横浜水道みちを行く

横浜水道みちの事なら何でも知りたがり屋の管理人がその水源を目指して探索探訪をします。時には独りよがりな感想意見を述べます。

其の29 東海大学からすのこ橋へ②

前回の続きです。沼目の信号の西、立徳寺の近くまで来ました。

大きな地図で見る
 
隧道出口沼目西
立徳寺の西で顔を出した相模川右岸幹線用水路(西部用水路)。

矢羽根排水路
これは50mほど西側を西部用水と平行して流れる矢羽根排水路です。ずっと下流の伊勢原南公民館の先で西部用水路と立体交差します。

桜台3開渠
桜台3丁目付近の開渠水路、下流を望む。住宅と道路の間を流れて行きます。

テレメータ
テレメータ子局です。西部用水路の水位を測る施設のようです。渋田川伏越呑口側、池端伏越の上流にもありました。

桜台暗渠
テレメータ子局から下流が暗渠になりました。地図上ではここで水色の水路が消えています。これより終点のすのこ橋まで暗渠水路が続きます。探索前水色表示のある矢羽根排水路に対し、西部用水路は消えてしまっているのでどのように辿るか心配でしたが、それは杞憂でした。暗渠水路の上が歩行者用に整備されていて、ただそれに沿って歩けばすのこ橋まで行けます。

桜台5分水
ごうごうたる水音が聞こえてきました。木製のステージが組んであり、柵で囲われています。左岸へ分水のため顔を出した西部用水路です。水量の半分くらいを分けているように見えます。

桜台5分水
ステージから降りて下から見た西部用水路。左から右へ流れています。左岸側は丘です。分水後、隧道で丘を潜り向こう側の上平間地区の田んぼへ水を配るようです。

桜台5暗渠
整備された暗渠水路。遊歩道化されています。

桜台5伏越呑口
桜台5丁目と下平間の境の道路手前で少し顔を出した西部用水の流れです。ゴミが散らかっています。伏越で目の前の道路を潜ります。

桜台小
上記地点から西の方に桜台小が見えます。この道を伏越で潜ります。

下平間伏越吐口
道路を渡って下平間側の暗渠上です。耳を澄ますと暗渠フタの下から吹き上がりの水音が聞こえてきます。想定外の道路と西部用水路との立体交差でした。

下平間・東大竹
暗渠水路のこんなフタの上を辿って行きます。
下平間と東大竹境界線上を歩いています。

伊勢原南公民館
伊勢原市南公民館の東を通過しました。

東大竹・下平間分水
その先でものすごい水流音が・・・分水施設です。

東大竹・下平間分水
分水を受け南へ向かう用水路。

東大竹・下平間分水
分水施設から下流を望む。西部用水路は一段高い丘の上から西の方へ向きを変え県道61号線の方へ向かいます。

東大竹暗渠
暗渠フタが続きます。フタのサイズは一枚当たり目測で
500×1400mm位です。

矢羽根排水路立体交差
県道61号線手前で矢羽根排水路と立体交差します。
西部用水路は伏越ではなく掛樋(水路橋)で渡ります。側面の四角い開口部は排水用と思われます。排水時には熊本の通潤橋のような放水が見られるかも知れません。西部用水は9月まで通水するようです。9月X日がその日です。是非見てみたいものです。

矢羽根排水路立体交差
掛樋を上流から見たところです。

東大竹61号手前
矢羽根排水路を渡った西部用水路は県道61号線手前で左へ向きを変えます。県道の東側を南下します。

馬渡伏越
県道61号線馬渡の信号東側を東西に流れる小河川です。
この川を西部用水路が伏越で潜ります。左側のフェンス際に呑口桝が見えます。これも想定外の伏越の発見でした。

馬渡伏越呑口
南下してきた西部用水路の小河川際の伏越呑口桝です。

馬渡伏越吐口
伏越の吐口側の桝は見つからず。暗渠水路のフタは県道61号線の方に向かっていました。

馬渡下流
馬渡の信号を左折し61号線の東側の歩道を歩いています。
西部用水路の上が歩道になっています。1m角位の点検口がおよそ10m間隔で設置してあります。この先はこれを目印にすのこ橋を目指して歩きます。

神奈中バス矢羽根バス停
矢羽根バス停付近田んぼ
矢羽根バス停と付近の田んぼ風景です。

岡崎信号下流
県道61号線岡崎の信号を右折しました。
西部用水路の暗渠フタはグリーンに塗られています。

小田厚道路手前開渠
小田厚道路手前田んぼ
小田原厚木道路手前の暗渠水路と付近の田んぼの風景です。暗渠水路は工事後間が無いようです。
暗渠フタは1000×1800mm位、点検口は1m角でやはり10m毎に設置されています。

小田厚立体
小田原厚木道路の直前の点検口ですです。このまま暗渠で前方の小田原厚木道路を潜るようです。

小田厚立体
西部用水路は暗渠のまま小田厚を潜り、車や人道は伏越のような形でその下を潜り抜けます。

小田厚立体
潜って階段を上ります。

城所大排水路
そこから下流の城所大排水路です。二ツ橋掛樋から撮りました。城所大排水路との立体交差は伏越ではなく掛樋でした。

二ツ橋掛樋
城所大排水路を掛樋(水路橋)で渡る西部用水路。
終点のすのこ橋まであと少しです。排水用の設備がどこにもありません。

分水 城所掛樋前
これは城所大排水路掛樋直前にあった分水施設です。
右側が1m角の点検口、左側が分水用の桝です。普通はここに水門巻上機があるはずです。ごうごうと水音を立てて桝に流れ込んでいます。

城所田んぼ
桝の先を辿ってみました。青々と稲が育つ田んぼに流入していました。地図を見るとここは城所地区です。

二ツ橋下流分水
二ツ橋の先の分水用の桝です。東の方へ向かう支線用水路。
ここにも水門がありません。終点近くでお好きなだけどうぞと言った感じです。

平塚市
二ツ橋の南で平塚市に入ります。1m角の点検口は続きます。

すのこ橋点検口
相模川右岸幹線用水路(西部用水路)の終点の点検口です。
点検口の上に立ち中を見ると緩やかな流れがありました。
相模川磯部頭首工で取り入れた毎秒5㎥の水がきっちり制御されて最後にこの緩やかな流れになりました。途中過不足なく水を配った上の事ですからその管理技術は私のような素人にとってはただただ驚きです。
路線図を見ると西部用水路はすのこ橋で終わっています。
平塚市に入って300m位、鈴川の手前です。写真の横断歩道を渡った左側、白いフェンスの下を東西に用水路が流れています。それに架かる橋がすのこ橋です。西部用水路の余水はこの用水路に流入して東の方へ流れて行きます。

すのこ橋
すのこ橋下流
すのこ橋の銘板と橋上から見た用水の下流(東)方面。
幅1.5m水深30Cm位の細い用水路です。

すのこ橋
下流から見たすのこ橋。

今年5月27日に座間市の相模川左岸用水路「座間サイフォン」を見つけて以来、伏越に魅せられた管理人ですが、伏越探索の
投稿は今回で10回目になります。「其の19磯部頭首工を訪ねる」を皮切りに相模川右岸幹線用水路(西部用水路)の伏越を探索してきましたが、終わってみれば起点から終点まですべてを歩き西部用水探索記になってしまいました。
地図上で伏越候補を選び探索する手もありますが、伏越以外の開渠水路、隧道、掛樋、他の諸施設など、更に川、丘、田んぼに野原などの景観、現地を歩かなければわからない発見など興味が尽きない面白い旅でついつい最後まで歩いてしまいました。

見つけた伏越は10、隧道11、掛樋(水路橋)6ヶ所でした。
伏越は身近なところに関心を持って見ればあるという事が分かりました。それにしても延々と18,311mを自然流下で送るこのルートを考えた先人、それに応えた土木技術にあらためて敬意を表します。

最後にすのこ橋の下流を見てきましたのでご覧ください。

すのこ橋下流150m
150mほど先の二股で右へ向きを変えます。

すのこ橋下流
新しらひげ橋近く
100mほど直進して新白髭橋近くで右折し鈴川へ向かっています。正面奥が鈴川左岸の堤防です。

鈴川新白髭橋
鈴川の豊田堰へ放流していました。右側の水門は豊田堰取水樋管。鈴川に架かる新白髭橋から撮りました。

すのこ橋矢崎バス停
すのこ橋へ戻りました。西部用水路の最後の点検口の道路をはさんだ真ん前の矢崎バス停です。小田急伊勢原行のバスに乗車し帰路につきました。

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其の28 東海大学からすのこ橋へ①

相模川の磯部頭首工から始まった相模川右岸幹線用水路(以下右岸用水路または西部用水路)伏越探索の旅はいよいよ大詰めを迎えました。前回雨で中断した後、その先が気がかりで猛暑になる前日の2日(火)に一気に終点のすのこ橋まで行ってきました。事前に地図で調べたところ、3ヶ所位立体交差がありました。結果予想外の発見もあり、5ヶ所の伏越を見つけ有終の美を飾ることが出来ました。
地図は前回東海大学北西で隧道で潜った西部用水路が大学病院南の出口で開渠水路になったところです。今回と次回の2回に分けて投稿いたします。


大山阿夫利神社鳥居
小田急線伊勢原駅で下車し北口に出ました。駅の真ん前にある大山阿夫利神社の大鳥居です。まずはここから東海大学附属病院を目指して歩きます。

隧道出口東海大
大学の大きな建物を目標に20分ほど歩いて見つけました。
大学の北西で潜った西部用水の出口です。大学構内地下を300mほど潜ってここまで来ました。

隧道出口から下流
隧道出口から見た右岸用水路(西部用水)の下流です。
この先で渋田川と立体交差します。

渋田川伏越
渋田川直前の水門です。
予想通り伏越で渋田川を潜るようです。

渋田川伏越
西側から見た水門。手前は溢流堰と排水用水門。

伏越呑口
除塵用の格子を経て呑口桝に吸い込まれていきます。
何とも言えない伏越特有の水音です。

渋田川伏越
渋田川を背に上流部を見る。奥の建物は東海大学病院。

渋田川伏越
東側から見た排水用水門と溢流堰。堰を越えて大量に放流しています。ここでは堰の高さを調整できるようです。用水路の探索を始めて間もないのですが、溢流堰からの放流は初めて見ました。

渋田川伏越溢流水
西側に放流しています。右側の渋田川に流れ込みます。

渋田川下流
渋田川下流を望む。左右の白いフェンスの下を西部用水路が潜ります。奥の橋はR246の新道灌橋です。

渋田川伏越吐口
渋田川伏越吐口
対岸へ渡りました。渋田川伏越の吐口です。

渋田川伏越吐口分水
左岸で早速分水しています。下糟屋地区の田んぼへ行くのでしょうか。

R246交差
R246を潜る西部用水路。

R246下流暗渠
R246から下流方向を望む。ここから下流500mは暗渠水路になります。伊勢原市役所の東側の直線道路です。

ja伊勢原
JA伊勢原農協近くまで来ました。前方は小高い丘になっています。

ja伊勢原付近
ja伊勢原付近開渠
JA伊勢原付近で小高い丘に突き当たりました。
ここからは開渠水路になります。丘の縁に沿って東へ向きを変え流下します。

池端下流
丘の縁を流下する右岸用水路(西部用水路)。

池端伏越
この道は池端東の信号から中沢中学の方へ向かっているバス通りです。信号から300mほど東で右岸用水路はこの道を伏越で潜ります。写真左側に呑口桝、右側に吐口桝が見えます。

東池端伏越
東池端呑口
道路北側の右岸用水路の流れと伏越呑口桝です。
桝の上部は鉄板で蓋がしてあります。サイズは3m角位。

東池端伏越吐口
道路南側の桝で吹き上がっています。伏越吐口です。この水音は迫力があります。
こんなところで伏越にお目にかかるとは、想定外でした。やはり実際に歩いてみないとわからないです。西部用水と道路の立体交差でした。

小田急と立体交差
JA伊勢原から開渠水路で流下した西部用水路はここで地下に潜ります。左奥に小田急のガードが見えます。地図ではここで西部用水路は消えています。

隧道入口分水
隧道入口際にあった水門です。

駒形小田急ガード
ここで小田急のガードを潜ります。西部用水路も30m位西のこの土手を潜っているはずです。

駒形小田急伏越吐口
ガードを潜って右折し線路沿いのアパート前で見つけた伏越吐口桝です。伏越特有の吹き上がる水音で分かりました。
隧道の入口から小田急の土手を単に潜っただけかと思ったのですがさらに深い地下を伏越で潜ったようです。西部用水と小田急との立体交差でした。これも先ほどの道路との立体交差と同じで実地に歩いてみて分かりました。
西部用水路はこの後約700mを隧道で地下を潜り県道44号線沼目の信号近くで開渠水路になります。

これから先は次回投稿します。

其の27 愛甲隧道から東海大学へ

 前回からの続きです。地図は前回のゴール地点、愛甲隧道の入口です。今日(7月20日)は前日までの猛暑日とはうって変わって曇り空で涼しいくらいの絶好の探索日和です。こんな日を待っていました。

愛甲開渠
相模川右岸幹線用水路(以下右岸用水路)は写真奥の愛甲隧道入口から地下に潜ります。厚木市愛甲、伊勢原市に入って高台にある高森台住宅地の下を潜り抜けます。

愛甲隧道出口
高森台住宅地の西のはずれ、階段を下りた道路下に出現した右岸用水路。道路から下流方向を望む。

愛甲隧道出口
道路から用水路沿いに下りて撮りました。愛甲隧道出口です。

高森開渠
愛甲隧道出口から50mほど下流の橋上から右岸用水路下流を望む。路線図では高森開渠となっています。前方の丘は高森神社です。

高森開渠
北東から来た右岸用水路が北から来た小河川(用水路?)と白いガードレールの向こう側で立体交差します。
水色の水門は河川への排水用と思われます。手前の開口部は溢流水の排水用で溢流堰が水路壁よりやや低くなっています。今日までいろいろ用水路と河川との立体交差を見てきましたが、必ず排水と溢流水を相手の河川に放流する施設が併設してあります。ただ用水を流すだけではなくきちんと先のことまで考えています。

高森開渠
これは橋上から上流を撮りました。右の水色が水門です。
ヒルガオのピンク色が良いアクセントになりました。

小河川下流より
右岸用水路と交差する北から来た小河川。下流より見る。
川底まで3mはありそうです。木の茂みの辺りを右岸用水路が横切っています。

小河川上流より
同上流より見る。今日の探索に出発前、この立体交差を地図で見たとき珍しく相手の河川が伏越で右岸用水路を潜るのではと期待したのですが結果はご覧のとおりです。右岸用水路が小河川を暗渠の水路橋で渡る形になっています。

歌川隧道入口
小河川を渡ってすぐに隧道へ入る右岸用水路。
路線概要図を見ると歌川隧道とあります。高森神社の一角を潜ります。

歌川隧道出口
高森神社南側の道路下に出てきた右岸用水路。
隧道出口上の道路から下流を望む。

歌川隧道下流
100mほど下流から見た歌川隧道出口と高森神社。

隧道入口(高森1)
同100mほど下流の橋上から見た下流。また隧道に入ります。ここから先は路線概要図に隧道の名前が載っていません。説明上高森地区の隧道で1番目(高森1)とします。

隧道出口(高森1)
上記隧道の出口です。隧道は直線で進みますが管理人は高森神社へ戻り東名高速の北側沿いの道路に出、歌川橋の信号を右折した先で見つけました。開渠水路には安全上フェンスで囲いがしてあり、探し難いことはありません。
探索用に昭文社の全神奈川一万分の一の地図も使っていますが、それによるとこの開渠は水色で「西部用水」と表記されています。そういえば前回探索した長谷隧道の手前の水名橋にもそんな名前が銘板に彫ってありました。この用水は神奈川県相模川西部土地改良区の管理下にあります。その名称からとっているのでしょう。あるいは厚木市妻田の中津川の昭和用水頭首工からの昭和幹線用水路との対比上西部用水と呼んでいるのかも知れません。

西部用水路
水名橋
西部用水路とみずなばしの銘板。長谷隧道の少し上流に架かっています。

隧道出口近く分水
隧道出口付近で左岸側(南側)へ分水しています。

隧道高森2
隧道出口から50m位下流の橋上より下流を望む。前方の丘をまた隧道で潜ります。

隧道入口高森2
同隧道入り口です。

アザミ
途中、野道の傍らに咲いていたアザミ。一服の清涼剤です。

隧道出口高森2
ぐるっと大回りして道路右側に出現した隧道出口を見つけました。

隧道下流
同左側(西側)の右岸用水路下流方向です。

隧道入口(粟窪)
またまた隧道で地下に潜ります。ここは伊勢原市粟窪です。

隧道入口(粟窪)付近田んぼ
隧道入口付近から南東方向の田んぼの風景です。
遠くに東名高速の防音壁が東西に横切っています。

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直線で進む隧道に対してこちらは大きく迂回して追っかけます。こんな道を歩きました。左側の土手の草むらに腰かけて昼食をとりました。しばし休憩です。右側は東名高速で奥が横浜、東京方面です。

浜田牧場前進入路
奥の浜田牧場前の何でもない道を西へ入って来ました。

隧道出口(粟窪)
その近くで見つけました。粟窪で潜った隧道の出口です。

隧道出口 水位
近くにあった水位目盛。水深1mです。

隧道近く 分水
同近くにあった水門。右岸用水路の左岸(南側)です。

八幡橋上流
八幡宮近くの八幡橋から上流を望む。

八幡橋下流
八幡橋下流で東北東から来た右岸用水路が南向きに大きく向きを変えます。八幡橋下流から下流を望む。

粟窪第2分水工
珍しく右岸側(西側)へ分水しているようです。銘板には粟窪第2分水工ゲートとありました。

東富岡掛樋
粟窪第2分水工ゲートの下流から始まる東富岡掛樋(水路橋)です。100m下流で歌川と立体交差しています。どのように交差するか今日の探索まで興味津々だったのですが結果は掛樋(水路橋)でした。

CIMG2380_convert_20120721175319.jpg
銘板が貼ってありました。
東富岡掛樋 1988年3月 神奈川県
型式上部工:コンクリート水路橋 L=149.80m
下部工:パイルべイント工法17基
施工(株)天岸建設  銘板より


歌川と立体交差
歌川を掛樋で渡る右岸用水路。仲田橋から上流を望む。

掛樋上流
東名高速間近の橋上から掛樋上流を望む。

東名隧道入口
同下流(普通の開渠)を望む。前方の東名高速を隧道で潜ります。

CIMG2390_convert_20120721182013.jpg
真夏の花カンナ。東名高速を潜った道路沿いにて。

隧道出口 東名下流
東名高速を潜って出てきた右岸用水路。

東海大手前下流方向
東海大学へ向かう右岸用水路の下流を望む。

隧道入口東海大
東海大学の北西で隧道になって地下に潜る右岸用水路。

ここまで来たところで雨が降り出しました。しばらく木陰で雨宿りをしましたが止みそうもなく、通りがかったタクシーで小田急伊勢原駅へ向かいました。今回は伏越期待が二カ所あったのですがどちらも水路橋の立体交差で伏越を見ることは出来ませんでした。時刻はまだ14時前。残念ですがこの先は次回の楽しみに取っておきます。

其の26 玉川サイフォン探索

 前回の続きです。地図は前回のゴール地点です。
今日(7月10日)はここから下流を辿ります。



CIMG2272_convert_20120710172412.jpg
R412から相模川右岸幹線用水路(以下右岸用水路)下流を望む。梅雨の晴れ間でカンカン照りの真夏のような天気です。10時23分撮影。

CIMG2273_convert_20120710180636.jpg
水位表示がありました。30Cmはあり得なく、1.3mだと思います。滔々と流れています。

CIMG2275_convert_20120710181109.jpg
国道から200mほど下流です。隧道に入っていきます。
路線図によると隧道の名前は戸室隧道。この先の日枝神社の南西で開渠になって現れます。こちらはバス路線に沿って追いかけます。

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傍らにあったユーモラスな注意看板。幽霊がいたずら小僧に「そこからなかへははいらないで・・・!」と言っています。
神奈川県県央地域県政総合センターと神奈川県相模川西部土地改良区の連名です。

水神宮洗場の碑
バス停戸室神社付近道路沿いにあった水神宮洗場の碑。
奥から清水が湧き出ていました。

森久保照雄氏の好意によりこの地に移動す
昭和六十三年十月吉日
子之神社再建参百八十年祭を記念してこの碑を建立す
碑文より


地図を見るとこのすぐ西に子之神社があります。

日立オートモティブ
戸室団地入口、厚木警察署西側、萱山、厚木高校入口の信号を通過し日立オートモティブシステムの工場前に来ました。戸室隧道入口と日枝神社を直線で結ぶとちょうどこの工場の地下を戸室隧道は通っています。

戸室隧道出口
日立の工場からは下り坂で、片岸の信号を右折し200mほど行った北側に戸室隧道出口がありました。入口からここまではずっと丘陵地帯で、そこを潜り抜け南面の平地でその姿を現しました。

恩名開渠
同じ地点の下流を望む。この辺りは恩名4丁目です。
路線図を見ると名前は恩名開渠となっています。

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隧道を出て早速分水しています。用水路左岸(東側)。

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分水を受け東へ向かう用水路。

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西側の田んぼ向けはなぜかポンプアップしています。

恩曽川水門
少し下流の恩曽川まで来ました。右岸用水路と恩曽川が立体交差しています。

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水門から下流を望む。水路壁が厚くなっている下が恩曽川です。

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西側から撮りました。右岸用水路は水路橋となって恩曽川と立体交差しています。

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水門に銘板が貼ってありました。
左側の銘板:恩曾川掛樋放水用水門
右側の銘板:恩曾川掛樋水位調整用水門
設置年月はどちらも平成7年3月
水路橋と掛樋(かけひ・かけとい)は同じ意味です。
昔は掛樋と言ったようです。

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恩曽川を渡ったところでも分水しています。奥に東へ向かう細い水路が見えます。ここへきて分水用水門が増えてきました。

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水位を保つためでしょうか、路面より高いところを流れています。

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西側の田んぼの風景。大山の頂に雲がかかっています。

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同右岸用水路西側の田んぼの風景です。

長谷隧道入口
さらに下流の水名橋をくぐると水路の幅が広くなります。
長谷隧道の入口です。

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隧道上から右岸用水路上流を望む。事故防止のため金網が張りめぐらされています。

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隧道の先の景色です。丘をまた潜ります。

観音坂の碑
バス通りに出て坂を上ります。上り坂の途中、南毛利小信号の先にあった観音坂の碑。

厚木村から長谷村を通り大山に至る旧道で小高い丘に日本三長谷観音が祭られていたところから観音坂と呼ばれた。縁起によると観音像は鎌倉時代に北条時頼の奥方の信仰が厚かった大和鎌倉の長谷寺と同じ木で運慶が彫刻したものであるという  碑文より

長谷隧道出口
県道603号線近くで出現した長谷隧道です。

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県道603号線北側より上流を望む。

大山
同大山を望む。

玉川サイフォン
玉川サイフォン
呑口
県道から100mほど下流の玉川サイフォン呑口です。
水門は珍しい木製です。横の小水門は排水、調整用と思われます。玉川堤防と呑口の間の用水路に放流します。

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これがその用水路です。この用水路と玉川を伏越で潜ります。

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呑口側の玉川左岸から見た玉川。

玉川 川久保橋
200m位上流の玉川に架かる川久保橋。背景は大山。
この橋を渡って吐口を見に行きました。

玉川サイフォン吐口
玉川サイフォンの吐口です。あちこちに分水して水量が減ったせいか今ひとつ伏越特有の迫力に欠けていました。

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同玉川サイフォンの吐口です。ここから下流は愛甲開渠と言います。

愛甲開渠
玉川サイフォンから200mほど下流の右岸用水路。
上流を望む。水量がずいぶん減った感じがします。

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ここでは田んぼの方が右岸用水路よりも高い位置にあり、ポンプで水を取り込んでいます。右側に細い用水路が右岸用水路を跨いでいます。

CIMG2337_convert_20120711184229.jpg
ここでも細い用水路が水路橋で右岸用水路を跨いでいます。
水色の管は上水道用でパイプビーム形式の水管橋だと思います。

愛甲開渠
橋上から下流を望む。前方の丘を隧道で潜ります。

愛甲隧道入口
愛甲隧道入口です。夏草が茂って水面が見えませんが、水音は聞こえてきます。地図上ではここで水色の線が消えています。この先は伊勢原市に入り隧道、開渠を繰り返し平塚へ向かいます。天気が良すぎるので今日は早めに切り上げ帰路につくことにしました。近くのバス停を見つけて時計を見たら13:30頃でした。

其の25 小鮎川サイフォンを見つけました

前回からの続きになります。地図は前回のゴール地点です。
今日、7月6日(金)もJR相模線を利用しました。前回同様相武台下駅下車、座架依橋を渡りました。


fc225-1
今日も相模川は梅雨空を映してあまりぱっとしません。
どんよりとしています。茶色の水の濁りはとれています。

fc225-2
前回6月24日に見たさがみ縦貫道路関口高架橋工事の紅白に塗られた巨大クレーン3基の姿がありません。

fc225-3
クレーンを外された台車?だけが残っていました。
巨大すぎるので全て分解して運ぶのでしょうか。

fc225-4
前回はここまで来て探索を終えました。地図上では北から来た相模川右岸幹線用水路(以下右岸用水路)が西へ向きを変えたところで消えています。厚木市三田2001の辺りです。ここから先は地下へ潜っていますので路線図を見ながら見当を付けて歩きます。

fc225-5
まずは屋際の信号を目指して西へ歩くとこんな施設がありました。道路の左手に水門がありその先には4方向から水が流れ込んでいます。南側に回り込んで撮りました。水門が右岸用水路と関係がありそうでしたが、何の表示もなくどうやら無関係のようです。

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傍らに案内看板がありました。
三田せせらぎの小道は、普通河川蟹渕川(かにぶちがわ)を暗渠(あんきょ)化して、その上部を利用した施設となっております。構造は、下部のボックスカルバートに排水を流し、上部には用水を利用した水辺空間(せせらぎ)を創出できるように、二重断面構造となっております。厚木市都市整備部河川整備課  
看板より

隣には案内地図看板もありました。ここが三田せせらぎの小道の起点のようです。

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さらに進んでいくと左手の道路沿いにに用水路が・・・
しかし流れが逆で西から東向きに流れています。

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屋際の信号を左折し、地図を頼りにさらにその西側の道を南下しました。三田南1丁目付近。

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道沿いに突然水門が出現しました。暗渠水路が開渠になったようです。北妻田3丁目付近で2ヶ所ありました。が、水量が少なすぎで深さが10Cm位しかありません。湧水のようなきれいな水です。今日のスタート地点の水とは全然違います。

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見切りをつけて、今度は清水小学校西の荻野川左岸へ向かいようやく見つけました。これがその写真です。

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この注意看板がその証です。ほっと一息。
路線図があるとはいえ、地下に隠れているのを探すのは容易ではありません。

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荻野川に架かる白根橋付近までさかのぼって出口を見つけました。三田で潜ってここまで隧道で来たようです。

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妻田西2丁目付近の右岸用水路。開渠、暗渠を交えて荻野川・小鮎川左岸沿いに流下します。
ここで振り返ってみると、ここまで右岸用水路から分水したのは1ヶ所だけです。山際川の伏越の下流で開渠になったところです。今ここを流れている水量は磯部頭首工で取り入れた毎秒5㎥に近いと思います。滔々たる流れです。

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下小鮎橋を過ぎて左手に水門が見えてきました。伏越の呑口(入口側)のようです。

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伏越の呑口です。塵を引っかける格子を介してものすごい水流音とともに吸い込まれていきます。地図の上ではここで右岸用水路は消えています。

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伏越呑口側の下流、林妻橋(りんさいばし)から小鮎川上流を望む。右岸用水路はこの川の下を潜り右岸に渡ります。用水路と河川の立体交差です。

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小鮎川右岸の吐口側水門です。林妻橋の上から見えました。
水色の水門巻上げ機はよく目立ちます。

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水門の背後で吹き上がっていました。右奥下あたりです。

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水門東側に銘板が貼ってありました。伏越の名前は小鮎川サイフォンです。平成7年3月完成。

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吾妻団地近くの右岸用水路。小鮎川サイフォン吐口から下流は開渠水路が続きます。

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あっと驚く風景です。右岸用水路が川を跨いでいます。こんな立体交差もあるんですね~。用水路が橋を兼ねています。水路橋ですね。対岸左側に水門が見えます。

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水門に貼ってあった銘板です。大口分水工とあります。
路線図を見ると大口分水工は中津川の昭和頭首工から延びている昭和幹線用水路へ送水するための連絡水路の起点になっています。要は右岸用水路から昭和幹線用水路へ分水しているわけです。

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分水後の連絡水路です。川の右岸沿いの細い水路が連絡水路です。下の写真は下流の橋の上から撮りました。地図を眺めただけではこのことは分かりません。川の中に用水路が走っていることは想像外でした。現地を歩いてみてよく理解できました。

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川は左へ曲がり小鮎川へ向かって流れていきます。
連絡水路は直進します。

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R412沿いの三菱自販の辺りで地下に潜ります。
この先はR412を潜った後200m位南進し、東へ向きを変え松枝の信号の先で昭和幹線用水路に合流しています。昭和頭首工は機会があれば見学したいと思います。

さて、右岸用水路から横道にそれました。大口分水工のすぐ先はR412です。

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R412の手前です。右岸用水路は国道を潜り南西へ向かいます。この先で恩曽川、玉川などと立体交差します。伏越が見られそうです。今日はここまでとし、あとは次回探索の楽しみとします。

この後、病院前から本厚木行のバスに乗り、小田急、JR相模線で帰りました。伏越と水路橋、川の中の用水路と今日も色々と面白い探索・見学が出来、意義ある大満足な一日となりました。



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