横浜水道みちを行く

横浜水道みちの事なら何でも知りたがり屋の管理人がその水源を目指して探索探訪をします。時には独りよがりな感想意見を述べます。

其の395 相模川源流を訪ねる② 河口湖の嘯放水路と治水トンネル

 何年か前に河口湖沿岸に大規模浸水被害が発生しテレビや新聞で大きく報道されました。その後は対策がされたようでそのようなニュースはなくなりました。
調べたところ昭和57、58年二年連続の台風による大規模降雨で河口湖の水位が上昇し浸水被害が発生していました。もう35年も前のことでした。資料によると嘯(うそぶき)放水路事業(昭和63年度~平成6年度)の実施により現在は昭和58年規模の大雨に対しては概ね解消されています。
自然流出する河川がない閉鎖性の河口湖にどのように治水対策がされたのか見たくなりました。6月2日(金)晴れ、山中湖、忍野八海と二つの相模川源流を見たあと現地を訪ねました。

嘯放水路・富士吉田市旭町1
最初にやって来たのが富士吉田市旭町1丁目の嘯放水路です。おひめ坂通り嘯橋より嘯放水路上流を望む。堤防のない掘込み河道の水路です。嘯放水路事業では既設の東京電力放水路(大正6年竣工)を掘り下げて河道断面を広げたそうです。


富士吉田市旭町1丁目、嘯放水路に架かる嘯橋です。上流(地図の左方向)へたどるとトンネルがありその先が河口湖です。

嘯放水路・富士吉田市旭町1
同下流を望む。500mほど下流で宮川に合流し、宮川は下流で桂川(相模川)に合流しています。ゆえに嘯放水路は相模川水系の河川です。

嘯放水路
嘯橋の500m位上流です。山が迫っています。山の向こう側が河口湖です。

東京電力放水路・嘯放水路
山に近づきました。正面が大正時代に出来た東京電力放水路です。開渠のまま立ち上がっています。流れがあるので白く光っています。山の中腹に放水路トンネル吐口(出口)があり反対側の呑口部(入口)と共に文化庁登録有形文化財に指定されています。
右側は嘯放水路事業で出来た嘯放水路です。ここは合流点です。
流量は東京電力放水路が7.79㎥/秒、新設の嘯放水路は22.21㎥/秒で合せて嘯放水路の流量は30㎥/秒となっています。つまり昭和58年当時より22.21㎥/秒余計に放流可能となり浸水被害は解消されました。

嘯治水トンネル吐口
右側の新設嘯放水路を上流へたどりました。嘯山を貫いたトンネル吐口部(出口)です。銘板が埋め込まれています。「嘯治水トンネル」とあります。今は平常時で呑口側のゲートが閉じているので流れはありません。

嘯治水トンネル吐口
表側から見た嘯治水トンネル吐口。

嘯放水路
嘯治水トンネルを背に下流を見る。急斜面を下っています。

富士山・富士吉田市新倉
次に河口湖のトンネル入口を見に行きました。途中の富士吉田市新倉付近、車窓から見た富士山です。

河口湖・嘯放水路呑口部
R137沿いにありました。嘯放水路呑口部です。除塵機、ゲートを経由し長さ1,469mの嘯治水トンネルが始まります。

河口湖・嘯放水路呑口部
嘯放水路呑口部入口の除塵機とゲート操作室。案内板によると除塵機は通水幅3m×2基、ネット回転式で嘯放水路へのゴミ流入防止用。ゲートは純径間6mの鋼製ローラーゲート。点検用角落しスライドゲートも設置されています。

河口湖・嘯放水路呑口部
嘯放水路呑口部から河口湖の眺望です。

東京電力放水路取入口
こちらは南側にある既設東京電力放水路取入口です。

東京電力放水路取入口
取入口を背に下流方向を見ました。正面のスクリーンを通過しR137をトンネルで潜ります。

東京電力放水路トンネル呑口部
R137から見た放水路とトンネル呑口部(入口)。

文化庁指定登録有形文化財の証
トンネル呑口部の文化庁指定登録有形文化財の証。(登録番号:第19-0019)。前述の吐口部も指定されています。

鹿留発電所船津取水口の看板
呑口部沿い鹿留発電所船津取水口の看板。
あれっ?!おかしいですね・・・。資料では東京電力放水路(大正6年竣工)でした。放水とは河口湖の水を宮川へ放流と理解したのですが看板には取水口とあり話が真逆です。何故放水路を作ってまで放流するか? ここより西の河口湖畔に東京電力西湖発電所があり用水を西湖から引き発電後の用水を河口湖に放流しています。出口がない閉鎖性の河口湖に放流を続けると水位が上がり弊害が出るので宮川へ流す放水路を作ったと思われます。西湖発電所の最大使用水量は7.79㎥/秒。河口湖からの東京電力放水路も7.79㎥/秒でぴったり一致しています。
また西湖発電所は大正8(1919)年3月運用開始で東京電力放水路(大正6年竣工)とほぼ同時期です。
よく分かりませんが東京電力放水路(大正6年竣工)は河口湖の放水路であり、放流水を利用した鹿留発電所の導水路でもあると解釈するしかないですね・・・。

東京電力水利使用標識
おしまいに付近に掲示の水利使用標識です。
河川名:一級河川相模川水系河口湖
水利使用の目的:発電
取水量:7.79㎥/秒
所轄事務所名:国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所


面白いですね・・・河口湖が一級河川相模川水系河口湖とは・・・初めて知りました。
取水量は鹿留発電所の使用水量と思われますが西湖発電所の使用水量、嘯放水路水量と一致しています。京浜河川事務所は先日鶴見川多目的遊水地見学会でお世話になりました。事務所は横浜市鶴見区にあります。山梨県まで管轄とは手広くやられているんですね。

参考資料:相模川水系 補足説明資料
西湖発電所、鹿留発電所について詳しくは水力ドットコムをご覧ください。 「水力発電所ギャラリー 相模川水系」から入れます。

嘯治水トンネル呑口部の位置です。

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其の394 相模川源流を訪ねる① 山中湖・忍野八海

 6月2日(金)晴れ、相模川の源流と言われる山中湖、忍野八海、河口湖を探訪しました。2回に分けて発表します。

山中湖畔の相模川源流の碑
山中湖畔の相模川源流の碑。左側の水路が相模川(桂川)の始まりです。相模川は山梨県内では桂川と呼ばれています。

山中湖相模川流出口
湖側から見ました。中央の水路が相模川(桂川)。
富士五湖の中で山中湖だけが唯一流出河川がある湖です。
他の四湖は自然流出河川のない閉鎖性湖沼です。
横断しているパイプは東京電力の施設のようです。白色の塔に「水位伝送器」の銘板が貼ってありました。

山中湖畔の相模川源流の碑
相模川源流の碑に銘板が嵌めこんであります。

相模川について
相模川(桂川)の源流となる山中湖は、富士山の東北斜面の降水を集めてできている湖である。かつて「甲斐国志」で梁尻と呼んだ天然の流出口があったが、現在では東京電力の水門(大正15年~)となっており、下流へ流下しながら湧水や支流と合流を重ね、流路延長109kmを経て相模湾へ注いでいる。
 
(碑文より)

相模川源流の碑から富士山の眺め
相模川源流の碑からの富士山の眺め。


 次いで平成25年6月に世界文化遺産に登録された忍野八海を訪ねました。近場にありながら今まで行ったことがなく初訪問です。狭い地域内にある忍野八海は富士山の伏流水に源を発する湧水池群です。

始めに忍野八海の位置です。山中湖流出口の北方にあります。



忍野八海・湧池
この池は湧池と言います。忍野八海の中で最も水量豊かで透明で澄みきった湧水池らしい池です。中国人団体観光客で賑わっていました。右端円形の池は水深8mの湧水口です。

忍野八海・濁池
左側は湧池の下流の池、濁池です。湧池とパイプで繋がっています。池の出口で右側の阿原川に合流しています。

忍野八海・阿原川
濁池より阿原川下流を望む。

阿原川・新名庄川合流点
その下流で阿原川(右側の橋)は新名庄川(左側の橋)に合流し、約300m下流で山中湖を発した桂川に合流しています。したがって忍野八海は相模川源流のひとつと言えます。

今日は全部で八つの池を見ました。以下はその他の池です。

忍野八海・菖蒲池
この池は忍野八海の一番東にある池で菖蒲池と言います。

忍野八海・鏡池
その西側の鏡池です。何の変哲もない普通の池です。

忍野八海・銚子池
銚子池です。湧水の砂の噴き上がりが見えました。

忍野八海・お釜池
お釜池です。最も小さい池で、そこから始まる流れにバイカモが繁っていました。

忍野八海・資料館内鯉の池
忍野八海・資料館内鯉の池
資料館内鯉の池です。(個人所有の池)

忍野八海・資料館奥の底抜池
資料館奥の底抜池です。ニジマスが泳いでいました。

ところで私は相模原市の住民ですが日々の生活用水は谷ケ原浄水場(神奈川県営浄水場)で作った水道水を使っています。浄水場の水源をたどると水道原水は相模湖(相模川を相模ダムで堰き止めた人造湖)で貯めた水です(一部相模川伏流水も含む)。今日訪ねた山中湖、忍野八海は相模川の源流に当たるので日々富士山の伏流水を口にしているわけです。富士山の恵みに感謝感謝ですね・・・。
相模湖の水は谷ケ原浄水場のほか相模川流域を越え横浜水道、川崎水道の浄水場にも導水され水道水、工業用水として戦後の大都市の発展を支えてきました。相模川は神奈川県の母なる川と言われる所以です。その一部は川崎市にある東京都長沢浄水場にも分水(東京分水2.66㎥/秒)され多摩川を越え東京都民の口にも入っています。
富士山の恵みは凄いですね・・・。(^σ^)

このあと閉鎖性の湖の治水を見るため河口湖へ向かいました。今回の相模川源流巡りで最も興味深く楽しみにしていました。
次回発表します。

其の388 道保川源流を訪ねる③・相模原市南区、中央区

 前回「其の387」の続きで、その最終回です。5月3日(水)晴れの日に探訪しました。

暗渠の道保川・相模原市南区下溝
ワサビ田上流、暗渠の道保川。これは暗渠の出口です。

道保川・宮古橋下流
暗渠上流の道保川。深い排水路のような川です。ここは相模原市南区下溝古山、宮古橋下流です。

道保川・下溝袋沢雨水調整池
宮古橋上流の遊水池。右岸に遊水池排水口が見えます。相模原市が整備した「下溝袋沢雨水調整池」です。地元の人の話ではこの付近で毎年ホタルが飛び交うそうです。

道保川・一関橋付近の田んぼ
一関橋付近、今日の歩きで初めて見る田んぼです。道保川と相模原段丘崖に挟まれた谷間にあります。用水はたぶん湧水を利用しているのでしょうね・・・。

道保川・道保川公園南
その上流です。道保川公園へ向かう市道と相模原段丘崖の間は原野です。道保川は市道寄りを流れています。

道保川公園
市道道保川公園信号を渡った右側が道保川公園です。これは道保川を堰き止めた池です。南側の原野とは対照的な風景です。
昔(20~30年前)、この池はカワセミの撮影スポットで愛好家が撮影した額縁入りの写真が管理事務所の壁にかけてありました。今はどうでしょうか?
なお、案内板によると「道保川公園のせせらぎと野鳥の声」が「日本の音風景100選」に認定されているそうです。

道保川公園南端のトンネル入口
池の南端、道路下を横断するトンネル入り口です。トンネルを抜けると原野になります。

道保川公園内を流れる道保川
道保川公園一の橋より道保川上流を望む。

道保川公園
公園の東側、相模原段丘崖の縁から湧き出す湧水を集めた湿地帯。道保川源流の一つです。

道保川公園内を流れる道保川
公園内を流れる道保川。園内北側で流れが細くなってきました。

道保川・丸崎入口付近
道保川公園の北端(丸崎入口)近くの道保川。道保川公園沿い市道から見ましたが、ヒューム管から出た水が公園内を流れています。これを源流としても良いのですが、公園外の源流を追いかけました。

道保川公園西側の市道
道保川公園丸崎入口付近の市道です。市道右側が道保川公園。前方は丸崎の信号からJR相模線上溝駅に至ります。
ヒューム管は左側工事用黄色い衝立の方から市道を潜り公園内に入っています。

道保川・道保川公園丸崎入口付近
黄色い衝立から上流を見ました。道保川の流れがあります。

道保川源流
流れをたどりました。こんこんと?湧き出すこれが道保川源流です。道保川は相模原段丘崖からの湧水を集めた川なので厳密には源流の一つです。見つけたこの源流は道保川最北端にあり、且つ目視可能なので私的にはそれなりに価値ある源流と思っています。今年3月に目久尻川源流を探訪しましたが、流れを見られない源流でした。

道保川源流
源流から下流を見ました。黄色の衝立からそれほど離れていません。
道保川の延長は公称3.7kmと言われています。地図上で河口からここまでの延長を測ると約4.56kmでした。

今回のスタート道保川暗渠出口の位置です。

其の387 道保川源流を訪ねる②・相模原市南区

 前回「其の386」の続きです。5月3日(水)晴れの日に探訪しました。

フィッシングパーク跡
県道52号線交差点付近から見たフィッシングパーク跡地。
道保川は左側森沿いに流れています。

道保川・横浜水道みち堂山橋
その上流、横浜水道みち堂山橋です。トロッコの看板が見えます。

堂山橋のトロッコの看板
道志川系統横浜水道みちに立てられたトロッコの看板。 「三井用水取入所からここまで17.5km電気溶接水管橋跡(日本初)」
トロッコの看板は水道みち全26か所に立っています。右欄サイドバーリンク「横浜水道創設水道導水路」、 「其の15」。

神奈川県内水面種苗生産施設

神奈川県内水面種苗生産施設
道保川沿いの低地にこんな施設がありました。スレート葺きの工場のような大きな建物もあります。これは何でしょうかね。写真奥の森は相模原段丘崖です。道保川は段丘崖の縁に沿って流れています。

神奈川県内水面種苗生産施設・道保川のゲート
道保川にゲートを設置し取水しているみたいです。北側市道沿いに正門があり「神奈川県内水面種苗生産施設」の表札が。鮎人工種苗生産施設でした。こんな施設があるとは・・・今日歩いて初めて知りました。勉強になります。

道保川の蛍案内板
上中丸の信号を過ぎ進んで行くと道保川沿いにこんな標識が立っていました。一見すると交通標識風です。「相模原の環境を良くする会」が立てた案内板でホタルが描かれています。矢印の方へ進みます。

東沢(道保川)の案内碑
奥へ進むと東沢(道保川)の案内碑が立っています。
「この道保川は一の沢(鳩川)、中の沢(姥川)の東にある川なので「東沢(ひがしさわ)」と呼ばれていました。「三の沢」ともいわれています。」(案内碑より)

道保川
道保川に木造の橋が架かっています。東側の段丘崖の方から支流が流れ込んでいます。ホタルの乱舞が見られそうなところです。

相模原段丘崖からの湧水の流れ
支流をたどりました。崖から流れ出す一筋の流れ。道保川源流の一つです。「相武台歴史同好会」さんの調査によると、この辺り一帯でかつて湧水を利用したワサビ栽培が行われていたそうです。栽培は幕末に始まったと伝えられ、戦後とくに盛んに栽培され、この奥では今も栽培しているように見えました。

道保川の歌碑・相模原市南区下溝
ワサビ田に通じる森の道沿いに歌碑がひっそりとありました。
「はじめての駅におり立ち砂白き道に曲がれば心安らぐ 
座間愛子」


道保川支流・宮川
こちらは木造橋の上流で道保川に合流する宮川です。「相武台歴史同好会」さんの調査によると、湧水を利用したクレソンが栽培されているそうです。

マムシ(どくへび)にごちゅうい!看板
拙ブログによく登場するマムシ(どくへび)にごちゅうい!の看板。宇賀神みたいにとぐろを巻いています。これから暑くなると出てくるのでしょうね。水辺を歩くとあちこちで注意看板を見かけますが実際にマムちゃんに出合ったことは一度もありません。
青ちゃんには良く合いますけどね・・・。愛川町の仙台下用水路でヤマカガシに一度だけ遭遇しました。茶色と黒色の斑が気持ち悪かったですね・・・。

道保川の糸トンボ
道保川の糸トンボ
今回の探訪記念です。普段あまり見ることのない糸トンボです。東沢(道保川)の案内碑付近で撮りました。画像をクリックすると拡大します。

この続きは次回発表します。次回は源流に到達します。

参考資料
「相武台歴史同好会 三十周年誌」 平成22年12月発行

今回のスタート、フィッシングパーク跡地の位置です。


其の386 道保川源流を訪ねる①・相模原市南区

 JR相模線下溝駅付近で相模川水系の一級河川道保川が鳩川分水路を経て相模川に合流しています。5月3日(水)晴れ、道保川河口から源流まで探訪しました。延長3.7kmほどの小さな川ですが源流は意外なところにありました。いつものようにてくてく気楽な一人旅です。3回に分け発表します。

新三段の滝橋
鳩川分水路に架かる橋、新三段の滝橋です。1994年(平成6年)3月に相模原市が架けた3弦トラス橋です。

新三段の滝橋より相模川を望む
新三段の滝橋から相模川上流を望む。

鳩川分水路・新三段の滝
新三段の滝橋から鳩川分水路を望む。大昔に相模川が作った河岸段丘崖(田名原段丘崖)を落下する新三段の滝。相模川は神奈川県が管理する一級河川ですが鳩川分水路も一級河川です。

鳩川分水路
田名原段丘面に上がり、大下橋から見た鳩川分水路。左の広い川が鳩川で、少し上流で姥川を合せています。中央右側が今日歩く道保川です。右端は雨水下水道の出口と思われます。

道保川河口
中央階段状の川が道保川です。あれっ!? 水が流れていないですね・・・。

道保川
道保川
上流の泉橋まで来てその訳が分かりました。転倒堰で流れを堰き止め、左岸のゲートからそっくり横取りしています。農業用水路でしょうかね。

道保川左岸の開口
どこへ流れて行くのでしょう。下流へたどると道保川左岸の護岸に開口があり、ごぼごぼと水の流れる音が聞こえてきます。
水流も見えます。これは用水路の余水吐ですね。用水を取り過ぎた時に鳩川分水路へ流すようにしています。

道保川から取水した用水路
護岸開口部の上へ行くと鉄板敷き点検口があり、南へ向きを変えた用水路がありました。

道保川から取水した用水路
用水路を200mほどたどるとコンクリート桝の中に流れ込んでいます。

道保川から取水した用水路が鳩川に合流
右から左へ流れるのは鳩川分水路南から新たに始まった鳩川です。用水路はコンクリート桝で右折し鳩川に合流しています(青色矢印)。
鳩川分水路南の鳩川の源流はなんと道保川でした!
鳩川分水路より上流の鳩川は全て分水路に流入しているので分水路南の鳩川に流れはないはずですがわずかに流れがあります。道保川の流末を加え鳩川分水路南の鳩川の流れを作っています。
鳩川分水路南の鳩川源流については、今回のテーマではないので詳しく触れませんが鳩川源流河口をいずれ探訪するのでその際に究明したいと思います。

道保川から取水した用水路付近の風景
コンクリート桝付近から南を見ました。左側がコンクリート桝、右側に鳩川が流れています。道保川から引いた水の一部はコンクリート桝から直進しどこかの田んぼへ向かっているかも知れませんね。

道保川・泉橋上流
さて道草をしましたが、道保川に戻ります。泉橋上流右岸から見た道保川です。

道保川
高水敷に設けた遊歩道を歩きます。藤の花が盛りでした。

道保川の蛇籠護岸
左岸は蛇籠護岸です。

道保川
生き物と人に配慮した傾斜護岸です。道保川の水に親しめます。

道保川・玉石護岸とブロック護岸
左岸はブロック、右岸は玉石護岸です。玉石の隙間をセメントで固めてないので生き物にとっては好環境でしょうね。湧水も流入し易いと思います。左岸側の森は大昔に相模川が作った河岸段丘崖(相模原段丘崖)です。

道保川・松原橋水位観測局
厚木土木事務所津久井治水センター松原橋水位観測局です。水位データは右欄サイド―バー「神奈川県雨量水位情報」で見られます。
道保川は神奈川県が管理する一級河川です。(古山暗渠上流端から鳩川合流点まで、一部相模原市管理)

道保川・大正橋上流
大正坂橋上流では左岸に崖の森が迫っています。崖の上は相模横山台地(相模原段丘面)で道保川は相模原段丘崖の縁に沿って流れています。

道保川・木造人道橋
道保川に架かる木造の人道橋。崖の上下を行き交いする生活道路ですね。段丘崖の上に麻溝公園競技場があります。

道保川
段丘崖の縁を流れる道保川。左岸は自然のままです。

道保川・相模原市南区麻溝
左岸で護岸改修工事を行っていました。蛇籠護岸は段丘崖からの湧水を受け入れ易いですね。

県道52号線下原信号付近の道路標識
県道52号線手前の道路標識。上溝、道保川公園方面へ向かって歩いています。旧フィッシングパーク手前まで来ました。

途中ですが次回「其の387」へ続きます。

道保川河口の位置です。

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