイフォン吐口です。通水が止まっているので淀んだままです。吹き上がりは残念ながら見られませんでした。来年の4月か5月に再度訪ねたいと思います。

大蔵サイフォン吐口から呑口を望む
吐口際から呑口側を望む。伏越で地下を潜っている部分は一直線のグリーンベルトになっています。距離は1万分の1の地図で測ると約270mでした。

これより下流室田の終点までは次回投稿します。

今回のスタート地点才戸の信号付近の地図です。

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其の35 左岸用水路を歩く・貫抜制水門から才戸へ

 地図は前回のゴール地点海老名市大谷の貫抜制水門です。
9月13日(木)相模川左岸幹線用水路(以下左岸用水路)の貫抜制水門より下流の伏越探索に行ってきました。



貫抜制水門
前回と重なりますが1週間前と様子が変わっていましたので再掲します。貫抜制水門の中の様子です。左端の水門はゲートが全開です。中央は全閉しているかのように絞っています。右端は支線用水路の分水門で中央に比べて開けています。

貫抜制水門
これは下流から見た貫抜制水門です。
1週間前に訪ねた時と違って用水路まわりの背丈のある夏草が刈り取られ見通しが良くなっています。右端の水門が本流で中央の水門は出口に板が数枚はめ込まれ(角落とし)堰になっています。堰の溢流水が気泡で白くなって本流に合流しています。

支線用水路
何のために角落とし堰を設けているの? 角落とし堰の側面を見ると前回見た支線用水路の南側に並行して流れる細い用水路につながっていました。これがその写真です。細い水路に分水していたということです。夏草が刈り取られてすっきりしたから見つけることが出来ました。右側のフェンスは前回見た貫抜川放水路に並行して流れる支線用水路です。

彼岸花・貫抜川放水路
彼岸花を見つけました。今日は9月13日。19日は彼岸の入りです。貫抜川放水路土手上の支線用水路フェンス際にて。

稲穂・海老名市大谷
貫抜制水門より少し南の田んぼの稲穂です。こうべを垂れています。もうじき刈り取られるのでしょう。管理人は先週の7、8日と栃木県の佐野、栃木、足利方面を歩いてきました。あちらでは早くも稲刈りが始まっているところがありました。

左岸用水・食の創造館付近
貫抜制水門から下流はひたすらまっすぐ南へ流下します。
海老名市食の創造館付近より上流を望む。

左岸用水路・今里2丁目付近
今里2丁目の辺りです。橋の上から上流を望む。今回の探索で良かったのは水路沿いの夏草が刈り取られていて終始、迂回することなく水路沿いを歩けたことです。ここのように刈り取った草が片づけてあれば歩きやすくて良いのですが背の高い夏草が刈りっぱなしのところもありました。そんなところは細長いヤツが寝そべっていたりして、ついうっかり踏んだりすることもあり得ます。下を見て注意しながら歩かないと…。

東名高速
東名高速道路下を開渠水路のまま通過しました。

分水堰
一直線に南下する左岸用水路沿いをただ歩くだけでは能がないので少し水路を観察しながら進みました。この写真のような急流が相模川右岸幹線用水路(西部用水路)とは異なり頻繁に見られます。入谷駅下流、水と花と緑のこみち内でも見ました。この写真では水路壁のでっぱりに10Cm角位の角材が2本引っかけて両岸に差し渡してあります。これより上流は水流が抵抗を受けて水位が高まります。水位が高まったところに分水口があり支線用水路へ水を送る。分水施設の一部という事でしょうか。素人考えですが…。

角材と分水口
これはでっぱりの上に水中から引き揚げた角材を載せています。水位はでっぱりの上、下流で変化はありません。傍らに取水口があります。角材を沈めて小さな堰を作る。角材の本数を増やせば大きな堰になり水路から水が溢れ出てしまいます。
これは一種の角落としの堰と言うのでしょうか?ここはでっぱりですが、水路壁に凹字にスリットを入れたり金属製の凹字形の金具を後付したところもありました。

堰と分水口
堰と分水口
角落とし堰ではなくこんなタイプも多数ありました。
平時は水路の中に堰を寝かしたまま。堰の巾は40Cm位で鉄板製。取水するときはワイヤーを巻上げ堰を起し角度をつけます。垂直に起こせば最大高さ40Cmの堰になります。
堰の下流に10~15Cm位の魚が急流に逆らって群れ泳いでいました。いったいどこから来たんでしょう。磯部頭首工から来たとしか考えられません。

左岸用水路NTT付近
支線用水路NTT付近
高さ可変タイプの堰と分水を受け東へ向かう支線用水路。
海老名市NTT電話交換センター付近にて。

海老名市下水道工事
左岸用水路西側にあった下水道工事の看板。
正式名は中河内幹線整備工事と言います。海老名市本郷にて。

海老名市下水道
西から見た中河内幹線整備工事。南北に流れる左岸用水路と立体交差します。目の前の大きなマンホールは直径2m位はありそうです。調べたところ下水管は左岸用水路の基礎のさらにその下、地下6m位を東西に敷設するようです。
東京国分寺市のHPで野川の下を伏越で潜る下水管の記事を読んだことがあります。汚物が呑口吐口に溜まりやすく管理が大変なようです。海老名のこの立体交差はそんなこともあり普通に地下深いところを通すようです。

永池川
下水道との立体交差の次は川との立体交差です。この川は永池川と言います。下流はJR相模線倉見駅の西方で相模川に注いでいます。

永池川掛樋
掛樋(水路橋)で永池川を渡る左岸用水路。橋に貼り付けてあった銘板によると1994年3月(平成6年3月)神奈川県とありました。今から18年前の完成です。

永池川排水門
左岸用水路の右岸側に設けた排水門です。

永池川排水口
永池川右岸の排水口から放流しています。流量調整のためでしょうか。磯部頭首工からここまで運んで川に放流すのはなんだかもったいないような気持ちになります。流末は同じ相模川だからまあ良いか。

原川・大山道立体交差
さらに進みます。今度は原川と大山道との立体交差です。
左右のフェンス下を原川が流れています。右の植え込みの右側を左岸用水が流下します。左右に横切ってているのが大山道です。地図によると大山道の原川と左岸用水路に架かる橋は居合橋と言います。原川を掛樋で渡った左岸用水路は開渠水路のまま居合橋を潜り南下します。

原川掛樋
原川を掛樋で渡る左岸用水路。原川の上流側から撮りました。
左岸用水は右(北)から左(南)へ流れています。

海老名市寒川町境
海老名市と寒川町の境界までやってまいりました。
左岸用水路沿いの道と用水路上流を望む。

海老名市寒川町境
同地点の寒川町側です。ここからは暗渠水路になり「水と花と緑のこみち」と開渠水路を交互に繰り返し南下します。

東海道新幹線
東海道新幹線高架橋下まで来ました。左岸用水路は開渠水路のまま下を潜ります。

暗渠水路・キリンビバレッジ東側
暗渠水路になる左岸用水路。キリンビバレッジ湘南工場東側。

倉見緑道
「水と花と緑のこみち」内にあった倉見緑道の看板。
才戸信号近くにて。

才戸信号
才戸の信号手前で開渠水路になった左岸用水路。信号南より下流を望む。14:08撮影。あと500mも進めば目久尻川掛樋が見られますが帰りの足の事も考えて今日はここで終了することにしました。次回は目久尻川掛樋と大蔵サイフォンが目玉です。入谷からスタートしてまだ伏越にお目にかかっていません。
今日は河川との立体交差が2カ所とも掛樋でした。次回の探索がが楽しみです。この後最寄りのJR相模線倉見駅まで約1kmを歩き帰路につきました。




其の34 左岸用水路を歩く・入谷から貫抜制水門まで②

 前回の続きです。地図は相鉄と小田急線手前まで来た左岸用水路です。地下へ潜るため水色の水路表示がここで消えています。




押堀西信号前排水路
東の方にある並木橋を渡り線路沿いに押堀西の信号まで来ました。信号から南下する排水路です。地図を見ると左岸用水の延長線上にあるように見えますが全く関係のない水路でした。海老名市役所前を左岸用水路が通っているのを地図で見つけ、海老名駅前を南下しました。

国分関免分水施設
国分関免の交差点前であっさり見つけました。どこをどう潜って来たか分かりませんが、後ろを見ると水路の上は駐輪場になっています。

国分関免信号分水施設
下流側から撮りました。右岸側へ分水しています。町中の大きな交差点の角でよく目立ちます。

水と花と緑のこみち
国分関免の信号を渡りました。ここから先は遊歩道として整備されています。案内看板によると「水と花と緑のこみち」と言い平成5年3月に整備されたようです。奥の建物は海老名市庁舎。

水と花と緑のこみち案内看板←クリックで拡大
「水と花と緑のこみち」の案内看板です。

分水施設
市役所手前の分水施設。遊歩道内のところどころに分水施設があり右や左の田んぼに配水しています。

水と花と緑のこみち消防署付近
水と花と緑のこみち。消防署付近。

横須賀水道みち
これは左岸用水路と交差している横須賀水道みちの上流方向です。

横須賀水道みち
同下流方向です。南東の綾瀬市に向かって一直線です。
付近に立体交差のための目立った施設は見当たりませんでした。

分水施設
分水施設。西側へ分水しています。

海老名高校近く田んぼ
分水施設西側の田んぼ。海老名高校の近くまで来ていると思います。

大谷開渠水路
水と花と緑のこみちが開渠水路になりました。上流を望む。
貫抜制水門の200m位手前です。

貫抜制水門
大きな交差点の南西角に貫抜制水門がありました。
交差点を渡って歩道上から下流方向を見る。
正面2門が左岸用水本流の制水門。右1門は分水用の水門と思われます。右手前は排水用水門。

貫抜制水門
正面のアップです。小橋の上から撮りました。

排水用水門
小橋から見た排水用水門。水門は閉じています。
釣り人がいます。

排水門
排水口側から見た排水門。貫抜川放水路の起点になります。

貫抜川放水路
上記の放流先、貫抜川放水路です。地図で先を辿ると海老名運動公園の先で相模川に合流しています。

貫抜制水門・分水
これは分水用水門以下の支線用水路です。貫抜川放水路と並行に流れてます。

貫抜制水門
下流から見た貫抜制水門。

貫抜制水門説明看板←クリックで拡大
傍らに説明看板が立っていました。内容は入谷駅前の看板と同じでした。

[相模川左岸幹線用水路について]
この水路は、相模原市磯部から茅ヶ崎市室田までの20kmに及ぶ農業用水路で、昭和の初期に先人たちが築き上げた歴史のある水路です。この水は田植えの時期の4月から9月まで相模川の磯部頭首工から取水して、田んぼを潤すため水を送っています。また、灌漑用水としての目的以外にも、地下水への涵養や地域用水として、私たちの生活環境を守ってくれる重要な働きをしています。  
説明看板より   

海老名高校東の田んぼ
海老名高校東の田んぼ
帰り道、海老名高校東側の田んぼの風景です。
貫抜制水門からここまでの途中、田んぼ脇の道端に望遠レンズカメラの放列が・・・ 三脚を立てて10台位が田んぼの方を狙っています。そこだけ1反位が休耕田らしく稲が育っていません。聞いてみるとウズラシギの撮影チャンスを待っているとのことでした。ウズラシギはヒヨドリ位の大きさの渡り鳥だそうです。平日のこの時間帯に望遠レンズカメラの放列。愛好者の多さに驚かされました。

今日は入谷から貫抜制水門まで約4.5kmを歩きました。次回はここから寒川町の大蔵サイフォンを目指して探索する予定です。

其の33 左岸用水路を歩く・入谷から貫抜制水門まで①

 6月から8月にかけて相模川右岸の西部用水路、昭和用水路の探索を終えた管理人、今日は(H24年9月5日)JR相模線の入谷駅に降り立ちました。
相模川左岸幹線用水路(以下左岸用水路)の起点磯部頭首工からここ入谷までは拙ブログ「其の18伏越を見てきました」「其の19磯部頭首工を訪ねる」(2012/5、2012/6投稿)ですでに歩き終えています。
今日からこの先茅ヶ崎の終点を目指して歩きたいと思います。用水の通水期間は9月まで、伏越は大蔵サイフォンと高田サイフォンの2ヶ所があると聞いておりますがはたしていくつ見つけられるでしょう。伏越は通水期間中に見ないと面白味がありません。9月中に歩き終えたいものです。


JR相模線入谷駅
JR相模線入谷駅プラットホームです。入谷駅は駅舎がない無人駅です。

入谷駅前左岸用水
東側に降りた目の前にJR相模線と並行に左岸用水路が流れています。用水路の傍らに説明看板が立っていました。

用水路説明看板←クリックで拡大
[相模川左岸幹線用水路について]
この水路は、相模原市磯部から茅ヶ崎市室田までの20kmに及ぶ農業用水路で、昭和の初期に先人たちが築き上げた歴史のある水路です。この水は田植えの時期の4月から9月まで相模川の磯部頭首工から取水して、田んぼを潤すため水を送っています。また、灌漑用水としての目的以外にも、地下水への涵養や地域用水として、私たちの生活環境を守ってくれる重要な働きをしています。   
説明看板より

相模川左岸幹線用水路・入谷駅付近
橋の上から左岸用水路上流を望む。

入谷駅付近の田んぼ
入谷駅東側に広がる田んぼの風景です。6月初めにに磯部頭首工を訪ねた頃はどこも田植えが終わったばかりだったのにもう穂が出ています。

左岸用水路・入谷2丁目
入谷駅から300mほど下流の橋上から見た左岸用水路です。
堰が設けてあり流水音は結構迫力がありました。

流量については以前磯部頭首工を訪ねた時に、相模川伏越の碑に通水量5㎥/秒と刻まれていました。磯部頭首工の10門の取水門の内4門が右岸用水用でした。左岸用水は水門6門だから7.5㎥/秒と勝手に推定いたしました。相模川左岸土地改良区HPには不記載です。ネットで調べてみると6.85㎥/秒などの数字が載っていたり定かではありません。まあいずれにしても7.0㎥/秒前後の水が流れているのは間違いないでしょう。

左岸用水路・入谷2丁目
同下流を望む。右側の線路はJR相模線です。
左岸用水路は海老名駅近くまで相模線と並行して流下します。管理人は左岸用水路の東側の道を南下します。

榎戸制水門上流
榎戸制水門の近くまでやって来ました。右側が左岸用水路。
左側の水色のフェンスの下を小河川(排水路)が流れています。添付の地図をズームアップで見てください。場所は座間市と海老名市の境界付近です。左岸用水路と小河川(排水路)とJR相模線との立体交差です。複雑な立体交差で写真でうまく説明できるかちょっと?です。

小河川(排水路)
水色のフェンスから小河川の上流を望む。川幅は左岸用水路の倍はありそうで、流れはほとんどありません。地図を辿ると上流部は座間警察署の東に至ります。名前がついていませんが排水路のようです。

排水路
排水路の上流から下流方向を見たところです。
左岸用水路とJR相模線の下を潜って西へ流れていきます。
その先で鳩川に合流します。つまり左岸用水路は掛樋(水路橋)で排水路を渡っています。

榎戸制水門
排水路を渡ったところです。右手前から来た用水が二手に分かれます。左側の水門は制水門で左岸用水路の本流です。右の方へ行くのは分水、排水用の流れで相模線の下を潜ります。タイミングよく列車が通りました。

榎戸分水排水門
相模線の奥が排水用水門です。水色の巻揚機が2本見えます。
分水用の水門は左側に1本見えます。
画面左端の水門が本流の制水門で今は開の状態。良く分かりませんがこの水門の開閉の度合いによって本流の水量、分水、排水量が大きく影響すると思われます。だから制水門と言う名前がついているのでしょうか。

榎戸制水門下流
制水門を通過してJR相模線を潜る左岸用水路。

JR相模線・榎戸制水門
管理人もJR相模線の踏切を渡ります。入谷駅方面を望む。

榎戸制水門
踏切を渡って西側から見たところです。奥右が榎戸制水門。
手前右側が分水用水門、左手前が排水用水門側です。

榎戸・排水門
排水用水門です。今は水の需要期です。水門は閉じています。

排水路への排水口
排水用水門の背後は先ほど掛樋(水路橋)で渡った排水路に繋がっています。今は流れはありません。
左側に「お松地蔵尊」(後述)が写っています。

分水門下流
分水門背後の水路です。突き当りの水門手前で南西へ向かう支線用水路へ流れていきます。

分水路と本流
分水路を下流側から見たところです。右側の激しい流れはJR相模線の線路下を潜ってきた左岸用水路の本流です。

榎戸分水
同じ地点から下流を見たところです。ここにも水門があります。
分水量の調整と本流への排水機能があるのでしょうか。
右側のフェンス下が支線用水路の起点になります。左側の水路は本流で海老名駅の方へ南下します。

榎戸・支線用水路
分水を受け南西のリコービルの方へ向かう支線用水路。

お松の碑
水害から村を救ったお松の碑。排水用水門の西側にあります。

お松地蔵尊
碑の奥に祀られたお松地蔵尊。
江戸時代初期の寛文2年(1662年)、相模川の堤防工事の際人柱になったお松の冥福を祈るために村人たちが供養の碑を建てその傍らに榎を植え塚の目印とした。供養碑は鳩川用水路沿いの葦の中にひっそりとたたずんでいましたが50m東方の水門のあるところに丁重に移された。
海老名市えびなむかしばなしより要旨抜粋。

海老名市上今泉
左岸用水路上流を望む。海老名市上今泉1714付近。

R246高架橋下
用水路沿い西側を歩いています。R246高架橋下を通過しました。

今泉小付近
用水路沿いの道が今泉小付近で通行止めになりました。

今泉小付近排水路
左岸用水路の西側を並行して流れる小河川(排水路)です。
この川に沿って海老名まで歩きます。

左岸用水路相鉄小田急手前
相鉄貨物線、小田急操車場手前まで来ました。JR相模線を潜ってスリーエフの横で姿を現した左岸用水路。これから先は相鉄貨物線、小田急線の下を潜って海老名駅南へ向かいます。

管理人はここより東の並木橋を渡り駅南へ向かって用水路を追いかけました。それについては次回投稿します。


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