
大山詣での表玄関、小田急線伊勢原駅前の大鳥居です。柱に金文字で「大山阿夫利神社 関東総鎮護」。
昨年から今年にかけて相模原市立博物館のFWに参加し、柏尾通り大山道を歩きました。戸塚の大山不動堂から大山阿夫利神社下社まで完歩したのですが、時間の関係で大山寺は通過となりました。今一達成感がなく気になっていたので「大山不動さん」を一人で参拝してきました。

伊勢原駅から大山ケーブル行きバスに乗り終点下車。終点からほど近いこま参道入口です。


こま参道です。階段と踊り場の繰り返しで都合362段の階段を上ります。路面に書かれたこまの絵で踊り場の数を示しています。下の写真は20か所目の踊り場。

こま参道制覇!!362段を上りきると右側が大山ケーブル駅です。

大山ケーブルは利用しないので直進します。大山寺の大看板が迎えてくれました。
関東三十六不動札所 第一番霊場 雨降山大山寺
惹句は家内安全、商売繁盛、交通安全、癌封じ。ほかにもいっぱいありますよ!

階段を上るとまたまた階段です。階段を上り右手へ進むと男坂で大山阿夫利神社下社まで30分。直進は女坂で下社まで40分、大山寺まで20分の道程です。

女坂参道に入りました。また上り階段です。女坂と侮るなかれ。山登りですからね。

これは女坂の七不思議その一「弘法の水」。弘法大師が岩に杖を突いたらその跡から清水がこんこんと湧き出たと言う。
ただもくもくと歩くだけの一人旅、七不思議を探しながら登っていきます。


女坂の七不思議その二「子育て地蔵」と案内板。


砂防堰堤と沢沿いの階段。女坂は沢沿いの参道です。一方の男坂は尾根道です。私は以前無謀にも大山阿夫利神社下社から男坂を下り、膝に痛みが来てエライ目に遭いました。


女坂の七不思議その三「爪切り地蔵」。

女坂の七不思議その四「逆さ菩提樹」。上が太くて下が細く、逆さに生えたように見えることから。現在は二代目。


女坂沿いの龍神堂(八大堂)と案内板。ここは大山寺境内に入っています。しかしまだこれから階段が続きます。

大山寺の真下に到着。階段を上ったところが大山寺本堂です。


大山寺に到着です。金文字で大山寺。日の丸を掲げ、本日御開帳日の看板が目立ちます。毎月8、18、28日が御開帳日です。ちょうど本堂で御護摩祈祷が行われていて祈祷の声がスピーカーから流れていました。
本堂に昇殿し、参拝しましたが本堂内が暗くてお不動さんのお姿をよく拝観できなかったのが心残り。カメラを向けることは禁止されています。

ご浄財金の案内。大山寺は昔から檀家のまったくないお寺だそうです。

これがご本尊です。(大山ケーブル駅前の案内板より)
大山道を旅すると要所に石造りの不動明王坐像を載せた大山道道標が立っています。その大元がこのご本尊です。
雨降山大山寺HPには
不動明王は心をこめて参拝する人々に、わけ隔てなく現世の悩み、苦難を助けてくださる仏様なので、本堂にて一心に願い事を祈ってください。
とあり誠に心強く有難い仏様ですね・・・。
大山寺は真言宗大覚寺派の寺院です。お寺の歴史、ご本尊など詳細はHPをご覧ください。

本堂前の伊勢原市教育委員会案内板です。要点を記します。
国指定重要文化財 鉄造不動明王及二童子像
昭和三年八月一七日指定
・大山寺の本尊 不動明王像を中心に両脇侍像の三尊像。
・不動明王像は右手に宝剣、左手に羂索をもって座る。
・像高は97.7cm 鎌倉時代中期の作、鉄で鋳られた鉄仏。
・本殿奥の奉安殿に安置されている。
(伊勢原市教育委員会案内板より抜粋)

帰りは赤い橋を渡りケーブル大山寺駅へ向かいました。歩いて3分ほどです。

大山ケーブルに乗車。女坂を徒歩で下るとたぶん膝に来るので予定の行動です。

おしまいに金文字の雨降山大山寺御朱印です。
大山寺の位置です。
情報ボタンから陰影起伏図に切り替えできます。
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